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2008-12

デッド or 嗚呼!ライヴ 〜 第四章 〜 チューニングテクニック

 スピーカーケーブルKimber KS-3035が戻ってきた。audioquest Volcanoの硬く締まった音から、音場表現の上手な、やや熟した音に戻るハズである。さっそく交換して音を出す。
 え”〜。ドヨ〜〜〜ンとした、締りのない低音が聴こえる。ずいぶん前の我が家の音に戻ってしまったような気がした。ナンダナンダ、何が起きたんだ。と、ケーブルの接続を確かめてみたが、異常はない。ブログ「audioquest Volcano スピーカーケーブル試聴」での、「これ(Volcano)は、KS-3035と瓜二つ。」って、いったいどの口が言ったんだ、どの口が!KS-3035の、この誇張された低域に気がつかなかったとは。

fo.Q TITE J1 はてー、と首をひねっていると、KS-3050を返しにきてくださっていたk1xv1xさんが、やっぱり機器の足元が問題なのだと。トラバーチンは、やっぱりプリアンプの下がよいのだと。盛大に乗る響きは、J1青(写真右下)のインシュやfo.Q制振シート(写真左)で抑えるのであると。
 まずは、パワーアンプの足元からトラバーチンを外し、代わりにスパイクベースtaoc TITE(写真右上)を入れて、音を出す。トラバーチンの方がいい、と言いたかったのだが、そうでもない。TITEもなかなかいいのだ。締りのよい音に変化は感じられなかった。
 k1xv1xさんは、外したトラバーチンを指で弾いた。カンカンと明るい音が響いた。そして、fo.Q制振シートを乗せ再び指で弾く。コンコン。響きが減少して、鈍くなっているのがよく分かる。すごーい、このfo.Q制振シート。効果バツグンなのだ。

トラバーチンチューニング トラバーチンをプリアンプの下に敷き、足の下にJ1青のインシュ、そしてfo.Q制振シートをトラバーチンとプリアンプの隙間に滑り込ませる。写真みたいなかんじー。
 で、音を出す。


 おー、ドヨ〜ンとした低音が収まっている。それに、音の粒立ちがよく、引き締まった。スピーカーケーブルVolcanoのときと比べると、粒は細かく、エネルギー感は薄い。しかし、空間表現には巧みさを感じる。KS-3035の音である。そしてそして、あのトラバーチン固有の、明るく軽薄な響きは、まったくと言っていいほど聴こえてこないのだ。

 Volcanoでは、プリアンプの下のトラバーチンは、あまりにも音が硬質になりすぎた。AB-2000のデッドのままでも、十分に高解像度で、芯があり、分離がよいと思っていた。それが、KS-3035では、制振シートとJ1青で抑えたとはいえ、プリアンプの下はトラバーチンで固めないと、ブヨブヨの低音になってしまうのだ。
 どちらのケーブルがよい/悪いの問題ではなく、ケーブルを換えると、これだけ足元のチューニング変更が必要となる、そんなデリケートなシステムになってしまった、という驚き。それと、制振シートやJ1青などの、細かなチューニング技術の重要さの実感。いやはや。
 
 ともあれ、KS-3035での音のチューニングは、とりあえず整った。機器の足元は、
  CDP      :Kripton AB-2000+Symposium Svelte Shelf
  プリアンプ  :Kripton AB-2000+大理石トラバーチン(fo.Q制振シート乗せ)+J1青
  パワーアンプ:Kripton AB-2000+taoc TITE
に変わった。
 この先、機器、ケーブルを変更するたびに、足元とかでちょこちょことチューニングしないとならないのだろうか。それほど、緻密な音になったということで、喜ぶべきなんだろうけど、なんか手放しでは喜べない。私は、基本的に面倒くさがりなのだ。マメじゃないのだ。チューニングが面倒くさくて、システムの改善に手がつかない、なんてことになりはしないか。
 心配であるノダ!


 この『デッド or 嗚呼!ライヴ』シリーズ、第一章では、デッドな足元をライヴに振った場合の音の変化を体験し、第二章では、ちょっと脇道にそれたけど、第三章で、根本対策ともいえる素材、構造の違うオーディオボードを試し、この第四章で、そのチューニングテクニックを学んだ。 なーんて書くとまるで、なんかの教本のようだけど、でもそのとおり、私自身は学んだことは多かったのだ。ポイントは、硬質なボードを使い、いったん機器の解像度をめいっぱい引き出し、その後、インシュレーターで好みの解像度まで丸めることらしい。
 講師のk1xv1x仙人は、インシュレーターの2段重ね、3段重ねなんていう、高等テクニック(高級魔法?)を駆使しまくっているらしい。う〜ん、そこまでの道のりは遠そうだ。

 いったん完です。(タ○リの「いったんCMです」のリズムで)

コメント

へいさんのシステムは、解像度、きれいな響き、分離のよさなどの方向に振っておられるので、例のオカルトグッズ(擬似アース)は、その逆のモーメントに働く影響かも知れませんね。音を整理しすぎというか、違う意味でデッド系というか、響きは減る感じなのでしょうね。オカルトは所詮オカルトなので、使い方はプロシーボ次第かも(爆

K1xv1xさん
 いえいえ、私はまだまだ熱気と中低域をあきらめてはおりません。譲れない一線を守っております。しかし、例のグッズは、我が家ではあまり効果を得られませんでした。おっしゃるとおり、低域寄りに感じました。そのお話しは、3テーマ後のブログで書く予定でおります。
 次回テーマの予定のMESSAさん宅の話題は、私が先にダメ出しを書いてしまってもいいのかな?あ、ダメ出し禁止合意は、有効だったかな?

こんばんは、へいさん。
ダメだし禁止令なんぞは、ありませんので、MESSAさん宅のオフ会記事、どうぞお書きくださいませ。
熱気と中低域、となれば、やはりCDP辺りから機材構成を考えないといけないかも。レビンソンは、そうしたキーワードとは、ちょっと違う性格であると思うのは、気のせいでしょうか??

へい。さん、k1xv1xさん、こんにちわ。

 先日のオフ会?は本当にありがとうございました。駄目出し大歓迎です。タイムリミットが近くなって追い込まれており、プログの更新が遅れて済みません。御影石はCDPの下にセットしてみました。とりあえず?のSPケーブルと大理石のボードも今頃届いているはずです。 

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Author:へい。
 オーディオ歴はやっとこ5年半。いくら年数を重ねても、やってることは初級者の域を出ないようだ。このブログはオーディオ関連のインプレ集なのだ。
※ご注意:私は、オーディオで音楽を聴くたびに、毎回感動したり驚いたりする。だからといって、我が家のオーディオが飛び抜けていい音をさせているワケではないし、なにか特別な機器・アクセサリーを使っているワケでもない。ブログをよく読んでいただければ、短所も明記されているのが分かるハズだ。どうか、美しい誤解をされませんように。

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