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2019-08

Symposium Ultra Platform 1918 ~Symposiumラインナップ比較試聴

 つい先日、Symposium Super Plus Platform 1918のインプレを書いたばかりである。その冒頭で「なんだか、タイミングがいいんだか悪いんだか」と書いたのは、このSymposium Ultra Platform 1918を発注したばかりだったからである。Ultraは受注生産のようで、納品まで1ヶ月と1週間ほどかかったのだ。
 そんな訳で我が家には、期せずしてSymposiumのオーディオボードのフルラインナップが揃ってしまったのである。そしたら、やっぱ聴き比べをしないわけにはイカンでしょー、そーでしょー。

Symposium Ultra, Super, Svelte 写真下から、Symposium Ultra Platform、Super Plus、Svelte Shelfである。厚さは、Ultraの方がSuper Plusより2cm厚い。我が家には、これ以外にSuper Plusの1914があり、現在CDPの下に敷かれている。
 Ultraの構造はというと、Super Plusがセンターの発泡ゴムを木とアルミでサンドした5層構造であるのに対し、更に発泡ゴムの間に、なにやら黒い素材を挟みこんだ7層構造になっている。その黒い素材を指先で弾いてみると、カッ、カッ、とプラスティックのような軽い音がする。なんだろーなー。
 意外なのは、木の部分の厚さが、Ultraの方がSuper Plusより5mmほど薄いのだ。発泡ゴムの部分も薄くなっている。代わりにその正体不明の素材が真ん中に分厚く入っているのだ。なんだろーなー2
 後方下のアルミの角がちょっと潰れているのは、多分、出荷前に落としたのだろう。まったくアメリカ人てヤツは。クレームを入れても、取り合ってくれるかは微妙な瑕疵なので、黙っとこー。でもこのブログにはしっかり書いとくのだ!次には安くしとけよ、輸入代理店!!

 で、どの場所で聴き比べるかなー、と考えた末、プリアンプの下にした。始めの構成は、
  CDPの下   :Symposium Super Plus Platform 1914
  PreAMPの下:Kripton AB-2000
  PW AMPの下:Kripton AB-2000
として、プリアンプの下を、AB-2000の上にSvelte Shelfの場合、Super Plusのみの場合、Ultraのみの場合、と聴いていこう。チェックCDは、いつもの「LaShell Griffin / Free」。まずは、最初にAB-2000のみで聴いてから、Svelte Shelfを挿入する。
 AB-2000のみの音は、何の刺激もない音、凹凸のない音、頭にも心にもヒッカカリがなくて、ただただ流れていく音、といった印象なのだ。

◆AB-2000の上にSvelte Shelf
 ここで、Svelte Shelfのみとしなかったのは、インコネが後ろのラックの上から接続されていて、足元が低すぎると、プリアンプ本体がインコネに吊り上げられた格好になってしまうからだ。だからAB-2000で底上げしたのだ。
 音は、高域に芯が入った。ウィンドチャイムにもハイハットにも、切れが出る。ピアノも高域がしっかりとする。
 どうやら中域は変わらないようだ。しかし、低域はボリュームを増した。
 全体としての印象は、高域と低域がハッキリとして、メリハリがついた感じなのだ。Svelte Shelfの構造が、アルミと発泡ゴムなので、素材のマンマ高域と低域に効いたのか。

◆Super Plus
 高域にキレイな余韻が加わった。中域はもっと顕著だ。ボーカルの密度が濃くなった。このLaShellの声は、面白い変化を見せる。中域が薄かったり、極度に高解像度になると、声がかすれて聴こえるのだが、逆に今のように中域が豊かになると、声量のある、ハチミツを舐めたような滑らかな声となる。もちろん、この方が好ましい。ピアノの響きも美しい余韻を残しているのだ。
 水彩画が、油絵になったような印象だね。どの帯域も濃くなって、余韻が長い。これは素晴らしい変化なのだ。中域の魅力は、前回のSuper Plusのインプレに書いたとおり、私は木の素材の層のせいだとフンでいる。
 しかし、ちょっとだけ低域が膨らみすぎのような気がするなぁ。

