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個人主義

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2018-12

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Antelope Isochrone OCX 再評価

 Antelope Isochrone OCXを入手したのは、去年の7月である。当時のインプレでは、あまり大きな効果は感じ取れなかった。それは、当時のDAコンバーター側にクロック入力がないせいだと考えていた。
 dCS Elgarを導入した今は、きっと効果があるに違いない。そう期待した。しかしちょっと待て、ケーブルはstereovox HDXVが1本あるだけである。OCXとFF400、Elgarは、同じケーブル2本でつなぎたい。さてさて、生産完了となってしまったこのケーブル、どこかに出てないかな、と探したらあったあった。usedcable.comである。Fedexの送料を入れたら結構高くついてしまったがしょーがない。

 stereovox HDXVが2本揃った日、さっそくOCXを再評価しよー。外部クロックなしで聴いてから、OCXをFF400とElgarにつないだ。Elgarのクロックの設定をMasterからSlaveに変えようとしたら、既にSlaveになっていた。ありゃ、FF400のクロックで聴いていたってことか。ま、いいや、このまま続行。
 おー、高解像度の音になった。ちょっと前に嘆いた失くしてしまった微弱音も、ちょうどよい程度に戻ってきた。こころなしか若干上方に定位するのは、たぶん高域部分のニジミがなくなりフォーカスが合い、その分密度が濃くなったせいだろう。

 結構な音質向上に満足できたのだ。残るはElgar導入の最大の目的、ハイビット/ハイサンプリングの曲の検証である。楽しみになってきたゾ!


後日追記
 Elgerのクロックセッティングは、SlaveではSPDIFのクロックを使用するということで、やはりFF400に合っていたのだ。外部クロックはSyncにセットしないといけないのであった。勘違い。
 Syncにセットすると、雑味がなく、よりクリアな音となった。これこれっ。

dCS Elgar plus

 やばいっ!手ごろなElgarの中古は当分出ないだろう、そうタカを括ってオーディオの他に値の張る買い物をしてしまったのだ。つい先月のことだ。しかし、中古の出物をお願いしていたdearaudioの店長から、入荷したとの不意を突くメールが飛び込んできた。うーん、どーしよー、とりあえず自宅試聴が可能か問い合わせたところ、快く送っていただいた。いただいてみた。みてしまった。

dCS Elgar Case 届いたのはPAなどの運搬に使用するような無骨なトランク。そーかー、Elgarも業務用だったのかぁ。
 早速音を聴いてみたい気持ちをグッと堪えて、通電して夜まで待った。天板触ったら冷え冷えとしてたからねー。暖めないと。


 夜、さて聴いてみよう。比較するのは、Mark Levinson No390SLのDAC部である。トランスポート部は、DELL ノートPC + RME Fireface 400、再生ソフトはFrieve Audioを使用する。チェック曲は、いつもの「綾戸智絵 / LIVE!」と「LaShell Griffin / Free」。
 「綾戸/LIVE!」冒頭の客席の喧騒は、音が細かくなり、奥行きがよりはっきり分かるようになったか。ピアノの音が柔らかい。おーっ!dCSの音がする。繊細で柔らかく、その場に音をそっと置くようなやさしい鳴り方である。思わずニヤッとしてしまった。これぞ芸術品だ。我が家でdCSの音が鳴っているのだ。
 が、しかし、である。諸手を挙げてバンザイかというと、そうでもないだろう。綾戸の引くピアノの力強さが薄れてしまっている。パワフルな綾戸の声もなんだか優しくなって、2~3歩ほど奥に引っ込んでしまった。
 LaShellはどうだろう、と次のチェック曲を聴き始めてすぐだ。バイオリンの弦の響きがなんとも美しいではないか。これが本当のバイオリンなのかー、と思ってしまった。今までリアルなバイオリンの音と思ってシステムをチューニングしてきた音は、実は偽物だったのかナと思ってしまう。考えてみると、今まで追求していた音は、バイオリンの演奏のPAの音だったのかもしれないなぁ。ヘタなPAの音を聴いて、我が家のオーディオをヘタなPA並みのシステムにしてしまっていたのかもしれない。うーむ、どーなんだぁー。いずれにしてもこのElgarの弦の音は素晴らしい。
 No390SLがまったく劣っているわけではないだろう。ジャズをメインで聴く人や管楽器が好きな人には、No390SLはElgarにはない十分な魅力を持っていると思われる。音の張り、力強さ、元気のよさ、押し出し、鳴りっぷりは、No390SLの方が上だ。私は弦が好きなので、Elgarの音の方がタイプのようなんだけどね。

