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個人主義

音楽 オーディオ CD/DVD 他

2007-05

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Goertz Boa MI-3 スピーカーケーブル試聴

Goertz Boa MI-3 ブログ「オーディオ目玉親父」のMESSAさんからお借りしたスピーカーケーブル、Goertz Boa MI-3(写真)の試聴だ。ゴーツって、今まで耳にしたことのないブランドなのだ。どんな音がするんだろ。
 素材はOFC銅でリボン状のようだ。見た感じでは、中域に厚い音なのだろうか。って、私に素材や形状の音は分からないのだった。自分でプラシーボ作り出してどーするよ。イカンイカン。頭を真っ白にして、深呼吸をひとつして、冷静になって、試聴だ。

 ケーブルの方向性は分からなかったので、文字の方向に沿ってつないだ。文字の頭がアンプ側だ。ケーブルには、Alpha-Coreの文字があるが、これはメーカー名のようだね。
 比較対象は、現行のKimber KS-3035、チェックCDは、いつもの「LaShell Griffin / Free」だ。

 曲冒頭のウィンドチャイムとハイハットが、しっかりとした濃い音で鳴り始めたので驚いた。KS-3035がやや霞のように細かく拡散させてしまう高音を、結構しっかりと描き出したのだ。
 続くピアノとボーカルで、高域バランスになったことを確認した。中域がやや弱く、音に厚みがなくなる。しかし、高域表現は魅力的で、非常に明るくなった感じがする。少しニギやかで、楽しげな感じがするが、反面、静寂性は薄れたかもしれない。
 低域は、残念なことにユルユルだ。スピードが遅く締りがない感じがする。低域の量感はあるのかもしれないが。

 音像の大きさや、音場の広がり、楽器の定位には、あまり変化は感じられない。なんか、最近の我が家のシステムは、アクセサリーを含めたシステム全体で、音像、音場、定位をガシッと支えていて、「お~るぁ~、スピーカーケーブル1本ぐらいじゃ、ビクともしねーぜー」と言っているような気がするのだ。た、たのもしー!!

 私の好みで判断すると、って妙な言い方だ。初級者の私に、自分の好み以外に判断のモノサシがあるわけがない。
 で、私の好みだと、高域によく伸びる割には中域が薄く、ボーカルは美しさがあるものの、温かみや肉感的なリアルさに欠ける。また、ゆったりとした低域は、私がよく聴くR&Bなどでは、ベースに締りがなくなり、曲のメリハリを台無しにしてしまうような気がするのだ。
 ということで、Goertz Boa MI-3は、残念ながら私のシステムと私の好みには合わないようだ。

 スピーカーケーブルの試聴は、なかなかできない貴重な体験だ。お貸しいただいたMESSAさん、ありがとうございました。

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Avalon Isis, Burmester試聴

 オーディオボード、MEI前田製管 MMW-1の代金の支払いをするためにショップを訪れた。せっかくだから、ちょっとだけデモシステムの試聴をお願いした。
 ここは7F建てオーディオショップの7Fだ。7F建てと書いたけど、エレベーターの中で確認してみたら、このビルは8F建てのようなのだ。8Fのボタンの横にはPRIVATEの文字が。まぁ、"7F建てオーディオショップ"と書くほうが分かりやすいだろうと思うので、今後もそう記すこととしよう。

 で、試聴させていただいたデモシステムは、次の構成だ。

  CDT      :Burmester 969
  DAC      :Burmester 970 SRC
  プリアンプ   :Burmester 808Mk5
  パワーアンプ :Burmester 911 Mk3
  スピーカー   :Avalon Isis

 いやー、豪勢だね。Isis以外は初対面だ。チェックCDは、ショップにあるCDの中から女性Jazzボーカルをお願いした。このCDも初対面、いや初対耳(音?)だ。
 初物ばかりなので、何と比較していいのやら。我が家のオーディオの音と思ったのだが、スケール感が違いすぎて、ちと苦しいゾ。そのとき頭に浮かんだのが、数日前に西麻布のバーMistyで聴いたJazzの生演奏。ちょうどCDと同じ、ピアノとウッドベースと女性ボーカル。CDにあって、バーの生演奏になかったのはドラムスだけ。よっし、これとの比較だ。
 あのバーは、なかなか音がよかった。それほどの広さはなかったのだが、あのバーは、実に気持ちのよい音をさせていたのだ。

