スピーカー試聴:Wilson Audio System 8
いつものショップ、通称「ガード下」へ。目当ては、先週よりデモされている Wilson System 8 ですとも。
構成は次のとおり。
Antelope Audio OCX
↓
Esoteric P-03
↓
Esoteric D-03
↓
BAT VK-51SE
↓
Classe CA-M400
↓
Wilson Audio System 8
第一印象は、Wilsonらしい、繊細で、冷たく、硬質な音。Esoteric P-03、D-03が輪をかけて硬く冷たくしている。しかし、店長の言うには、System 7はもっとピンポイントに定位する鳴り方であったのに、普通のSPに近くなってしまった、とのこと。確かに、以前聴いたSystem 7は、もっともっと線の細い鳴り方で、SPの間から1ミリもはみ出さないような、生真面目さを感じた気がする。このSystem 8は、それに比べると若干ユルメかも。
しばらく聴いていると他の特徴も耳についてきた。まずは、やっぱりツィーターだ。我が家のベリリウムツィーターに慣れた耳には、なんとも薄い金属的な音だ。中域、中高域とは、明らかに異質な音、違和感のある軽薄な鳴り方だ。私にとっては、これだけで選択肢から外れてしまう。
次に気が付いたのは低域。エージング途中のウーファーの音をどうこう言うのは、フェアじゃないだろう。でも気が付いてしまったから、書いてしまおう。ピアノが中域から上で鳴っていのだ。低域の成分が聴こえてこない。上っツラだけで鳴っているような、よそよそしい音。心には響かない。20cmというウーファーの口径の影響もあるだろうか。弟分のSophia 2は、25cmウーファーなのにね。中域と低域が分離してしまい、低音がモゴモゴ言ってるのは、完全にエージング不足のせいであろうから、不問にしとこう。
ここで、例によってアクセサリーの交換。電源ケーブルをMITからNBSへ。
中域に色気が出てきた。低域成分が若干増え、音の厚みが増した。ベースの中低域の音も張りが出て、モゴモゴしてたのが少しは滑舌がよくなった。なんと高域も厚みが出て、軽薄さが改善されて聴こえる。
NBSはミッドローの厚さに特徴がある。実はMITの方が最低域は出ていて、描写も細かいが、オーケストラでないと、なかなか気が付きにくい。また、MITは高域においても描写が細かいのだが、その分エネルギー感が薄くなってしまう。とは、店長のありがたい解説。
突然、ふと悟ってしまった。我が家は解像度を犠牲にしてしまったかも。Current Cableのことである。
ツィーターも、ウーファーも、ツッコミどころの目立ったSystem 8であった。まぁ、生まれたばかりのSPなので、長い目で見てあげよう。と、オーディオ歴4年目にして、少しは心の余裕が出てきたワタシであった。
試聴後の雑談であったが、ClasseのパワーアンプOmegaは、すごかったらしい。ベースが足元にピンポイントで定位するんだとか。おっと、Omega狙いのライバルを増やしてしまうかな。いやいや、みんなで買ってOmegaの国内流通を増やして、ダレカワタシニチュウコヲユズッテクダサイ。
構成は次のとおり。
Antelope Audio OCX
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Esoteric P-03
↓
Esoteric D-03
↓
BAT VK-51SE
↓
Classe CA-M400
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Wilson Audio System 8
第一印象は、Wilsonらしい、繊細で、冷たく、硬質な音。Esoteric P-03、D-03が輪をかけて硬く冷たくしている。しかし、店長の言うには、System 7はもっとピンポイントに定位する鳴り方であったのに、普通のSPに近くなってしまった、とのこと。確かに、以前聴いたSystem 7は、もっともっと線の細い鳴り方で、SPの間から1ミリもはみ出さないような、生真面目さを感じた気がする。このSystem 8は、それに比べると若干ユルメかも。
しばらく聴いていると他の特徴も耳についてきた。まずは、やっぱりツィーターだ。我が家のベリリウムツィーターに慣れた耳には、なんとも薄い金属的な音だ。中域、中高域とは、明らかに異質な音、違和感のある軽薄な鳴り方だ。私にとっては、これだけで選択肢から外れてしまう。
次に気が付いたのは低域。エージング途中のウーファーの音をどうこう言うのは、フェアじゃないだろう。でも気が付いてしまったから、書いてしまおう。ピアノが中域から上で鳴っていのだ。低域の成分が聴こえてこない。上っツラだけで鳴っているような、よそよそしい音。心には響かない。20cmというウーファーの口径の影響もあるだろうか。弟分のSophia 2は、25cmウーファーなのにね。中域と低域が分離してしまい、低音がモゴモゴ言ってるのは、完全にエージング不足のせいであろうから、不問にしとこう。
ここで、例によってアクセサリーの交換。電源ケーブルをMITからNBSへ。
中域に色気が出てきた。低域成分が若干増え、音の厚みが増した。ベースの中低域の音も張りが出て、モゴモゴしてたのが少しは滑舌がよくなった。なんと高域も厚みが出て、軽薄さが改善されて聴こえる。
NBSはミッドローの厚さに特徴がある。実はMITの方が最低域は出ていて、描写も細かいが、オーケストラでないと、なかなか気が付きにくい。また、MITは高域においても描写が細かいのだが、その分エネルギー感が薄くなってしまう。とは、店長のありがたい解説。
突然、ふと悟ってしまった。我が家は解像度を犠牲にしてしまったかも。Current Cableのことである。
ツィーターも、ウーファーも、ツッコミどころの目立ったSystem 8であった。まぁ、生まれたばかりのSPなので、長い目で見てあげよう。と、オーディオ歴4年目にして、少しは心の余裕が出てきたワタシであった。
試聴後の雑談であったが、ClasseのパワーアンプOmegaは、すごかったらしい。ベースが足元にピンポイントで定位するんだとか。おっと、Omega狙いのライバルを増やしてしまうかな。いやいや、みんなで買ってOmegaの国内流通を増やして、ダレカワタシニチュウコヲユズッテクダサイ。
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コメント
Ωは凄かったですよ。当方の環境だと、29dbのゲインは大きすぎるんですが、一歩早ければ購入してしまうところでした。
おー、聴かれたんですね。それはウラヤマシイ。私も是非聴いてみたかった。
中古の掘り出し物が出たら、MESSAさんとはライバルですね。頑張らねば。
中古の掘り出し物が出たら、MESSAさんとはライバルですね。頑張らねば。
801Dを軽々と鳴らすパワーは凄かったですよ。基本の音色はクラッセなので、パワーは有るけど柔らかいんですよね。いや恐ろしいアンプでした。一歩間違えば、40回払いで!って言ってましたよ(^_^;)
でも、へい。さんの思いっきりと行動力には絶対勝てませんのでご安心を(^^)/
でも、へい。さんの思いっきりと行動力には絶対勝てませんのでご安心を(^^)/
私に勝てないとは「金使いの無鉄砲さに」ってことですね。ご安心ください。長年貯めた貯蓄もそろそろ底が見えてきました。
でもオーディオのいいところは、一式揃えてしまえば、中古で売り払って買い替えれば、意外と安くグレードアップできるというところですね。
あ、間違えました。意外と安いわけないですね。十分高いです。感覚がズレまくってます。
でもオーディオのいいところは、一式揃えてしまえば、中古で売り払って買い替えれば、意外と安くグレードアップできるというところですね。
あ、間違えました。意外と安いわけないですね。十分高いです。感覚がズレまくってます。
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