FC2ブログ
 

 

個人主義

音楽 オーディオ CD/DVD 他

2019-08

Stealth Indra Amorphous XLR (2本目)

 1本だけでも最終目標を達成したと思っていたStealth Indra、2本目がなんと今手元にある。1本目を譲ってくれた方から、試聴のためにもう1本お借りしたのだ。実は1本目を安く譲っていただいた際も、2本目のお誘いを受けたのだが、次の理由からご辞退していた。

 (1)高額な買い物が続いたので出費を控えたかった
 (2)我が家のGoldmundのパワーアンプはバランス接続不可だと思っていた
 (3)同一ケーブル2本使いは個性が強調されて好ましくないと思っていた

 ところが、(1)はともかく、(2)は最近誤解だと気づいたので、(3)の疑いが払拭されていい結果が得られれば、これまた絶好のチャンスとばかり、またまた辛抱たまらず試聴のお願いをしてしまった。
 今回の2本目はプリ-パワー間、今のJPS Labs Superconductor2との比較となる。あれ、デジャブ!じゃなくて、偶然、いや当然1本目と同じ比較になってしまうのだ。
 チェックCDは「LaShell Griffin / Free」、「akiko / mood indigo」、それと「Sarah Brightman / harem」。

 まず「LaShell Griffin / Free」7曲目「Rise」。出だしのピアノの印象は、腰高で小ぶりになった感じ。低域の成分が減り、音像が小さくなった。これは、単純にSuperconductor2の影響が消えたためだと思う。続くウィンドチャイムがはっきりと聴き取れるのは、音が濃くなったせいか。その次にギター、ボーカル、ストリングス、コーラスと続くが、Indraの特徴と思っていた静寂性はそれほど感じられない。え~?Superconductor2が思いのほか優秀だったのか。そう言えば、Superconductor2を購入する際、私の中ではNo.2のStereovox BAL-600と比較したが、それほど大きく劣っているとは思わなかったなぁ。いや、レンジの広さと低域の力強さは、Superconductor2の方が勝っていた。これは弱った。Indraとの価格差ほどの優劣は感じられないということか?
 さらに聴いてゆく。10曲目「Faith」。予想通り、ベースの低音はゴリッとしたところがなくなって、迫力がなくなる。ボーカルのエコーの微弱音は、聴き取りやすい。音量が上がったわけではなく、音が濃くなったせいと感じる。このへんから、Indraの特徴を形作っている要素のひとつひとつが、何となく見え始めたような気がする。とりあえず高域はツルツルときめ細かく、ほんの少し余韻が長い。
 11曲目「Better Days」。この曲は不思議な曲で、高域を美音に彩る機器だと、催眠術にかかったようにウットリと聴き入ってしまう曲だ。過去にそのようになってしまったのは、Octave HP-500SEとFM Acoustics FM266だった。ひょっとしてIndraもか、と思ったがそこまではいかない。きっとIndraは色をつけないからだね。
 「akiko / mood indigo」3曲目「In The Afternoon」。この曲は1本目のIndraのときに、センターと左SPの間にビシッと定位し、クッキリと浮かび上がったギターを聴かせてくれた曲だ。しかし、この2本目では定位感には大きな変化はない。低域が失われてしまった分、何か空々しく、生々しさが薄れてしまったか。
 最後に念押しと思って聴いた「Sarah Brightman / harem」1曲目「Harem」で確信めいた印象を得た。Indraの特徴は、中高域の音の濃さ、それと無音とのコントラストだ。1本目のインプレッションで触れた特徴、『圧倒的な静寂性』とか、『音場の端の髪の毛一本まで描ききった感じ』とは、中高域の音を、音像を大きくせずに、高密度で色濃く発し、無音とのコントラストを高めることにより静寂性を印象付けること、また、音場の端に至るまで、微弱音をもカスレさせることなくしっかり聴かせることである。弱点は、低域の力強さに欠けるところにある・・・なんて言い切ってみた。当たらずしも遠からず、だと思うんだけどナ。

