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2019-08

デッド or 嗚呼!ライヴ ~ 第三章 ~ オーディオボード比較試聴

 第一章で、我が家のデッドな足元をライヴに振ることにより、音にエネルギーが充填された。そして、粒立ちよく、音がキレイに分離する音場を作り出すことができた。

 せっかくだから、もう少し突き詰めてみたい。インシュレーターでごまかさず、いっそ根本のオーディオボードの音を比較してみようではないか。
3 audio boards ということで、入手したのが大理石トラバーチンのオーディオボード(写真下)。石なので響きが乗るようなのだが、多孔質のために、他の石に比べるとその響きは少ないらしい。スピーカーベースとしてよく使われるようだ。
 それと、k1xv1xさんからお借りしているSymposium Svelte Shelf(写真上)。振動を熱に変えるという気泡ゴムを、上下のステンレスボードでサンドイッチした構造。ってことで、一応金属素材。
 それと、我が家のスタンダードKripton AB-2000(写真中)。ご存知、鉄球サンド入りの、木の素材である。ひたすらデッドで、音を吸う、らしい。
 この石、金属、木の3つの素材、3種の構造のボードを比較してみよう。本当は、カーボン素材のBlack Diamond Racing THE SHELFも入手しようとしていたのだが、k1xv1xさんから、このB.D.R.やEau Rougeなどのカーボンボードはデッドなのだと教えられ、やめにした。高価だしねー。

 使用場所は、CDP、プリアンプ、パワーアンプの3ヶ所を試したい。
 CDPは、乗せているAVラックの強度の関係でトラバーチンは諦めよう。現行のAB-2000のみと、AB-2000+Svelte Shelf(AB-2000の上にSvelte Shelfを乗せた場合)の比較をしよう。AVラックの強化ガラスの上に直置きというのも考えられるが、薄いガラスで響きが乗るのは目に見えているのでやめておく。
 プリアンプは、3パターン、AB-2000のみ、AB-2000+Svelte Shelf、AB-2000+トラバーチンが試せるだろう。
 パワーアンプは、重量がある上、足がスパイク状なので、借り物のSvelte Shelfにキズが付きそうだ。ここは、AB-2000のみ、AB-2000+トラバーチンの2パターンにしておこう。


<CDP>
 まず下準備として、装着されているインシュレーター等を外そう。せっかくなので、外すときも音をチェックしてみる。
 まず、天板に乗せていたfo.Q制振シートを外す。若干響きが増す。想像したマンマだね。
 次に、足の脇の4点支持、インシュレーターSymposium Precision Couplerを外す。響きがとれて、音が締まった。以前は、締まりすぎて、音が硬くなり、好ましくないと感じたのだが、ちょっと違う。エネルギーが高まり、生気が戻ったように感じるのだ。
 そうだ、制振シートを外したときも、この感じはあった。ひょっとすると、k1xv1xさんじゃないけれど、今まで機器が響きたいように響けていなかったんじゃないだろうか。制振シートや、足の脇で支えるインシュレーターは、機器の製作者が意図した響きに制約を加えていたのではないだろうか。響きたいように響かせるには、これらのアクセサリーは本当はよくないのではないだろうか。
 ほーら、私もだいぶオカルトがかってきたゾ!言ってることの信憑性には、自信はないゾ!!

 さて、ボードの試聴、現行のAB-2000のみで聴いた後、Svelte ShelfをAB-2000とCDPとの間に差し込む。

◆Symposium Svelte Shelf
 おー、結構効果があるのだ!高域にビシッと芯が入った。音が硬質になった。高解像度になったといえるだろう。低域にも芯が入ったなぁ。ベースの弦を弾いた瞬間が分かりやすくなった。そうか、この芯の部分がデッドなAB-2000に吸われてしまっていたのかー。
 帯域のバランスには変化はないようだ。音色にクセが乗るようなことはなさそうだ。
 いやー、いいなぁ、これ。あとの実験なんかやめて、このままこのSvelte Shelfは、CDPの足元に固定してしまおうか、って誘惑にかられたが、何とか勝って、プリへ。