 ウッドベースのスピード感は、デモシステムの方がハイスピード。生のウッドベースは、こんなにダンピングは効いてなかったぞ。それに、生のグランドピアノは、このデモシステムほど音に芯はなかった。もっとマッタリとした音だった。このデモシステムの方が、生より高解像度なのだ。
 でも、思い出してみると、以前ガード下で聴いたIsisの音の方が、はるかに高解像度だった。あのときのIsisは、耳に痛いほど硬く鋭い音であったのだ。どちらかと言うと、このデモシステムは解像度が低くセッティングされている。解像度だけでいうと、我が家のオーディオの方が、高解像度なのだ。なんと生演奏は、どれと比較しても全然マッタリな音だったのだ。
 高解像度な順は、
   我が家のオーディオ > このデモシステム > 生演奏
なのだ。ヘンなの!

 しかしである。ボーカルを聴くと、大いに納得できるのだ。このデモシステムのボーカルは、実にリアルだ。えっ、生演奏よりリアルなのか?
 生演奏でも、ボーカルはマイクなどのPAを通した音だ。機材やそのセッティングの影響を受けるだろう。では、機材やセッティングが悪かったのか?いやいや、このレベルまでくると、良いとか悪いとかの単純な基準では計れないね。どんな音を聴かせるのかは、演奏者とPA担当のセンスによるだろう。同様にこのデモシステムも、メーカーのセンスにより音決めがされ、ショップの店長のセンスによりセッティングされている。
 そうすると、どちらのセンスが良いかという問題か?あ”ーっ、一番の問題は、聴き手のセンスがそれを判断できるレベルにあるか、ってことじゃないのか。
 私は、センスには自信は、ないっ!やっぱりないのか。
 そのセンスのない私の感性で、ボーカルの音の感動の大きさの順を言うと、
   このデモシステム > 生演奏 > 我が家のオーディオ
となるのだ。
 ボーカルの感動の大きさには、中域の表現力が、大いに関係していると分かった。我が家は、解像度を重視しすぎて、中域を少し犠牲にしてしまったのだ。

 ふーむ、オーディオの目標に"原音再生"を挙げる人がいる一方で、オーディオは"再生芸術"だなどという評論家もいるようだ。細部の音の表現を追求するあまり、生演奏より高解像度になってしまったのは、どこのどいつだ~い。アタシだよ。(にしおかすみこ風)
 いや、いろいろ考えさせられる試聴であった。自分の目指したいのが、"原音再生"か"再生芸術"かは、単純には言えないよね。ま、二者択一じゃないし。私は、"気持ちのよい音"を出したいと思うのだ、って、これもアリフレだ。
 とりあえず、解像度の追求は、この辺でやめておいたほうがよさそうだ。

 7Fの店長、コーヒーまで出していただき、ありがとうございました。

MEI前田製管 MMW-1 オーディオボード 試聴

 スピーカーの足元には、コンクリートが一番よいとは、よく言われることである。重量があり、剛性が高く、音を吸収してしまわない。また内部損失も十分高いため、固有振動がない。余計な響きを乗せず、スピーカーが音をストレートに発することができる、そういうことであろう。
 それから、もうひとつよく聞く説がある。欧州の家は昔から石造りであり、現在でもその床は、コンクリートの上にカーペットを敷いた構造が多い。なので、欧州のスピーカーは、スパイクでカーペットを貫通し、コンクリートの上に直に置かれることを前提に、音作りがされているのだと。説得力はありそうだ。

 私は少し前、「デッド or 嗚呼!ライヴ ~ 第三章 ~ オーディオボード比較試聴」において、CDP、プリアンプ、パワーアンプの足元に、金属、石、木材の3種類のオーディオボードを試した。金属のもの、木材のものは、それぞれ気泡ゴム、鉄球サンドで振動を吸収する構造であった。石のものは、大理石そのままだった。
 結果を簡単に言うと、木材の制振構造のものは、音のアタック感を見事に吸収していた。石のボードは、固有振動が酷く乗った。金属の制振構造のものは、アタック感をよく表現し、音のフォーカスが絞られた。

 我が家の機器の足元には適さない、そう判断されてしまった制振構造の木製オーディオボードKripton AB-2000。今では、他のボードやインシュを乗せられ、機器と直接接することはない。しかしである。スピーカーの足元にはその上位のAB-3000が、相変わらず、無策のまま使われているのであった。
 気にならないワケがない。このAB-3000を換えれば、もう一皮むけるんだ!って、そう思わないワケがないのである。しかし、このサイズで木製以外のオーディオボードってあるんだっけ?と思考停止に陥っていたのであった。

MEI MMW-1 そんなある日、とあるオーディオショップのメルマガで見つけてしまったこのMEI前田製管 MMW-1。なんと素材はセメントと鉄の混合のようなのだ。スピーカーの足元にも使えるサイズなのだ。自宅試聴もやってくれるようなのだ。お値段もわりとリーズナブル(オーディオマニア比)なのだ!

