Current Cable 新Enchantress XLR 試聴 〜どうなる我が家のStealth Indra!?
私のCurrent Cable Peacemaker 2本と、Conqueror 1本のバージョンアップ版が、やっとこ届いたのだ。この3本の導入場所を決めれば、我が家のケーブルも、スピーカーケーブルを除いて『アガリ』となるのだろうか。
3本の電源ケーブルと一緒に届いたのが、同じくCurrent Cableのインターコネクトケーブルの新バージョン、Enchantress XLR(写真)である。今回試聴用にお借りできたのである。見た目は細く、曲げてみると非常にシナヤカ。取り回しは楽である。
我が家のインコネは、Stealth IndraとNBS Omega 0である。おそらく多くの人が最強と認めるケーブルである。値段も最凶なのだ。不動の組み合わせなのではあるが、Current Cableの新バージョン、やはり気になるのだ。ちょっと比較してみよう。
まずは、下段のプリアンプとパワーアンプの間、NBS Omega 0との比較だ。チェックCDは、やっぱり「LaShell Griffin / Free」なのだ。私が好んで聴く音が、バランスよく含まれているCDなのだ。
最初に、現状のOmega 0で聴いて、Enchantressに換える。
高域の伸びが弱くなり、ややヌケが悪くなる印象だ。ハイハットの響きも、ウィンドチャイムも弱い。ピアノの高域の伸びも足りないか。したがって、解像度はやや落ちる。
しかし、ボーカルが入ってきたとたん、私は目を見張った。「Current Cableが戻ってきた!!」 頭の中でそう叫んだ。すっかりハイエンドな音になってしまった電源ケーブルのPeacemakerとは違い、このインコネEnchantressには、旧バージョンのCurrent Cableの遺伝子がしっかり残っていた。やったぁー、この音は失われてはいなかったのだ。ボーカルが腹の底から、中低域成分をたっぷり含んだ声を出している。その息が私の顔にかかってきそうである。バックボーカルは、約半年ぶりにスピーカーの陰から顔を出した。「よっ!久しぶり。」
低音は少し残念なことに、膨れ気味だ。いや、締まってはいるのだが、量感はたっぷりとしてしまった。少し締まり過ぎくらいが、私の好みなのだが。
次に、上段のCDPとプリアンプの間、Stealth Indraとの比較だ。ここでも最初に、現状のIndraで聴いて、Enchantressに換える。
私は、この上段も、さっきの下段と同じ変化だろうとタカをくくっていた。Omega 0もIndraも、このレベルのケーブルは、そんなに大きな違いはないと思ったからだ。しかし、ニュアンスはかなり違ったのである。
高域は、やはり下段のときとほぼ同じだ。ヌケがやや悪くなり、解像度は少し落ちる。
しかし、中域がちょっと違った。ボーカルの熱い息遣いは、下段ほどではないが、かわりにずいぶんスッキリして聴きやすいのだ。フォーカスがピタッと合った感じだ。バックボーカルの顔が見えるようなのだ。あっ!そうか。Indraの中域をルーズに表現するクセが消えたのだ。と、いうことはだ、このEnchantressの中域は、Indraよりも素直で高解像度ということになる。ほほーっ、大したもんだ。
低域も下段とずいぶん違う。しっかりと引き締まった低域のままなのだ。この引き締まり具合は、Omega 0の特徴なのだということが、よーく分かったのだ。NBSは、Black Labelとの方向性の違いを出すために、Omega 0の低域を思い切り引き締めたんじゃないだろうか。そう考えると、納得だなぁ。
Current Cable旧バージョンの音の残る新Enchantressを聴いて、私はちょっと興奮気味で、頭の整理ができない。
こーゆーことだよな、っと表にしてみた。
ここから下はケーブルのインプレではなく、自問自答なのである。いや、自悶自倒か。読んでもタメにならないかも。
中域を厚くすることが、ここ最近の我が家のオーディオの最優先の改善テーマである。しかし、あるレベルまで解像度を高めると、中域の厚さは解像度とのトレードオフとなるようなのだ。我が家の恵まれない環境とこの駄システムでは、既にその限界のレベルまで来てしまったような気がしている。そうすると、中域の厚さを出すためには、高域のヌケを犠牲にするのは、必然ということになるのだ。