dCS Elgar plus 我が家のラックにしっかりと収まってしまったdCS Elgar plus。まるでElgarのために空けておいたスペースのようにシックリとくる。気がする。"気がする"ことが大事なのだ。

 私がElgarを求めた理由は、まだ他にもある。それはまた後日。



 えーっと、金策は、っと。



ハイエンドショウ トウキョウ 2008

 毎度々々ショウのたびに仕事を早めに切り上げられるほど、世の中甘くはない。10/10の金曜日は、夕方から打合せを入れられて、あげくの果てに終了時間をズルズルと延ばされてしまった。「コイツに金曜の夜の予定などあるワケない」とか思われたんだろうか。いいさいいさ、こんなこともあるさ。
 土曜は予定があったので、本日日曜日、毎週のノルマであるチャリ100kmをこなした後に行ってきた。おーっ!我ながら何てパワフルなんだ。でも、地下鉄の階段が辛すぎて、泣きそうになったヨ。"○寄りの○○水"だったかも。
 速報性さえも失った私のショウの感想は、ますます価値が感じられないものになるだろう。なんてことを考えてたら、記事を書くモチベーションが沸いてこない。まぁ己のための記録と思って書くことにしよう。


 いくつかの出展では小型スピーカーのデモが行なわれていた。共通しているのは、低音が強調された曲をかけて、小径ウーファーが想像を超える豊かな低域を表現する様を聴かせようとすること。2~3年前は驚いてたけど、何度も何社も聴いていると、その低域の質に関心が向いてくる。豊かな表現力はやはり大口径のウーファーには敵わないし、なんだか大味な低域を大音量でごまかしているだけな気がして、いただけないなぁ。なんて思ってしまった。
 そんな中、「このスピーカーは弦の音にその真価を発揮する」と明確に言い切り、アコギの曲をかけていたパシフィックオーディオのデモに足が止まった。ASW GENIUS 100である。ついつい切れの良いリアルな弦の調べに聴き惚れてしまった。続いての曲はウッドベースが入った女性ボーカルもの。ウッドベースの音はちょっとダンゴな気がしたが、女性ボーカルに含まれる豊かな低域の成分は、そのド迫力に驚いた。こりゃいいかも。3曲目のジャズのハイハットの音で、高域の力強さも確認。ふと気が付くと前の席には、何人かの若いおにーちゃん達が食い入るようにデモを聴いている。これは珍しい光景なんじゃないだろーか。ガンバレー、若人!オーディオの未来を頼んだゾーっ!!って、私もまだまだ引退する気はないけど。
 パシフィックオーディオは、デモンストレーターの選曲のよさが、このGENIUS 100の素性のよさを引き立たせたと言えるだろう。少なくとも私の心には、かなーり刺さったのだ。

 春のハイエンドショウでは、やたらと大音量で鳴らしていた逸品館。今回は、一部屋を占有し、高級な機器を大量に並べてデモを行っていた。春とは比べ物にならないくらいにハイエンドな音をさせていた。やればできるじゃん。スピーカーは私の苦手なSonus faberのCremona elipsaかな。うんうん、悪くない音だ。続いてかけた曲は、ソナスが不得手とされるビックバンドジャズ。う~ん・・・オモチャノラッパカトオモタヨ。
 しかし、逸品館のこの力の入れようは何だろう。東京進出でも狙っているのかな。