<プリアンプ>
 ここは、この実験の前までAB-2000+Svelte Shelfが足元にあった。なので、Svelte ShelfなしのAB-2000のみの音を一度確認してから、再びAB-2000の上にSvelte Shelfを挿入。

◆Symposium Svelte Shelf
 音の傾向は、CDPの足元と変わらないようだ。ただし、変化の量は、CDPより少ない気がする。やはり、このSvelte Shelfは、CDPだな。

◆大理石トラバーチン
 つづいて、Svelte Shelfに換えて、トラバーチンをAB-2000の上に乗せる。
 おっ、高域にシフトしたようだ、音が若干高い位置から聴こえる。それだけじゃない、高域に響きが乗っているようなのだ。明るい、美しい響きだ、音楽が楽しくなるような。しかし、音が潰れた感じはしない。むしろ、ますます高解像度で、硬質になった感じだ。金属のSvelte Shelfよりは、石素材の方が柔らかいハズなのだが、なぜだ。重量があるせいなのだろうか。いや、制振の構造になっていないからだろう。
 響きが乗ったせいか、音場は少し広くなったように感じる。いや違う、両サイドの音が、音像がニジんで、少し間延びして感じるようだ。
 響きが乗る場合、すこし平面的に感じることも多いのだが、このトラバーチンは、音の芯がよりハッキリするので、そういった感じはしない。
 しかし、曲が変わって、こりゃダメだと判断した。しんみりした曲が、響きのせいで、明るくなって、軽薄になってしまった。


<パワーアンプ>
 前準備として、パワーアンプの足の脇に入っている、スパイク状のインシュレーターtaoc TITE-25PINとスパイクベースaudio-technica AT6294を外す。
 ここでも音をチェックしてみる。あまり大きな変化は感じなかったのだが、やはり音に生気が戻ったような気がする。CDPと同じ現象だ。気のせいかもしれないが。
 AB-2000のみの音を聴いた後で、AB-2000の上にトラバーチンを乗せる。

◆大理石トラバーチン
 石の上に、機器のスパイク状の足を、直に置くというのは、なかなか気持ちのよいものだ。欧州の家屋の石の床に直置きするように、本来はこうあるべきなんだろうなぁ、なんて思ってしまう。よく知りもしないクセに。
 音を出してみる。ふんふん、CDPやプリアンプのように大きな変化ではないね。確実に解像度は上がる方向なんだけどね。機器の重量があるせいで、足元の条件にはあまり大きく左右されないんだろうか。おかげで、プリアンプで感じた響きはほとんど感じない。
 よっし!このトラバーチンは、ここ、パワーアンプの下に決定だ。


 ということで、機器の足元は、次のような構成となった。
  CDP      :Kripton AB-2000+Symposium Svelte Shelf
  プリアンプ  :Kripton AB-2000のみ
  パワーアンプ:Kripton AB-2000+大理石トラバーチン
とりあえず、インシュレーターはなしだ。
 プリアンプの足元にも何か硬質なボードが欲しいところだが、今手元にないので仕方がない。そのうち何かよいものを探して、入手することにしよう。

 最後に音を出す。おー、k1xv1xさん宅の音に近くなった。解像度が高く、硬質な音だ。ちょっと耳に痛い音かもしれないが、これを和らげるには、やっぱインシュレーターを用いるんだろうな。微調整は、ケーブルがフィックスしてからにしよう。スピーカーケーブルが、今のaudioquest Volcanoから、Kimber KS-3035に戻るだけでも、もう少し柔らかい音になるに違いない。