それから、息のかかるような熱気というのは、どうやら中域、低域のフォーカスの甘さに起因しているのではないだろうか。中域、低域の音像が大きくなり音がニジむ分、その分間近に迫って聴こえるような気がするのだ。少なくとも、音場が左右に広がらず、前後に配置される我が家のシステムにとっては。
私の求める方向性は、多少ヌケを犠牲にして中域に厚さをだし、熱気と音のニジみのバランスをとる、ということでいいのかな。
そうすると、こりゃ、IndraとEnchantressとの選手交代の可能性を真剣に検討しないとイカンだろう。いやー、しかし、2本もあった最強のハズのIndraが、まさか駆逐される日が来ようとは。あ、まだ決めたわけではないけど。
早まってはイカンな。中域を厚くするのは、機器の足元のチューニングで行おうとしていたのではなかったのか。ホントに、IndraをやめてこのEnchantressを採用するのか。よーく考えないと。そもそもCurent Cableは、既に3本も所有しているのだ。その上、スピーカーケーブルもCurrent Cableが候補に上がっているじゃないか。
「Current Cableばかりにしていのか!個性が強調されるだけではないのか。」
という冷静で客観的な気持ちと、
「Current Cable多用で、どこが悪いのだ!自分の好みの音を追求するのだ。」
という刹那主義的な思いのせめぎ合いなのだ。
どうやら、我が家のケーブルは、まだ『アガリ』とはさせてもらえないようだ。こんどは慎重に考えよー!思慮深く振舞うのは、ニガテなんだけど。
3本の電源ケーブルと一緒に届いたのが、同じくCurrent Cableのインターコネクトケーブルの新バージョン、Enchantress XLR(写真)である。今回試聴用にお借りできたのである。見た目は細く、曲げてみると非常にシナヤカ。取り回しは楽である。我が家のインコネは、Stealth IndraとNBS Omega 0である。おそらく多くの人が最強と認めるケーブルである。値段も最凶なのだ。不動の組み合わせなのではあるが、Current Cableの新バージョン、やはり気になるのだ。ちょっと比較してみよう。
まずは、下段のプリアンプとパワーアンプの間、NBS Omega 0との比較だ。チェックCDは、やっぱり「LaShell Griffin / Free」なのだ。私が好んで聴く音が、バランスよく含まれているCDなのだ。
最初に、現状のOmega 0で聴いて、Enchantressに換える。
高域の伸びが弱くなり、ややヌケが悪くなる印象だ。ハイハットの響きも、ウィンドチャイムも弱い。ピアノの高域の伸びも足りないか。したがって、解像度はやや落ちる。
しかし、ボーカルが入ってきたとたん、私は目を見張った。「Current Cableが戻ってきた!!」 頭の中でそう叫んだ。すっかりハイエンドな音になってしまった電源ケーブルのPeacemakerとは違い、このインコネEnchantressには、旧バージョンのCurrent Cableの遺伝子がしっかり残っていた。やったぁー、この音は失われてはいなかったのだ。ボーカルが腹の底から、中低域成分をたっぷり含んだ声を出している。その息が私の顔にかかってきそうである。バックボーカルは、約半年ぶりにスピーカーの陰から顔を出した。「よっ!久しぶり。」
低音は少し残念なことに、膨れ気味だ。いや、締まってはいるのだが、量感はたっぷりとしてしまった。少し締まり過ぎくらいが、私の好みなのだが。
次に、上段のCDPとプリアンプの間、Stealth Indraとの比較だ。ここでも最初に、現状のIndraで聴いて、Enchantressに換える。
私は、この上段も、さっきの下段と同じ変化だろうとタカをくくっていた。Omega 0もIndraも、このレベルのケーブルは、そんなに大きな違いはないと思ったからだ。しかし、ニュアンスはかなり違ったのである。
高域は、やはり下段のときとほぼ同じだ。ヌケがやや悪くなり、解像度は少し落ちる。