 隣の部屋では、デジタルドメインがCabasseの展示。巨大な黒い目玉親父のようなLa Sphereのデモを聴いた。クラシックである。スケールの大きな音である。以前の私は、クラシックのデモをまじめに聴くことは少なかった。聴き所が分からないのである。少しはクラシックを聴くようになった最近の私は、ジャズとクラシックの聴き所が違うことは分かってきた。でもやっぱり、クラシックはどこをどう判断すればいいのかよく分からないのであった。オソマツ。

 オンキョーでは、フロア型の大きなスピーカーを参考出品していた。音を聴いた。豊かでふくよかな鳴り方である。美しい音である。可能性を感じた。
 一部屋占有の音元出版は、TAD Reference Oneが鳴っていた。以前、どこかで聴いたTADは十分にドライブされていない印象だったが、ここでは余裕のある鳴り方である。アンプを見ると金色だ。どうやらアキュフェーズのようだ。音は、豊かで深みがあり、大変美しい。悪く言うと、キレがなく、音像に締りがない。あ、やっぱりドライブされていないのかな?
 ネットワークジャパンでは、今年もquadral TITANである。前述の2つの日本製の大型スピーカーは、どうも豊かな鳴り方が得意なようなのだが、締まりは苦手なようである。打って変わってこのTITANは、非常にハイスピードで締りがある。しかし、金属コーンはどうしても硬質な金属的な音になってしまう。楽器の木の響きとはちと違う。日本製のスピーカーとは対照的なのだなぁ、と感じた次第である。

 アース ヴィヴェンディで、木目のエンクロージャーが大変美しいスピーカーを見つけてしまった。Consequence AudioのThe Corelliというらしい。インテリアとして、我が家に置いてみたいと思った。音を聴くことができた。ピアノの響きが甘く美しい。美音系のスピーカーのようだ。

 最後に微かな期待を抱いてロッキー インターナショナルの部屋に。JM Labの新Utopiaは置いてなかった。残念。

 他にもいくつものデモを聴いた。なんとか印象を残そうと頑張った。よい音で鳴っていたことは確かである。でも、記録に残すほどの印象は得られなかったようだ。
 残念なのは、今回もLansche Audioのコロナプラズマ・イオン・トゥイータの音を聴けなかったこと。縁がないんだね。

2008東京インターナショナルオーディオショウ

 ショウのレポートは、速報性に価値があるだろう。しかし、私の感想に価値があるのかは、大いに疑問だ。などと前回まで思っていた私は、とんだ思い上がりだ。私の記事に価値があるハズがない。「ふ~ん、そんなふうに感じるヤツもいるのか」くらいに思われるのが関の山。今回も遠慮なく悪口、嫌われ口をタタこう。

 今回は1フロアー増えていて、7Fから下っていった。増えたといっても7Fは2社だけだ。

◆デノンコンシューマーマーケティング
 DALI Helicon 800 MkIIが鳴っていた。Heliconは嫌いなスピーカーではない。素直なよい音のする、コストパフォーマンスの高いスピーカーだと思う。でも、それだけだな。

◆マッキントッシュ・ジャパン
 Snell Illusion A7というスピーカーがあった。でもしばらく待っても音楽は聴こえてこないのだった。時間の無駄だ。次いこ。

◆エソテリック
 ドアを入ると、Avantgardeからのピアノの音が鳴り止むところだった。Avantgardeで管楽器以外の曲をかけているなんて、めずらしいなぁ。部屋の中はほぼ満員。期待して待っていると、評論家のじーちゃんが長々と話しをしていて、なかなか曲をかけてくれる気配がない。私は話しを聞きにきたのではない。次いこ。

