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個人主義

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2019-08

JM Lab Alto Utopia Be

 このスピーカーについての思いを語るには、まず初代のB&W Nautilus 803を悪く言うことから始めないとならない。今思えば、N803をSPケーブルPAD MUSAEUSバイワイヤで鳴らしている頃は、SPを買い換えようとまで思いつめることはなかった気がする。中域の音が痩せて貧弱に聴こえると思い始め、SPを買い換えないと解決しないと思い込んだのは、ケーブルをKimber Kable KS-3035 + WBT-0680Agにしてからだ。
 バイワイヤからKS-3035のシングルワイヤに換えることにより、やはり定位が若干甘くなった。そして銀銅ハイブリッド+銀端子のこのケーブルを使うと、ただでさえ高域を響かせるN803がより高音を伸びやかに広範囲に発散させるようになった。その結果として、中域の音がスポイルされてしまったのではないだろうか。
 とにかく新しいSP探しが始まった。

 第一候補はやはりB&Wの新800シリーズだった。N803より1ランク上の802Dにしようか、それとも800Dまで思い切るか。何度もあちこちのショップで試聴させていただいた。情報収集で最も活用したのはもちろんネットだ。そうこうしているうちに他の候補も気になりだした。WILSON AUDIO SYSTEM-7、AVALON DIAMOND、AVALON EIDOLON VISIONなどである。しかし、SYSTEM-7はデザインがNGだし、AVALONはバカ高い。800Dはコストパフォーマンスに優れているが、我が家にはデカすぎる。やはり802Dなのか。
 そんなとき、あるショップを訪れ相談したところ、このSPはいかがでしょうと聴かせていただいたのが、このJM Lab Alto Utopia Beであった。

 B&Wとはまるで違っていた。低域から高域まで一定したバランスのよい音の出かただった。求めていた中域はみごとにクッキリと描き出されていたばかりか、今まで気がつかなかった中域微弱音のエコーまで聴こえてくるではないか。惚れ込んでいたB&W特有の空中に溶け込むような高域の「響き」はなくなっていたが、その代わりそこには低域、中域と同一線上にリアルな実体感をもった高域の「音」があった。位相の合った音とはこういうことなのかと思った。
 しかしデザインはいまひとつだ。ズン胴でだらしなく広がった下半身にはまるでデリカシーが感じられない。まぁ、我慢できないほどではないか。せめて仕上げは膨張色である日本国内標準のアバンギャルドではなく、本国フランスにあるClassicにしていただいた。そう、購入を決めたのだ。

 納品を待つ1ヵ月ほど。N803はヤフオクで大変よい方に落札された。大事にしていただけそうな気がして、とても嬉しかった。足元のボードは新たにKRIPTON AB-3000を購入した。スパイク受けは素材の音が乗ると聞いていたので、標準スパイク直刺しで使用する予定である。Alto Utopia Beはシングルワイヤ対応なので、ジャンパーKIMBER KABLE KS-9038には出番がなくなってしまった。
 待ちに待った納品のとき。ショップの店長と輸入元noahのご担当者とお二人が納入、セッティングに来訪された。梱包を解いて所定の場所に収まったとき、「あ、やっちゃったかな」と思った。何だかデカくて不細工で、部屋のインテリアとは不釣合い。音もきれいに響かない。エイジングに3ヶ月~半年くらい我慢してください、そんなことを言われた。

 今では結構満足している。高さは中央にあるプラズマディスプレイPioneer PDP-505HDLとほぼ同じ。仕上げのClassicは、AVラックのBell'O AVSC-2102, ATC-2101の仕上げと同じであり、インテリアとしても溶け込んでいるように見える。「慣れ」ってステキ。
 肝心の音の方は、まだエイジングの途中であるが、最初の印象どおりリアルな実体感を伴っている。最近、ちょっと音像クッキリ、低域メリハリな方向に行き過ぎている気がしている。高域の響き、音場をどれくらい広げられるかが今後の課題だ。

JMlab.jpg

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 オーディオ歴ははや10年。いくら年数を重ねても、やってることは初級者の域を出ないようだ。このブログはオーディオ関連のインプレ集なのだ。
※ご注意:私は、オーディオで音楽を聴くたびに、毎回感動したり驚いたりする。だからといって、我が家のオーディオが飛び抜けていい音をさせているワケではないし、なにか特別な機器・アクセサリーを使っているワケでもない。ブログをよく読んでいただければ、短所も明記されているのが分かるハズだ。どうか、美しい誤解をされませんように。

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