個人主義

音楽 オーディオ CD/DVD 他

2017-09

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mp3バンザイ!

 倹約家の両親に育てられた私は・・・、あ、ウソ、貧乏人の小せがれだったヲレは、1998年頃にCDチェンジャー付きカーステレオ搭載の車を所有するまでは、CDを購入する習慣がなかった。それまでは、聴きたいCDがあると全部レンタルしてきてカセットテープに録音するか、90年代後半にカセットテープデッキの調子が悪くなってからは、mp3にリッピングしていた。つまり現在私は、数多くのmp3の資産を所有しているのである。カセットテープ資産は潔くぜーんぶ捨ててしまったけどね。

 ちょっと前のブログに、DVDのリニアPCMの音が良くなったのはPCオーディオの副産物だと書いたが、副産物をもうひとつ見つけた。そうmp3の音である。PCオーディオなんだから、mp3の音は"主産物"という見方もあるだろーけど、想定外の産物ってことで、ここでは"副"という扱いにしておく。
 あたりまえのことなんだが、PCオーディオで聴くmp3音源は、PC単体やiPODで聴く場合とは、まったく別物の音がする。今までこのブログで色々なオーディオ機器の試聴の感想を述べてきたが、それと同じレベルで音を評価できるのである。つまり、PCオーディオで聴くかぎりにおいては、mp3はCD(PCM)とそれほど大きくは違わないのである・・・、いやちょっと言い過ぎか、"今まで思っていたほど"には違わないのである。
 mp3は、スカスカで密度の低そうな音であるし、高域の響きはなんとも情けなくカスレている。しかし、音像の描かれる様、楽器の展開される様は、まさにピュアオーディオのそれなのである。素晴らしいっ!その昔聴いていた音楽は、実はこんな美しい演奏、録音だったのかぁーっ、と、感慨にふけるとはこのことを言うのだろう。

 当時、繰り返し繰り返し聴いていた、Atlantic Starr、Billy Joel、Bozz Scaggs、Christopher Cross、Diana Ross、Elton John、Eric Carmen、Frankie Goes To Hollywood、Gloria Estefan & The Miami Sound Machine、Joe Cocker & Jennifer Warnes、John Waite、K-CI & JOJO、Lionel Richie、Paul Hardcastle、Phil Collins、Princess Princess、Rita Coolidge、Robert Palmer、Sting、Tears for Fears、The Mamas & the Papas、The Police、Yazoo(さて仲間ハズレは誰でしょう?)や、大学時代の仲間内で流行っていた御三家プラス1の須藤薫、中原めいこ、門あさ美、当山ひとみ、大御所の松任谷由実、柳ジョージ&レイニーウッドなどなど、聴き始めたら止まらなくなってしまった。
 こうやってアーティストを並べてみると、なんだか80年代前半が中心なんだなぁ。私が今オーディオで聴いている音楽とは、ちょっと違ったジャンル、カテゴリーの音楽のようだ。
 これらの曲を聴いていて、ふと思ったことがある。昔から好きな曲の多くには、何らかの情景が重なって思い起こされてくるのである。


 ~スキーの帰り、ゲレンデの駐車場から出す車の中、満足げな疲労感を浮かべた仲間の顔に囲まれながらカーステレオにカセットテープを差し込む。流れてくる「John Waite / Missing You」

 ~仲間内で主催するディスコパーティ。いつも必ず最後にかけていた「Boys Town Gang / Can't Take My Eyes Off You (Extended Version)」。そのとき私はもちろんお立ち台にいた。みんなが私を見ていた! よーな気がした。

 ~ちょっとだけ好きだった子。留守電のBGMだった「Bozz Scaggs / We're all alone」

 ~六本木交差点から溜池方面の坂を下りきったあたりにあった場末のバー、トルバドール。夜の0時を過ぎると、常連客と六本木、銀座あたりの水商売のおにーちゃん、おねーちゃん達の集うアブナイ感じの店だった。かたぎのヲレは「柳ジョージ&レイニーウッド / フェンスの向こうのアメリカ」やら「山下達郎 / Loveland Island」やらをカラオケで唄っていた。顔見知りの常連客のひとりの寿司屋の板さんは、暴力団構成員さながらの風貌で、一緒に連れて行った会社の後輩は、完全にビビッていた。翌日から、会社での私の評判が微妙に強化された。

 ~乃木坂の隠れ家的カフェ。ジュークボックスで聴いて心に染みた「Ella Fitzgerald / Mack The Knife」。はじめて好きになったJazzナンバーだ。

 ~みなとみらいのランドマークプラザにあるフィットネスに通っていた。帰りの車、ナビの液晶TVで見てた久米宏ニュースステーション。カーステレオから偶然流れてきた「井上陽水 / 最後のニュース」。それからしばらくして久米は降板した。・・・で、ちょっとしてまた復帰した。

 ~曲が聴こえてくると、ところかまわずコンサートの振り付けをマネして踊った「Earth, Wind & Fire / Fantasy」。ウケたのか、ヒカレたのかは不明だ。