◆リンジャパン
 今年のリンは2部屋だ。左の部屋ではLINN AKURATE DSで曲をかけていた。LINNGUIというPCの操作画面を見た。なかなかシンプルでスマートである。かけられていた曲は、「Eagles / Hell Freezes Over」の「Desperado」だ。あれ?こんなにボーカルの音像の大きな曲だったっけ?
 右の部屋では、講演が行われていて、人がいっぱいで入れなかったのだ。今年のLINNは、一味違うようだ。

◆アブサートロン
 んー、失念っ!面目ない。入室したときにスピーカーの入れ替えを行っていて、TANNOYを鳴らそうとしていたので、そのまま出てきてしまったのがここだったかな?

◆ナスペック
 今年もJoseph Audio PearlをdarTZeelのプリパワーNHB-18 NS、NHB-108 model oneで鳴らしていた。CDPはnorth star designのようだった。曲がかけられると、なんと「Desperado」のピアノのイントロが。偶然だなぁ。ボーカルが入ってくると、一聴で日本人とわかる女性シンガーである。あ、「藤田恵美 / Camomile Best Audio」ね。
 Joseph AudioとdarTZeelの組み合わせは、今年もSN比の高い、冷たく澄んだ湖の音である。素晴らしいのだが、ボーカルがちと冷たすぎる。
 この部屋は、今年も時間があったら後でまた来よう。

◆今井商事
 ALR/JORDANのClassic 1という小型スピーカーで石原裕次郎をかけていた。サックスのしぶーい曲である。11.5cmウーファーの9万円のスピーカーである。余裕の低音だ。買ってもいいかも。

◆アイシン高丘
 TAOC FC3000かな。台形のブックシェルフである。部屋に入ったら、いきなり「藤田恵美 / Desperado」、ウケルー(柳原可奈子風)。ちょうどいいからJoseph Audioと聴き比べる。うーんと、低域が足りない分、ボーカルがクールに、淡々と聴こえる。やっぱり、ボーカルの温かみは低域が補っているのだなぁ。

◆大場商事
 AVALON ISISの横で、外国人が講演していた。どうやらジェフ・ローランド氏のようだ。同じ講演でも、製作者のお話しは傾聴してもよいだろう。と、しばらく聞いていたが、やはり曲をかける気配がない。残念、時間があったらまた来よう。

◆DYNAUDIO JAPAN
 おっと、ブックシェルフだなぁ。Excite X16かな。DYNAUDIOらしい魅力的な中域だが、このサイズのスピーカーは、深く追求する気はないのだ。

◆アッカ
 やっぱりここはYG Acousticsだ。上流はLINDEMANNで揃えているようだ。相変わらずSN比が高く、ハイスピードで、混じり気のない音である。やや味気ないほどすっぴんな音だと感じてしまうかもしれない。

◆オルトフォンジャパン
 ortofonブランドのスピーカーだよね。Kailas 7である。1本11万らしい。30cmダブルウーファーの、立派なフロア型である。安いゾ。

◆ノア
 今年もノアは2部屋。JM Labはもういないのに。
 左の部屋に入る。sonus faberのブックシェルフが鳴っていた。小さいくせに、音にソナス特有の濁りがありやがる。
 右の部屋に入る。Stradivari palladioという限定スピーカーのようだ。このクラスになると、さすがに特有な濁りは耳につかないようだ。かといって、好みの音ではない。

 しかし、今年はどの部屋も人が多い。特に講演を行っている部屋は満杯である。オーディオファンが増加しているってのはホントなんだなぁ。ガンバレー、みんな!!ガンバレー、おれ!?

◆フューレンコーディネート
 PIEGAである。私はPIEGAを少し誤解していたかもしれない。ELACのような元気なハイスピードだけど硬い音だと思っていたのだが、意外にゆったりした余裕な鳴り方を聴いて、ちょっと見直した。TC30Xという、上から2番目のモデルかな?