 いくしかない、いくしかない、いくしかないのだぁ!
 実はちょっと苦手なショップなんだけど、思い切って自宅試聴を申し込んでしまった。で、手元に届いたMMW-1。高解像度になるのかなぁ、定位がビシッと決まるのかなぁ、もしかしたら中低域がげっそり痩せちゃうのかなぁ。期待と不安は半々である。

 まず、現行のAB-3000のままで音の確認。慎重に比較してみたいときのチェックCDは、もちろん「LaShell Griffin / Free」だ。
 そして、MMW-1に交換。って書くのは簡単だが、1本75.5kgのスピーカーの足元を変更するのは楽じゃなかったのだ。けど、それは本題じゃないから飛ばそう。
 お、これだけは言っておかないと。MMW-1の上は、スパイク直である。設置時は、MMW-1に傷がつかないようにと、スパイク受けPTS-4を使ったのだが、ステンレス製のPTS-4はイヤな響きが乗るのだ。PTS-4を外し、MMW-1に傷がつかないように、そっとスパイクを下ろした。MMW-1の表面は硬く、傷は大丈夫そうだ。

 曲の冒頭のウィンドチャイムは、一音一音が切れよく、濃く聴こえる。続くピアノは、音像が引き締まって少し小ぶりになり、音の密度が高くなった。ボーカルもフォーカスがぐっと絞られて、センターの一点より聴こえてくる。
 それぞれの楽器の音像がコンパクトになったせいで、音像と音像の間の空間が広くなった。その空間の静寂性は高く、音楽は聴こえているのに、辺りはしーんと静かになったように感じるのだ。しかし、よーく聴いてみると、その中に音の余韻がながーく尾を引いているのが分かる。こりゃ不思議だ。この余韻は、今まで聴こえていなかったのだ。SN比が上がり、微弱音が聴き取りやすくなったということなのだろうか。
 左サイドから聴こえるギターは、音の粒が小さくなり、陰影がはっきりとし、やや前方に浮かび上がる。ベースやバスドラなどの低音の楽器も同様で、中央に硬く引き締まるが、意外に音が痩せるようには感じられない。むしろハイスピードになり、実体感を増したように思える。

 でもまぁ、天地がひっくり返るほどの変化ではないなぁ。AB-3000も、それなりによいボードだったということだろう。もうしばらく様子を見ようと、色々な曲を聴いていたら、一つ残念な点を見つけてしまった。それは、ボーカルの声の肉感的な厚みが、少し薄れてしまったことだ。目の前に立って熱く唄っているのに、クールに聴こえるのだ。その熱気が伝わってこないのだ。
 この点については、高解像度と音の温もりと、どちらを優先させるのかで、いつも悩むところだなぁ。今回は、他のアクセサリーや機器のセッティングで調整できる範囲だろうと考え、許容することとしよう。なんて、私はそんなにテクニシャンだったっけか?

 そうそうもう一点、よかった点がある。それは、スピーカーの高さが2.5cmほど低くなったことだ。ツィーターの高さが、耳の高さに近くなり、音に瑞々しさが増したに違いない。
 今まで、AB-3000のときは、背筋を伸ばして、耳をツィーターの高さに近づけて、瑞々しさを楽しんでいた。今度からは、もっとリラックスして、背もたれに寄りかかって聴いても大丈夫だろう。
 って、すっかり買う気になっている私であった。