◆Ultra
 Super Plusからは、きっとあんまり変化はないだろう、そう思って聴いた。
 思ったとおり、高域も中域も変化はないかナ。中域がすこし厚くなった気がするが、気のせいかもしれないという程度だ。
 変化は、低域にあった。膨らみがちだった低域が、ちょうどいい感じに引き締まり、なんともバランスよく収まったのだ。
 Super PlusとUltra、価格差はほんの1~2万円だ。この低域表現にはそのくらい払ってもいいかも。何よりフラッグシップを使うという、精神衛生上のよさは大きいかも。
 しかしオーディオ以外の買い物だと、1万円以上払うのには、かなりな決意が要ったりするのに、オーディオ関係だけ、サイフの感覚がまったく違うのは、考え物だよなぁ。

 さて、Svelte Shelf、Super Plus、Ultraの違いが分かったところで、どこにどれを配置しよう。CDPはSuper Plusのままでいいだろう。問題は、プリとパワーに、どうSuper PlusとUltraを割り振るかだ。
 え~いっ!と見た目で決めてしまったのだ。筐体の大きさと重さを考えると、軽量級のプリアンプには、Super Plusだろう。重量級のパワーアンプには、Ultraなのだ。Svelte Shelfは、そのうちUniv.Pの下を試してみよう。
 で、構成はこうなった。

  CDPの下   :Symposium Super Plus Platform 1914
  PreAMPの下:Symposium Super Plus Platform 1918
  PW AMPの下:Symposium Ultra Platform 1918

これで、同じチェックCDを聴いてみた。

 ウインドチャイムとハイハットに続くピアノの音で息を呑んだ。何とも美しい響きなのだ。引き込まれるような魅力的な響きが加わったのだ。その後のボーカルを聴いて思った。顔の丸さが分かるのだ。声だけなのに、その声は中央が盛り上がって、立体的に聴こえるのだ。音像は引き締まったままなのに。
 バックボーカルでも、その特徴はよくわかった。音がするのではなくて、スピーカーの前に音が盛り上がって、まるで人がそこにいるのである。おーっ!オカルトだ!!こっ、こえー!!!
 落語の「饅頭こわい」のようだワイ。


追記
 このボードはスゴイかも。高解像度で芯のある高域と、厚く魅力的な響きの中域と、ボリュームがあってダンピングの効いた低域を実現している。二律背反と思っていた要素が、共存するのだ。
 ミゴトすぎて、平坦な音に慣れた耳にとっては、いささか不自然に感じてしまうほどだ。
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コメント

 どうもです。うちにもSymposium Super PlusとShelfが何故か揃いました(^_^; パッと聞くと中域~低域は良いのですが、高域は少し耳に付く感じもあるような…。とりあえず馴染んでくるの待ってます。

こんばんは。

 Super Plusの出所、想像がつきます。
 高域が耳に付きますか。しかし、ここまでくると、どこのケーブルやアクセでそれを調整するか、パラメーターが多すぎて、迷いますね。安易にボードが悪いと切って捨てるには、このボードは高価すぎます。とりあえず、機器の足元にティッシュペーパーでも敷いてみてはいかがでしょう。

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 オーディオ歴ははや10年。いくら年数を重ねても、やってることは初級者の域を出ないようだ。このブログはオーディオ関連のインプレ集なのだ。
※ご注意:私は、オーディオで音楽を聴くたびに、毎回感動したり驚いたりする。だからといって、我が家のオーディオが飛び抜けていい音をさせているワケではないし、なにか特別な機器・アクセサリーを使っているワケでもない。ブログをよく読んでいただければ、短所も明記されているのが分かるハズだ。どうか、美しい誤解をされませんように。

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