しかし、中域がちょっと違った。ボーカルの熱い息遣いは、下段ほどではないが、かわりにずいぶんスッキリして聴きやすいのだ。フォーカスがピタッと合った感じだ。バックボーカルの顔が見えるようなのだ。あっ!そうか。Indraの中域をルーズに表現するクセが消えたのだ。と、いうことはだ、このEnchantressの中域は、Indraよりも素直で高解像度ということになる。ほほーっ、大したもんだ。
低域も下段とずいぶん違う。しっかりと引き締まった低域のままなのだ。この引き締まり具合は、Omega 0の特徴なのだということが、よーく分かったのだ。NBSは、Black Labelとの方向性の違いを出すために、Omega 0の低域を思い切り引き締めたんじゃないだろうか。そう考えると、納得だなぁ。
Current Cable旧バージョンの音の残る新Enchantressを聴いて、私はちょっと興奮気味で、頭の整理ができない。
こーゆーことだよな、っと表にしてみた。
| 高域 | 中域 | 低域 | |
| 上段 Indra→Enchantress | △ (ヌケがやや悪い) | ○ (厚くてスッキリ) | ○ (引き締まったまま) |
| 下段 Omega 0→Enchantress | △ (ヌケがやや悪い) | ○ (熱いがニジむ) | △ (量感たっぷり) |
ここから下はケーブルのインプレではなく、自問自答なのである。いや、自悶自倒か。読んでもタメにならないかも。
中域を厚くすることが、ここ最近の我が家のオーディオの最優先の改善テーマである。しかし、あるレベルまで解像度を高めると、中域の厚さは解像度とのトレードオフとなるようなのだ。我が家の恵まれない環境とこの駄システムでは、既にその限界のレベルまで来てしまったような気がしている。そうすると、中域の厚さを出すためには、高域のヌケを犠牲にするのは、必然ということになるのだ。
それから、息のかかるような熱気というのは、どうやら中域、低域のフォーカスの甘さに起因しているのではないだろうか。中域、低域の音像が大きくなり音がニジむ分、その分間近に迫って聴こえるような気がするのだ。少なくとも、音場が左右に広がらず、前後に配置される我が家のシステムにとっては。
私の求める方向性は、多少ヌケを犠牲にして中域に厚さをだし、熱気と音のニジみのバランスをとる、ということでいいのかな。
そうすると、こりゃ、IndraとEnchantressとの選手交代の可能性を真剣に検討しないとイカンだろう。いやー、しかし、2本もあった最強のハズのIndraが、まさか駆逐される日が来ようとは。あ、まだ決めたわけではないけど。
早まってはイカンな。中域を厚くするのは、機器の足元のチューニングで行おうとしていたのではなかったのか。ホントに、IndraをやめてこのEnchantressを採用するのか。よーく考えないと。そもそもCurent Cableは、既に3本も所有しているのだ。その上、スピーカーケーブルもCurrent Cableが候補に上がっているじゃないか。
「Current Cableばかりにしていのか!個性が強調されるだけではないのか。」
という冷静で客観的な気持ちと、
「Current Cable多用で、どこが悪いのだ!自分の好みの音を追求するのだ。」
という刹那主義的な思いのせめぎ合いなのだ。
どうやら、我が家のケーブルは、まだ『アガリ』とはさせてもらえないようだ。こんどは慎重に考えよー!思慮深く振舞うのは、ニガテなんだけど。
コメント
k1xv1xさん
先日はお疲れさまでした。
Current Cableは、私の購入したものが届きましたので、Peacemakerでも、Conquerorでも、いつでもお貸しできますよ。最後に1本残ったIndraは、手放すにはなかなか勇気がいります。
先日はお疲れさまでした。
Current Cableは、私の購入したものが届きましたので、Peacemakerでも、Conquerorでも、いつでもお貸しできますよ。最後に1本残ったIndraは、手放すにはなかなか勇気がいります。
Current Cable、ぜひお聞かせいただきたいのですが、代わりに聞いていただくような電源ケーブルが手元にありません。強いていえば、ドリームの白ジャケット+チタン・プラグ版パワーぐらいでしょうか。カーボン・プラグとは相当音が違いますので、一聴される価値はあるかも?