 さて、このような特徴を持つIndraに、果たして価格ほどの価値を認めることができるだろうか。幸い同一ケーブル2本使いにより、個性が強調されてしまったというマイナスの感じはない。低域の力感の弱さは、今後強化したいと思っている電源ケーブルで補えるハズだ。中高域の無音とのコントラスト、それもノンシールドの閉塞感のない、開放された空間を感じさせる抜けの良さを伴ったもの、これはこのケーブルでしか得られない。って、かなりプラシーボ入ってるかなぁ。
 一定レベルを超える製品は、ほんの少しの性能アップでも等比級数的に高価格となる。オーディオだけではなくて、割と一般的に言えることだよね。例えば自転車、重量9~8kgを切る軽量化を極めたロードバイクは、一気に数十万円になる。
 あとは財布との相談、って試聴をお願いした時点で、9割がた心は決まっていたような・・・あとは納得できるイイワケってことか。またひとつ自分自身への信頼を失いそうだ。


追記その一
 『静寂性』=『音と無音のコントラスト』という関係で説明してきたが、優秀録音といわれるCDをあれこれ聴いていると、また違う一面が感じられる。それは音と無音の『温度差』だ。
 音の温もりは、私が今までCDP、SP、PreAMPの選定で追求してきたものである。Indraの使用により、その求めてきた温もりが隅々までいきわたり、あたかも凍えた手先、足先に血が通い始めたかのごとく感じることができる。
 Indraはさらに無音部の冷たさと、その境界をクッキリと表現することで、温もりを立体的に浮き立たせる。まるで高原の美術館の屋外彫刻を観るかのように、ひんやりと爽やかな大気の中、広大な庭に立ち並ぶ、凛とした作品の数々を眺めているような、そんな気持ちにさせる。
 このケーブル、やっぱり手放せないゾ・・・

Stealth Indra 2
 Cadenzaに刺さった4本の白いケーブル。この光景を見てしまうと、他のケーブルを想像しようとしても、脳ミソがもう言うことを聞かない。ダダこねてるガキと同じかよ、オレ。


追記その二
 本日、ありがたく購入させていただいた。感謝。
スポンサーサイト



コメント

 もう一本はRCAに変わっていると思うのですが、両方ともneutrikコネクターだっだのでしょうか?バルハラACとか考えるなら、インドラTry出来るかなと妄想したので少し気になりました。neutrikとチタンコネクタの音の違いってどうなんでしょうね?ステルスはマイナーチェンジが多くて悩ましいですね(^_^;

MESSAさん
 意表をつく記事にコメントありがとうぎざいます。IndraのXLRは両方ともneutrikコネクターでしたが、RCAはtitaniumです。MESSAさんのお持ちのインコネと比較してもいですよ。

 それでは、お言葉に甘えてオーグラインのインコネ(XLR)を持参させていただきます(^^)/ 我が家では、バルハラに勝るとも劣らなかったので、インドラとの対決が楽しみです。でも、こういうパターンは返り討ちに遭うモノですよね(^_^;

 おー、オーグライン歓迎です。Indraが負けたら、一気にアンチStealthに走るかも。でも、バルハラとIndraは、キャラが全然違いますよ。楽しみにしてます。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hei30per.blog34.fc2.com/tb.php/57-226deeb8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

 

プロフィール

へい。

Author:へい。
 オーディオ歴ははや10年。いくら年数を重ねても、やってることは初級者の域を出ないようだ。このブログはオーディオ関連のインプレ集なのだ。
※ご注意:私は、オーディオで音楽を聴くたびに、毎回感動したり驚いたりする。だからといって、我が家のオーディオが飛び抜けていい音をさせているワケではないし、なにか特別な機器・アクセサリーを使っているワケでもない。ブログをよく読んでいただければ、短所も明記されているのが分かるハズだ。どうか、美しい誤解をされませんように。

オーディオ・メニュー


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

メールを送る

メールを送る 

My Yahoo!に追加

My Yahoo!に追加
Google

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する