 ~那覇の松山の交差点近く、当時内装3億円のディスコ、スクランブル。ツアーの添乗員のバイトをしていた私は、ウチナンチューのヤローどもからツアーのお客さんであるナイチャーの女の子をエスコートしながら踊った「Paul Hardcastle / 19 (nineteen)」。ウワサで聞くほどウチナンチューの男は、悪い連中ではなかった。

 ~帰省するたびに利用する中央高速道。なぜか高い頻度で聴いていた「松任谷由実 / 中央フリーウェイ」。お約束すぎるお約束だ。帰りは「Elton John / Goodbye Yellow Brick Road」が定番だった。

 ~大阪難波の三津寺筋にあったカラオケスナック。出張のたびに寄ってはママの次女にデュエットしてもらっていた「Atlantic Starr / Always」、「Diana Ross & Lionel Richie / Endless Love」、「Joe Cocker & Jennifer Warnes / Up Where We Belong」、「Phil Collins & Laura Pausini / Separate Lives」、「高橋真梨子 with 玉置浩二 / 貴方が生きたLove Song」。次女は身長180cm超のショーモデルで、ママは客の悪口が大好きで、オレはその悪口を聞いて笑ってた。店がハネるとよくうどんを食べに連れて行ってもらった。タック・バレンタインという店だった。みんな元気だろーか。


 そう考えると、今現在こうやってオーディオで曲を聴くとき、同時に心に入り込む情景はない。オーディオ機器とオーディオルームが回りにあるだけである。オフ会などをやっているのであれば、同好のマニアな方々が周囲に居るのであろうが、それはなかなか甘酸っぱい記憶にはなり難いだろう。なったらちょっと恐いし。
 懐かしい思い出と混じり合って、胸がキュッとするような気持ちにさせる曲、それは音楽の域を超えて、別の"ナニカ"になったかのようだ。どちらがよいかという話しではない。でも、思い出と一緒に記憶された曲は、いつまでたっても、いくつになってもナマラ温かく、なんとも気持ちよくさせてくれるのだなぁ・・・。mp3をPCオーディオで聴いて、改めて再認識させられたのである。
 オーディオルームの外でも音楽をいっぱい聴かないと、いつも音楽を携えていないと、音楽は別の"ナニカ"にはならないのだ。

 おっ!なんだか、いいこと言ったか?!ソーデモナイカ。


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コメント

こんにちわ

ブログ”city of immigrant”
http://cityofimmigrant.blog19.fc2.com/
http://community.phileweb.com/mypage/1675/
のcoiといいます。
よろしくお願いします。

僕が洋楽聴き始めた頃は
The Policeの「Synchronicity」
なんかが流行っていて
今でもその頃の音楽には
特に愛着があり
リファレンスCDにも使っています。
当時はお気に入りの曲ほど
レコード盤についうっかり
傷を付けてしまい
プチップチッというノイズを
聴く度に我慢して聴いていた記憶があります。
あの曲のギターソロのあの辺あたりで
いつもプチプチノイズが
のっていたよなぁという
細かいところまで
ちゃんと今でも憶えているんだなぁ...。

coiさん、こんばんは。はじめまして。
 ブログ拝見しました。音楽中心のオーディオマニアの方のブログって、以外に少ないですよね。なんだか新鮮でした。
 実は私、オーディオマニアになる前の方が、音楽が好きだった気がしてます。って、なんのカミングアウトだよ。
 今後もご活躍を期待いたします。

こんばんわ~

 私は好きな音楽を気持ちよく聴くのが原点なのですが、オーディオも目覚めると聴きたいCDが必ずしも高音質じゃないのが悩みですね…。
 あんまり「~ながら聞き」をしないんですが、個人的に一番印象の強い曲は 浜崎あゆみの「Song for XX」です。コレを聞くとアパートに缶詰状態でコタツに入りながら昼も夜もなく国試勉強していた事を思い出します(>_<)

MESSAさん、こんばんは。
 そうですか、MESSAさんの思い出の曲は、辛い思い出と一緒になっているんですね。それじゃあその曲はあまり聴きたくないでしょうねぇ(笑
 私も目覚めるとすぐに音楽を聴いていた時期があります。大学生の頃でした。目覚し時計を止めると、布団から出る前にヘッドホンをして、ユーロビートを大音量で聴いてました。ディスコばかでした。(爆

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へい。

Author:へい。
 オーディオ歴ははや10年。いくら年数を重ねても、やってることは初級者の域を出ないようだ。このブログはオーディオ関連のインプレ集なのだ。
※ご注意:私は、オーディオで音楽を聴くたびに、毎回感動したり驚いたりする。だからといって、我が家のオーディオが飛び抜けていい音をさせているワケではないし、なにか特別な機器・アクセサリーを使っているワケでもない。ブログをよく読んでいただければ、短所も明記されているのが分かるハズだ。どうか、美しい誤解をされませんように。

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