映像制作、この10年 ~DVDレコメンド:Soulhead / Best Of Soulhead

 このDVDを見て、つくづく映像制作の技術も向上したものだと思った。って唐突に知ったようなことを書くけど、私は映像制作に関してはズブの素人だ。

 思い起こせは、ちょうど10年ほど前、1997年頃のことだ。当時私は、仕事でCDのプロモーションビデオを扱っていた。その頃、プロモーションビデオの『商品価値』についての議論の中で、ある映像ディレクターが制作者側の立場からこんなコメントをしたのを思い出す。
 当時の映像制作の技術では、1曲4~5分の間中、視聴者に新鮮な感動を与え続けられるほどの映像を作ることはできない。どうしても、同じテクニック・手法を繰り返して使わざるを得ず、1曲をとおして観ると単調な映像になってしまう。
 たぶん、この発言には、限られた予算の中では、という前提がついたのだと思う。映像制作には、どのような映像にするかという発想と、それを撮り、編集する技術と、納得のいくものに仕上げる熱意が必要だと理解している。発想と熱意はともかく、技術には予算の多寡が大きく影響しているのである。
 この90年代後半頃から、どんな新人アーティストでもプロモーションビデオを制作するのが当たりまえのようになってきていた。しかし、新人の場合のその予算は、普通はたったの数十万円程度であったように記憶している。事実、その当時のプロモーションビデオの多くは、Aメロ、Bメロ、サビの各3種類くらいのシーンを繰り返すのみで、1曲を最後まで飽きずに観ることができるものは少なかった。
 もっとも当時は、CS放送等の音楽専用チャンネルは、まだ加入者は少なく、多くの人にとって、プロモーションビデオを1曲まるごと観ることができる機会は、ほとんどなかった。せいぜいTVCFなどで、15秒から30秒ほどのサビの部分の、断片的な映像を観ることができる程度であったのだ。なので、当時のプロモーションビデオの『プロモーションツールとしての利用価値』は、キラリと光るシーンが1つあれば、それで十分だったようなのだ。
 変化が訪れたのは、ノンリニア編集が普及してきてからであろう。90年代の終わり頃、Sony VAIOの上位機にAdobe Premiereが標準で装備され、高価なプロ用編集機器に迫る映像編集が、たった数十万円のPCでできるようになったとき、前出の映像ディレクターおよび映像エンジニアたちには大変な衝撃だったようだ。手間ヒマかかる編集作業を、高い時間単価の編集スタジオを借りて行う必要はなく、オフィスの片隅に置いたPCで、大変効率的に納得できるまで作業を行えるようになったのだ。しかし、それでただちにノンリニア編集が広まったわけではなかった。それを使いこなせる人材が育つまでに、もう何年か時間を要したようだ。
 以上、ミュージックビデオの映像制作をハタから見ていた素人の感想なのだ。

 で、この「Soulhead / Best Of Soulhead」のミュージックビデオ、技術・手法の向上は、映像表現の自由度を飛躍的に高めたようだ。いくつかの手法を複合的に使用することにより、1曲とおして観てもまったく飽きることはない。1曲の間中、素晴らしいという感動が継続するばかりか、全18曲87分を一気に観ても、画面から目を離すこともないのだ。って、ちょっと褒めすぎかも。もちろん、これは映像だけでなく、Soulheadの作り出す素晴らしい音楽と、見事に調和させられているからこそのことなのだが。
 しかし、いくら実力派アーティストSoulheadといえども、新人の頃のミュージックビデオには、多くの予算を割けなかったはずだ。にもかかわらず、このような新鮮な映像を作り上げた、制作側の発想と熱意、そしてなによりそれを実現した技術に驚き、冒頭の感想につながったのである。

 Hip Hop/R&Bの激しい打ち込み系のこの音楽では、オーディオマニアな方々の賛同を得るのは難しいんだろーなぁ。でも、いくら打ち込み系であっても、ボーカルはアコースティックなのである。YoshikaとTsugumiの見事なデュオ、機会があったら聴いてみていただきたいものだ。


SOULHEAD - Best of SOULHEAD このCD「Soulhead / Best Of Soulhead (初回限定盤DVD付)」、なんとCDには17曲しか収録されていないのだ。DVDには18曲が収録されているのに。これじゃ、DVDがメインといってもおかしくない内容だ。って曲数で判断してはいけないのか。
 全18曲を一気に観てしまえるのには、その構成のよさにも理由がある。12曲目「XXX feat. KODA KUMI」までアゲアゲに盛り上げた後、13曲目「FURUSATO」以降は、スローナンバーを中心に選曲していて、前半とはまた違ったテンションで楽しむことができる。すべてを観終わった後にはさわやかな達成感。すっばらすぃ~。
 そうそう、忘れてはならない。この「Soulhead / Best Of Soulhead」のなかにも、「Misia / 心ひとつ」、「鬼束ちひろ / We can go」、「Sowelu / No Limit」と同じく、私のツボに入ったミュージックビデオがあったのだ。それは、5曲目「GET UP!」。自然豊かな屋外ロケ、明るい日差しと、ビビッドな色使いの風景。ハマッてしまったのだ。
 なんとも単純で分かりやすい、私のツボなのであった。