◆マランツコンシューマーマーケティング
 B&W Signature Diamondがある。これって、もう限定生産が終了なんじゃなかったっけ。講演をやっていたので、大人しく後ろに立つ。やっぱりここでもなかなか曲が聴けない。出る。

◆CEC
 鳴っていたのは、Vienna Acousticsのスピーカーだったか。残念なことに定在波がひどかった。ここは、他よりかなり狭い部屋である。

◆ハーマンインターナショナル
 ここも2部屋。左の部屋は講演で人がいっぱい。よく見えないがJBL Project EVEREST DD66000を鳴らしているらしい。ま、興味はないし、入れないし。
 右の部屋。ここにも"JBL"の赤い旗が。なぁーんだ。と思ったのだが、なんだかバイオリンの音が心を打つ。あれ?JBLからこんな音がするハズがない。よく聴いてみたが、確かに我が家のオーディオに近い、バイオリンの濃い音がするのだ。
 今年はじめて、椅子に腰を下ろした。上流はMark Levinsonだ。CDPは我が家と同じNo390SL。私の馴染みのある音がするのは、このせいもあるだろう。それにしても、レンジが広いのにもかかわらず、中域の厚い、しっかりした音である。この秋のJBLの新スピーカー、TSシリーズとのこと。ホーンは使われていない。コーンは金属製のようなのだが、金属特有の音の硬さがない。ピアノ、弦、ボーカル、どれも私好みの濃く厚い音である。おーっ!
 ここでスピーカーの交代。なんと今まで鳴っていたのは、ブックシェルフのTS600。次に20cmダブルウーファーのTS8000である。さすがに余裕のある音である。TS600でも不自然さはまったく感じなかったのであるが、TS8000にすると、そこにずっしりとしたピアノの実体があるように感じるのである。人の肉体の重さを感じるのである。どこで重さを感じるのかって?耳だよ、ミーミ。
 それにしても、見直したゾ、JBL。

◆エレクトリ
 PASSのスピーカーだ。SR-1という新製品のようだ。パワーも当然PASSのモノアンプ。濃いけどスッキリした音だね。ん?矛盾してるかな。

◆アキュフェーズ
 JBLのDD660000だが、ここはそれより上の機器を聴かないと意味がない。と自分に言い聞かせたのだが、ホーンスピーカーからピアノやら弦の音やらを聴かせられちゃー、それ以上そこに留まる気になれないのだ。

◆ラックスマン
 うーんと、ステージの近くまで行って、スピーカーのブランドを読み取った覚えはあるのだ。ついでに横目でパワーアンプがLUXMAN B-1000fであることも確認した。でも忘れてしまったのだ。早々に出てきてしまったしなぁ。面目ない。