 我が家の音は、また解像度も熱気も少しレベルアップした。機器の足元は重要だとは分かっていたが、ひたすら吸振すればいいと思っていたよー。大きな間違いだったことにやっと気づいた。以前のままだったら、いくら高価なケーブルを持ってきても、十分な評価ができなかっただろう。私にとっては、大きな盲点だった。ルームチューニングと同じだね。吸音だけじゃダメなんだ、拡散も必要なのだ。
 って、そういや、我が家のルームチューニングは、吸音ばっかりなのである。これも、手を打たないとダメなのかなー。


追記
 でもでも、やっぱりプリアンプの足元が物足りない、と、スパイク状のインシュレーターtaoc TITE-25PINとスパイクベースaudio-technica AT6294を、プリアンプの足の下に入れてみた。
 ・・・変わらないや。ちょっと音が痩せたかも。デッドなAB-2000の上では、インシュは効果が薄いかも。

 つづく

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コメント

へいさん、こんばんは。
カーボンボードも下をスパイク支持にした方がいいと言われていますよね。制振系のデッドなボードは、上に乗せた機器の振動エネルギーを吸収するすることで、機器の振動を減らすのですが、ボードが吸収したエネルギーを、必ず、どこかに逃さないと飽和し、それが機器に悪影響を与えるようになります。ムンドではないですが、グラウンド・アースが不可欠になるわけです。そこをどうするかが、TAOCなども含め、制振系ボード使い方のポイントだと思います。ボードやインシュ以外にも、アースや擬似アースなどの使い方で、響きをコントロールすることもできますので、追々、その辺もお試しくださいな。オーディオって、面白いですね。

k1xv1xさん
 「オーディオって、面白い」って、サラッと言ってくれますねー。オーディオって、ゴールの来ないマラソンのようなものだと、思ってきました。ランナーズハイのままでいることがポイントなのかな。
 もしくは、オーディオは文章を書くのに、似ているかも。語彙と、その使い方と、使った効果を経験的に知っていることが、よい文章書きのポイントなのかと。しかし、それを評価するのは、書き手じゃなくて、読み手だったりするのが皮肉なところも、オーディオと似てるかも。
 k1xv1xさんが、仙人なわけがわかる気がします。

こんばんは、へいさん。先日はオフ会お疲れ様でした。
オーディオは「ゴールの来ないマラソン」、まさにその通りですね。マラソンには、ゴールインの喜び、克己の喜び、鍛錬に耐えた自己への感謝、勝利の美酒などなど、色々なことがあるのでしょうが、一番は、走り続けることそのものに、魅力があるのではないかと思います。結果は結果、行為そのものに意味があり喜びがあるのだとすれば、おそらく、それは、生きることそのものと同じではないでしょうか?徒労や回り道を当たり前のこととして受け取り、気負わず、全てを自分の楽しみのためにしていることと分別し、ゆるゆるやっていけば、オーディオは応えてくれるはず。美と官能の追求という点でも欲深な人生に通じているのではないでしょうか。欲深きことも、欲なきことも、コインの裏表。表裏あってのなんぼの人生という感じでしょうか?う~ん、こりゃいかん。仙人になりつつあるかも。まあ、楽しみのための苦労は楽しみの内ですかね。

k1xv1xさん
 議論をふっかけた私が悪うございました。とても勝てる気がいたしません。オーディオ経験だけでなく、年の功も重ねたk1xv1xさんには、精神論ではB29に竹槍の気分です。

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Author:へい。
 オーディオ歴ははや10年。いくら年数を重ねても、やってることは初級者の域を出ないようだ。このブログはオーディオ関連のインプレ集なのだ。
※ご注意:私は、オーディオで音楽を聴くたびに、毎回感動したり驚いたりする。だからといって、我が家のオーディオが飛び抜けていい音をさせているワケではないし、なにか特別な機器・アクセサリーを使っているワケでもない。ブログをよく読んでいただければ、短所も明記されているのが分かるハズだ。どうか、美しい誤解をされませんように。

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