ハイエンドショウトウキョウ2007スプリング

 ショウのレポートは、速報性に価値があるだろう。しかし、私の感想に価値があるのかは、大いに疑問だ。ぎ・も・ん・だーっ!!叫んでみてもしょうがない。
 とにかく、今回も仕事を早めに終えて、行ってきた。じっくり聴いたわけではないし、たくさん聴いたので、とりあえず印象に残っているものだけ書くことにする。

◆G.T.Sound
 ウッドホーンが特徴のSRS-1Bが鳴っていた。いやー、やっぱり私にはホーンのよさが分からない、と認識を新たにした。でも、聴衆は多め。感動する音は、人様々なのだなぁ。

◆四十七研究所
 口径10cmのフルレンジスピーカーModel 4722かな。私の期待する音とはかなり違っていたので、ほぼ素通り。

◆ヘビームーン
 PMCの新製品、3ウェイスピーカーEB1である。やっと、私好みの音を聴けた。でも、ちょっと低域はもたつき気味のような。

◆ネットワークジャパン
 ドイツのオーディオメーカーquadralのハイエンドスピーカーTITAN VIIである。コーンは、ALTIMAというチタン、マグネシューム、アルミの合金である。見た目から、ハイスピードで冷たい、金属的な音を想像した。しかし、ハイスピードではあるのだが、それほど金属的な音ではない。固有振動をかなり除去できているとのこと。もうひとつの特徴は、38cmのウーファー。低域は余裕で、しかもハイスピード。
 見た目は、ダルマみたいだゾ。

◆ティエイチエム
 3D除振動オーディオボード、ハギレーター。そうですかそうですか。私は、振動を過剰に吸収するタイプのボードには、最近お別れを言ったばかりなのだ。

◆六本木工学研究所
 スピーカー組み立てキットのスピーカーのデモであった。中域、中高域は、大変素直で伸びやかだ。悪くない。

◆カイザーサウンド
 去年のハイエンドショウで聴いたフルレンジスピーカーは、まだ試作機で、やっと完成しました、みたいなことを言っていた。静岡のピアノ工場で表面加工したという、ピアノブラックのエンクロージャーであった。
 去年の音の方が印象的だったかなぁ。ま、フルレンジだしね。

◆コニシス研究所
 去年と同じ、conisisの赤いアンプである。今年は少し腰を落ち着けて聴いたが、結構よいね。非常に素直なモニター的な音である。赤いデザインも、悪くない。我が家には合わないけど。

◆DYNAUDIO JAPAN
 最初行ってみたら、解説のおじさんが延々と話しをしていた。それも、DYNAUDIOの会社の説明だ。一向にデモが始まらないので、一度よそに行って、また戻ってきたのだ。すると、とっても抜けのよい音がしている。新製品のアクティブスピーカーmc15が、パソコンにつながって鳴っていた。パソコンでこの音が出るのであれば、すっばらすぃーのだ。曲が終わると、またおじさんが長々と話し始めた。今度は、音楽ダウンロードの話だ。おっさぁーん!音聴かせろやー!!
 帰り間際に、カタログをもらってみた。予定価格は、「1000ユーロ/ペア」だと。

◆加納商事
 Celica Audioの指向性・無指向性一体スピーカーのデモである。よく分からなかったよ。

◆トライオード
 真空管KT88を使用したパワーアンプ試作機Triode TRV-M88PPで、spendorのトールボーイを鳴らしていた。私は、真空管の音の特徴がよく分からないのだ。大変パワフルで、伸びやかで、素直で、抜けがよく、ダンピングの効いた音がしていた。今回、一番の気持ちの良い音だったかもしれない。聴衆も満席だ。

◆美梼社
 小型スピーカーのデモ。印象は、っと。小型スピーカーだった。

◆ロッキーインターナショナル
 今年もQUADの静電型スピーカーESLのデモである。去年は、か細い音との印象であったが、今年しっかり聴いてみると、結構音圧はあるようだ。しかし、どこか物足りない。レンジが足りない気もするし、ひょっとすると音離れが悪すぎるのかもしれない。

◆バック工芸
 ここって、ラックのデモ(展示)だったのか。真空管アンプが鳴っていた。中域に濃い音だった。

◆マイクロピュア
 高域の、やけに粒立ちの良い音のするスピーカーだ。小型スピーカーのメリットである、ハイスピード、音離れのよさを十分に聴かせてくれた。去年のイチオシであった、南部鉄スピーカーCASTRON Mk2 SE-Bを思い出した。