 今年のオーディオショウは、なんか物足りない気がするのだ。なんだろーなー、と考えたのだが、どうやら魅力的なスピーカーがあまりないせいではないかと考えた。

◆ステラヴォックスジャパン/ゼファン
 部屋に入った瞬間、なにやらいい音がするのに気が付いた。またあのGOLDMUNDのロボットのようなスピーカーだろうか。近付いてみたら、なんとVIVID Audio G1 GIYAである。G1 GIYAの脇にはフロア型スピーカーほどもあるGOLDMUND TEROS 5000が寄り添う。後方にはスクリーンがあり、オーケストラの演奏する映像が。右上に"BS hi"のロゴが。たぶんBSデジタル放送をBDで録画したものであろう。
 とにかく、美しい音がしているのだ。大編成のオーケストラなのに、楽器のひとつひとつが浮き上がる。そして、ツルツルとしたキメの細かい美しい響き。あっ、ツルツルという表現は、その昔FM Acousticsを聴いたときにも使ったのだ。そう、FMのような麻薬的な音なのかもしれない。
 いやー、よいものを聴いた。来てよかった。残念ながらG1 GIYAのデモは、その1曲で終わってしまったのだ。しかし、満足なのである。そのとき司会が、こう告げた「引き続き、となりのステージでピュアのデモを行います」。え"-ん、うれしーよー。なんとAudioMasina The PURE Systemを続けて聴くことができるのだ。プリ・パワーは、Violaの新製品である。
 最初はオーケストラ。不思議な鳴り方である。遠く後方に音が展開する。まるでスピーカーに位置に音のプロジェクターがあって、後方に投影しているかのように聴こえるのである。大変スケールの大きな音だ。スピーカーの存在を忘れてしまう。ふしぎーっ。
 続いて、ボーカルもの。あー、こりゃちょっと違うかな。同じように後方に大きく投影されるのであるが、バストアップの、どアップの巨大な音像がそこにあった。オーケストラ向けと思ったほうがよいかも。
 しかし、2つとも素晴らしいスピーカーであった。今年も来てホントによかったのだ。

TIAS2008 ここで、今年のステラの粗品である。GOLDMUNDのロゴ入りのマウスパッドか、CDソフトケースか、ハンドタオルの選択である。私は前2つは持っているので、ハンドタオルをいただいた。これが一番使えるかも。

◆エイ・アンド・エム
 なんとこんなところにDYNAUDIO Sapphireが。去年よりノビノビと鳴っていた。去年はエージングが足りなかったんだね。
 エイ・アンド・エムの取扱い製品は、とーってもメカニカルなレコードプレーヤーである。こーゆーの好きなの、ワカル。

◆スキャンテック販売
 去年と同じくSONICSのスピーカー。よい音なのは分かるが、さきほどのG1とPUREの印象が強すぎて、平凡に感じてしまう。

◆ユキム
 ELACの元気な音。かけていた曲のせいもあるだろうが、ホントに元気が出る音である。しかし、やっぱちょっと硬いなー。

◆アクシス
 おー、ここにも注目のスピーカーが。Kharma Grand Ceramiqe Midi 1.0である。プリ・パワーは、Ayreである。椅子に座ってしばらく待っていると、鉄琴・木琴のパッフェルベル・カノンがかかった。私は、鉄琴・木琴の音は、どんなスピーカーで聴いても良い音に感じてしまうので、この曲では良し悪しの判断は避けておこう。
 ステージの横には、今回の冒頭、エソテリックで話していた評論家のじーちゃんがどっかと椅子に座って、関係者らしき人と話している。このじーちゃん、10分も前にここでの講演を終わっているハズ。そこで話しされてると、ジャマなんだけどなー。まー、大御所のじーちゃんらしいから、しょーがないか。私は評論家の話しはあまり聞かないし、読んだりもしないのだ。
 Kharmaには続いて、クラシックとジャズがかかった。鋭角なところがなく、耳当たりのよい音である。そのせいか、分離はあまりよくないかも。奥行きも感じられない。んー、これもやっぱりG1、PUREの影響が残っているせいなのか。


 ここで時間切れ。今年は2回目の巡回はできなかった。しかしもう、おなかイッパイなのだー。満足、マンゾー。



NBS Black Label II Digital RCA

 PCオーディオにしてから、どうもバランスが分からなくなってしまった。DAコンバーター以降のアナログ機器やアクセサリーの類は、それなりにオーディオ的なグレードを揃えてきたつもりである。しかし、DACより前のPC等のデジタル機器類は、金額的に言うと一桁~二桁安い。機器はまぁいいとしよう。選択肢が限定されているし、なにより安くてもよい音がするのだから。しかし、ケーブルはどうだろう。いつまでも付属のケーブルではイカンだろう。高額なケーブルをあてがえば、それなりによい音になるだろうが、後段のオーディオグレードにどこまで合わせればよいのだろうか。そのバランスが分からないのだ。うーん・・・