インドラは代わるものを見つけるのが難しいケーブルですね。Nordostの新フラッグシップ・ODIN、MITのオラクルの上のOR MA プロライン、SiltechのCampass Lake,Crystal Cableのウルトラ、
Jormaのプライム、Argento Audioのセレニティ・マスター・レファレンス、その他カナダのヴァーチャル・ダイナミックスの最上級新シリーズ辺りが気になっており、また、インドラのライバルかと思われますが、このクラスになると試聴も簡単ではありませんしね。値段も最凶クラスなので、たやすく買うことなど不可能ですので、どうすればいいの?という感じです。お値段が最凶クラスではないので、考慮中なのが、Silent Source、Vitus Audio辺りのケーブルですが、正直、多分インドラの敵ではないと思われるので、なかなか腰が上がりませんです。
そうそう、ご存知かと思いますが、例の7階に、インドラの導体を倍にしたダイナHAL仕様なんていうのあります。これなら、へいさんのご希望に沿う中域が出るかもしれません。もちろん、値段は、超凶悪ですが…。
正直、へいさんが、新しい例のボードをお買いになったのには、少々驚きました。超高解像度追求にご趣味を変えられたのかと一瞬戸惑いました。おそらくへいさんが次に考えられるボードは中域のやせないイルンゴ辺りのアピトン合板ものかな〜などと勝手に感じておりましたので、いやいや、意表を突かれましたです。
インドラは代わるものを見つけるのが難しいケーブルですね。Nordostの新フラッグシップ・ODIN、MITのオラクルの上のOR MA プロライン、SiltechのCampass Lake,Crystal Cableのウルトラ、
Jormaのプライム、Argento Audioのセレニティ・マスター・レファレンス、その他カナダのヴァーチャル・ダイナミックスの最上級新シリーズ辺りが気になっており、また、インドラのライバルかと思われますが、このクラスになると試聴も簡単ではありませんしね。値段も最凶クラスなので、たやすく買うことなど不可能ですので、どうすればいいの?という感じです。お値段が最凶クラスではないので、考慮中なのが、Silent Source、Vitus Audio辺りのケーブルですが、正直、多分インドラの敵ではないと思われるので、なかなか腰が上がりませんです。
そうそう、ご存知かと思いますが、例の7階に、インドラの導体を倍にしたダイナHAL仕様なんていうのあります。これなら、へいさんのご希望に沿う中域が出るかもしれません。もちろん、値段は、超凶悪ですが…。
正直、へいさんが、新しい例のボードをお買いになったのには、少々驚きました。超高解像度追求にご趣味を変えられたのかと一瞬戸惑いました。おそらくへいさんが次に考えられるボードは中域のやせないイルンゴ辺りのアピトン合板ものかな〜などと勝手に感じておりましたので、いやいや、意表を突かれましたです。
k1xv1xさん
ケーブルは、もう落ち着きたいです。キリがありません。でも、よい音を聴くと飛びついてしまうのは、止められませんケド。
SPの足元については、信念があるわけではないのですが、音の出口は、できるだけアリノママの音を出させたいと、そう思ったからです。どうせ今後ケーブルで中域を太くすれば、低域もダブつくだろうから、今のうちにSPの足元を固めてしまえ!とも思ったのですが。
Current Cableをお貸し出しするのに人質はいりません。休日の夕方、フラッとお寄りください。
ケーブルは、もう落ち着きたいです。キリがありません。でも、よい音を聴くと飛びついてしまうのは、止められませんケド。
SPの足元については、信念があるわけではないのですが、音の出口は、できるだけアリノママの音を出させたいと、そう思ったからです。どうせ今後ケーブルで中域を太くすれば、低域もダブつくだろうから、今のうちにSPの足元を固めてしまえ!とも思ったのですが。
Current Cableをお貸し出しするのに人質はいりません。休日の夕方、フラッとお寄りください。
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滅多に聞けないケーブルのレポート、楽しみにしていただけに興味深深です。電源ケーブルのほうも楽しみにいたしております。
インドラ、リタイアの折は、また、ご一報くださいませ。