◆完実電気
 真空管アンプが鳴っていた。中低域がちょっと緩かったような。

 以上で2時間半ほどか。いや、結構聴けたのだ。


SACDP 4機種比較試聴

 一体型SACDプレーヤー、Esoteric X-01D2、dCS P8i、EMM Labs CDSA SE、Lindemann 820S、以上4機種の比較試聴をさせていただいた。場所は秋葉原、7F建てのオーディオショップの3F。感謝。
 我が家の現行CDプレーヤー Mark Levinson No3890SLは、この4機種と同一価格帯であるので、このいずれかに買い換えるということは考えにくい。これらの上位機が買い替えのターゲットになるのだろうが、その上位機の音の傾向を類推することができるだろうと期待して、聴かせていただいた。なにより、これだけのメーカーの製品を横並びで比較試聴ができるという、その機会を逃したくなかった。
 上位機を買えるだけの余裕があるのかという問題は、こっちに置いといてっと。

◆Lindemann 820S
 さて、試聴。最初はLindemann 820Sである。
 大変素直な音である。色づけもなく、余計な響きもなく、素の音である、って一発目の機器なんだから、比較対象がなくて評価に困るよね。
 ふと、やけに余裕で豊かな低音がしているのに気がついた。てっきり、ウーファー38cmのJBL K2-S9800SEが鳴っているのかなと思って、フロア担当Nさんに聞いてみると、Avalon Diamondなのだと。おー、そーか、Diamondは29cmウーファーなんだった。よく聴けば我が家の28cmウーファーのJM Lab Alto Utopia Beと、同じくらいの低域の豊かさなのだ。音離れもきわめてよい。さすがDiamond、我が家の次期スピーカー候補かも。
 Avalon Diamondを買えるだけの余裕があるのかという問題も、こっちに置いといてっと。

◆EMM Labs CDSA SE
 次はEMM Labs CDSA SEだ。EMMは、以前ガード下でセパレートの上位機種を聴いていたから、少しは分かっているつもりである。
 中域のピアノとボーカルが、とても厚く深みがあり、魅力的な音だ。ホールエコーのように、余韻が長く尾を引く。少し沈み込むように感じるので、やや低域にバランスしているのかもしれない。いやいや、このボーカルの艶っぽさは、とっても魅力的だ。
 しかし、あることに気がついた。そう中域が魅力的な機器、アクセサリーの類は、その長所の反面として、高域、低域の力強さに欠けるカマボコ型であり、かつ音像が大きめに出てしまうことが多いのだ。このCDSA SEも、どうやら例外ではないらしい。セパレートの上位機種は、これほどではなく、もっとニュートラルだったと思うのだが。

◆Esoteric X-01D2
 その次は、Esoteric X-01D2だ。
 いや、これほど顕著な特徴を感じるとは思わなかった。と同時に、フロア担当Nさんの計算された順番で聴かされていることを悟った。それぞれの機器の個性が、自然と浮き出されるように、聴き手に分かりやすい順番で聴かせてくださっているのだろう。やっぱプロだなぁ。ちょっと感心してしまった。
 で、X-01D2の音はというと、私が書くまでもないだろう。ネット上でもあちこちで評価している記事を見る。そのとおりだと思う。図抜けて高解像度である。高解像度であるがゆえに、音の出だしの高域のアタック感にはキツさも感じる。そこが欠点とも言えるだろう。しかし、以前のP-01、D-01よりは、はるかにマイルドと言ってもいいだろう。
 一部のネットの評にあるような、CDのローディングの、あるいは回転している音は、聴こえなかった。Nさんに聞くと、最近の機器(ロット?)では、ほとんど音がしない、とのことだ。
 この機種が売れている理由がよくわかる。

◆dCS P8i
 最後にdCS P8iである。dCSは、前段機器のトップブランドである、と私のなかではそう位置づけられている。いや根拠はなくて、イメージとしてなんだけどね。
 期待を持って聴いてみた。解像度はX-01D2に引けをとらず、しかも高域アタックのキツさは、緩和されている。dCSの音作りのウマさだろう。音の演出は、非常にX-01D2に近いと感じた。
 P8iをとるか、X-01D2をとるかは、これは微妙なところかもしれない。しかし、である。X-01D2を導入したら、足元のボードやインシュのチューニングで、P8iの音に近い、キツさの取れた音を出せる気がする。でも、P8iを導入しても、チューニングでX-01D2の音、解像度を引き出すのは不可能であろう。そう感じた。