NBS Black Label II Digital RCA とか思っていたら、なんとNBS Black Label II Digital RCAがこんなところにっ! どぉーしとぅぁんだぁー、これはー。
 編みこみの皮膜に包まれた、太くてゴツくて硬くて曲げにくいケーブルだが、両端のプラグに近い部分は細くなっていて曲げやすい構造だ。まさにBlack Label IIだっ!! とっとと聴いてみることにしよう。

 使用する場所はRME Fireface 400とMark Levinson No390SLの間。現状は、Synergistic Research Designers' Reference RCAが入っている。
 チェック音源は「LaShell Griffin / Free」7曲目「Rise」と11曲目「Better Days」のWAVとする。まずは、Designers' Referenceで聴いてからBlack Label IIに換える。

 ピアノ、ウィンドチャイム、ハイハットの後、ボーカルが入る。ボーカルの声を聴いたとたんに、眉間から力がすーっと抜けて、肩が軽くなった。なんだかホッと気持ちが安らいだのである。どうしたことだろう。
 どうやら中域がとても自然に鳴りだしたようなのである。高域のキリキリとしたところがなくなって、とても聴きやすくなった。聴いていて楽しくなったのである。んっ?ひょっとして、解像度が失われたのだろうか。いや、続く弦の音は、変わらずに鋭さを保っている。しかし同時に甘さも携えているのだ。おーっ。
 ベースが入ってくると、だんだん分かってきた。今まで誇張されたような低域のアタック感は柔らかくなり、まわりの楽器と調和のとれた音になる。
 どうやら、現状のDesigners' Referenceは、高域と低域を強調するケーブルであったのではないだろうか。そう言えばSynergisticのケーブルをドーピングされた音と表現した方もいたなぁ。カマボコ型のシステムに合わせるなら、最適な選択肢となるであろう。しかし、フラットなレンジ特性を持つシステムでは、Designers' Referenceはやや恣意的な音になってしまうかもしれない。そう考えると、我が家のシステムには、Black Label IIの方が合うのかもしれない。
 だが、いまひとつ自信が持てなかったりするのだ。どちらの長所にも魅力を感じるのだ。完全に白黒をつけ難いのである。うーん、とりあえず今はBlack Label IIの勝ちとしておこうか。

 比較試聴を終えて、Black Label IIのまま「ビバルディ / 調和の霊感」を聴いた。なんと!バイオリンの音に甘美な響きが戻ってきた。
 PCオーディオにして、唯一の不満点がこのバイオリンの音であった。音像は細くなり、切れるような鋭い音になってしまった。硬質で、感動できる音ではなくなってしまった。私が苦労してチューニングしてきた力強く濃密な音、目の前で演奏を聴いているような音は失われてしまったのだ。
 それが戻ってきたのである。いやいや、以前と瓜二つというわけではないようだ。力強さは以前よりは若干劣るか。しかし、瑞々しく甘い響きは増している。うーん、素晴らしい。しばらく聴きほれてしまった。

 「音楽が楽しく聴こえる」、オーディオのそういう感想を耳にすると、私はいつも「なんて当たり前で、ワケわからんインプレなんだろう」と思う。しかし、今回はそう表現するのがふさわしいようだ。Black Label IIは、音楽をとても楽しく聴かせてくれるのだ。


 あっ、バランスはどうするんだっけ・・・


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プロフィール

へい。

Author:へい。
 オーディオ歴ははや10年。いくら年数を重ねても、やってることは初級者の域を出ないようだ。このブログはオーディオ関連のインプレ集なのだ。
※ご注意:私は、オーディオで音楽を聴くたびに、毎回感動したり驚いたりする。だからといって、我が家のオーディオが飛び抜けていい音をさせているワケではないし、なにか特別な機器・アクセサリーを使っているワケでもない。ブログをよく読んでいただければ、短所も明記されているのが分かるハズだ。どうか、美しい誤解をされませんように。

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