 総括しておこうか。
 Lindemann 820Sは、クセも色づけも少なく、非常に素直な音であった。
 EMM Labs CDSA SEは、中域が厚く非常に魅力的だが、ややカマボコ型で、音像が大きいのが難点。
 Esoteric X-01D2は、群を抜いて高解像度。高域のキツさが気になるかも。
 dCS P8iは、820SとX-01D2の間で、X-01D2寄り。中庸なのだろう。

 やっぱ、このクラスを購入するならX-01D2なんだろうなぁ。でも、上位機を購入するときには、やっぱりそれぞれの機器を横並びにして、フェアに比較試聴したいものだ。
 今回、よい機会をくださった、秋葉原の7F建てのオーディオショップ、3Fフロア担当Nさんに感謝。って、感謝するなら、ショップの所在を隠さず書けよ!ってか。オーディオマニアなら分かるでしょ。


最適なウーファーって

 女性ボーカルに、こんな低域成分は入っていない、そう思って「こりゃアリエナイ!」と切って捨てたのはJBL K2-S9800SEだった。おととしの12月、プリアンプの比較試聴のついでに聴いたときのことである。それ以来、JBLの38cm口径のウーファーなんて無用の長物、我が家のJM Lab Alto Utopia Beの28cmのウーファーがジャストサイズなのだ、そう思ってきた。
 JM Labの最上位Grande Utopia Beは、38cmウーファーだというツッコミは、アーアー、キコエナイヨー。

 先日、久しぶりに聴いた「さだまさしシングルス全集第2巻」。このCDは、グレープ解散後のさだまさしの初期のシングル12曲を収録したアルバムである。リマスタリングにより、アコギがこれでもかってほど生々しい調べを聴かせる。
 1曲目の「線香花火」から「吸殻の風景」「檸檬」等を経て、さだワールドにどっぷり浸ったところで、いよいよクライマックスの12曲目「加速度」。曲間の無音から、冒頭の激しいドシャ降りの雨音がゆっくりとフェイドイン。
 あれっ?雨音にこんな低域の成分は含まれてないだろう・・・。
 一瞬のうちに現実の世界に引き戻された私。雨音の中に、あきらかに不自然な、現実には聴いたことのない低音が混じっているのを聴いたのだ。レコーディングエンジニアの手違いか。いやいや、そんなことはあるまい。我が家のオーディオのせいだろう。って何かい!?我が家の28cmウーファーってのは、無駄にデカイってことかい!!
 難しい理屈が苦手な私は、とたんに不安になり、意味なくネットを検索しまくって、有名どころのスピーカーのウーファーの口径を調べはじめた。スピーカーの良し悪しの判断がつかない私は、とりあえず価格を基準とするしかないだろう。

 表中の”■”は、ひとつ1インチである。
スピーカーウーファー価格(¥)
JM Lab
 Grande Utopia Be38cm■■■■■■■■■■■■■■■9,450,000
 Nova Utopia Be33cm■■■■■■■■■■■■■4,620,000
 Alto Utopia Be28cm■■■■■■■■■■■2,100,000
Avalon
 Sentinel33cm■■■■■■■■■■■■■17,640,000
 Isis33cm■■■■■■■■■■■■■9,555,000
 Diamond29cm■■■■■■■■■■■5,145,000
 Eidolon Vision28cm■■■■■■■■■■■3,780,000
THIEL
 CS7.230cm■■■■■■■■■■■■2,680,000
 CS3.725cm■■■■■■■■■■1,680,000
B&W
 800D25cm■■■■■■■■■■3,150,000
 801D38cm■■■■■■■■■■■■■■■2,310,000
 802D20cm■■■■■■■■1,680,000
YG Acoustics
 Anat Reference25cm■■■■■■■■■■9,975,000
 Kipod22cm■■■■■■■■■3,990,000
Wilson
 X-2 Alexandria38cm■■■■■■■■■■■■■■■19,845,000
 MAXX 230cm■■■■■■■■■■■■7,413,000
 System 820cm■■■■■■■■3,885,000
 Sophia 225cm■■■■■■■■■■2,226,000
Joseph Audio
 Pearl20cm■■■■■■■■4,200,000
 RM55LE25cm■■■■■■■■■■2,835,000
lumenwhite
 diamondlight23cm■■■■■■■■■13,125,000
 whitelight"d"18cm■■■■■■■9,345,000
Krell
 LAT-100020cm■■■■■■■■7,900,000
dynaudio
 Evidence Master20cm■■■■■■■■10,500,000
 Evidence Temp.17cm■■■■■■■4,200,000

って、やっぱり無意味な作業をしてしまったようだ。これを見ても何の判断もできないぞ。でもね、この表のウーファーの口径の単純平均をとると、27cmなのだ!って根拠のない数字遊びをして、よろこんでいる私であった。
 「さだまさしシングルス全集第2巻」12曲目「加速度」の雨音の問題は、とっくにどこかに行ってしまっていた。それにそもそも、雨音をどんなにデフォルメしたって、ウーファーを動かすような低音は出てこないだろう、って冷静な判断は私には無用だった。

 どうやらゴールデンウィークは、よっぽどヒマだったらしい。


Viola Cadenza ゲインの活躍

 「taoc TITE-25PIN & audio-technica AT6294 ~Univ.P足元再チャレンジ」の数日後、DVD「中島美嘉 / Best」17曲目「桜色舞うころ」を、目をつぶって聴いていて思った。すばらしくリアルだなぁ~。ぼかぁ~、しあわせだなぁ・・・。はて、CDでも、こんなにリアルなんだっけ。
 で、CDPでCD「中島美嘉 / Best」13曲目「桜色舞うころ」を聴いた。
 違うのだ!CDの方が響きが盛大で、音像が大きいのだ。迫力があって、これはこれでいいのだが、「桜色舞うころ」の曲調には、DVDの音の方が合っている。まいったなー、またまた足元のセッティングの見直しをしないとならないのだろうか。
 ん、待てよ。機器を眺めていたら、ある方法を思いついた。これでどうだ、と、プリアンプViola Cadenzaのゲインを、いつもの12dBから、目いっぱい絞って、6dBにしてみたのだ。
 そうじゃん、この音じゃん。DVDの音に近くなったのである。響きがなく、マッドな音になり、音像は絞られた。その結果、リアルな実体が目の前に感じられるのである。おーう、この曲はこれがいいのだ。ちょっとナローレンジになってしまったのかもしれないけど。

 で、思い出した。ちょっと前にCDで聴いた「松任谷由実/春よ、来い」。以前はピアノの響きが大変美しく聴こえたのだが、CDPの電源ケーブルをStealth Dream for Digitalから、Current Cable 新Peacemakerに換えたら、ずいぶんイメージが変わってしまったのだ。ピアノの幻想的な響きがまるでしない。輪郭のくっきりとした、素の、フォーカスの絞られた音になってしまったのだ。
 これは、Cadenzaのゲインを、「桜色舞うころ」とは逆に、全開にすればいいんじゃないだろーか。
 やってみた。全開の16dBにしてみた。思ったとおりだ。あたり一面に響き渡るピアノの音。憂いを含んだメロディーが空間に満ちる。この曲はこうでなくっちゃ。

 しかし、不思議なものだ。「桜色舞うころ」も「春よ、来い」も、ピアノ中心の曲なのだ。それなのに、正反対の響きのベクトル、前者はマッドな方向、後者は華やかな方向がしっくりくるのだ。これは、中島美嘉と松任谷由実の声の特性を考えれば、少しは理解できるだろうか。
 中島美嘉は、声量の少ないシルキーボイス。ピアノの響きが多すぎると、ボーカルが埋もれてしまいそうだ。彼女には、マッドな方がよいだろう。逆に松任谷由実は、個性的なよく通る声。ピアノの華やかな響きのなかでも、際立ってよく聴こえる。

 Cadenzaのゲイン調整機能は、便利なようだけど実際は使わないだろう、実は購入当初はそう考えていた。事実今まで1年と4ヶ月近く、ツマミは1時の位置、12dBのまま固定されていた。しかし、ここまで音楽の雰囲気が変わるのなら、活用しないワケにはいくまい。
 実は、3日ほど前にも、もうひとつの利用価値を見つけていたのだ。夜中にDVD「Soulhead / Best of Soulhead」を観ていた。小音量で聴くSoulheadはなんともツマラナイ。で、ちょっとボリュームを上げると、とたんに強調されたシンセベースの低音が気にかかる。そこで、ゲインをちょい絞ったら、なんとも具合よく低音が大人しくなったのだ。

 こりゃいいものを見つけたゾ。

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へい。

Author:へい。
 オーディオ歴ははや10年。いくら年数を重ねても、やってることは初級者の域を出ないようだ。このブログはオーディオ関連のインプレ集なのだ。
※ご注意:私は、オーディオで音楽を聴くたびに、毎回感動したり驚いたりする。だからといって、我が家のオーディオが飛び抜けていい音をさせているワケではないし、なにか特別な機器・アクセサリーを使っているワケでもない。ブログをよく読んでいただければ、短所も明記されているのが分かるハズだ。どうか、美しい誤解をされませんように。

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