個人主義

音楽 オーディオ CD/DVD 他

2006-07

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「夏の画」候補

 今の「夏の画 - Hampton Hall / Apex Trio」を換えようと思っていると、ちょっと前に書いた。タペストリなんかが吸音していいかも、みたいなことも書いた。で、以前買い物をしたポスター通販サイトを物色したりしてみたが、なかなかいいものがない。そこで、ヤフオクを「タペストリ」で検索してみたら、ちょっとイメージしてなかったものが、大量に引っかかってきて驚いた。ファブリックパネルとかいうものだ。
 言葉のとおり、布を木枠付きのパネルに貼り付けたものだが、布の柄が以外に精緻で面白い。流行の北欧発のインテリアのようだ。インテリアショップや雑誌で、タマに見かけたことはあるが、ヤフオクに出品されているような、様々な柄のものを、これほど大量に見るのははじめてだ。
 ひょっとしたらこんなのも面白いかもと思い、いくつかウォッチリストに入れた。その内の一番気に入ったもののタイトルがなんだか気になった。冒頭に「廃盤」と表記されているのだ。「廃盤」って、ひょっとして現品限りってことか。これの落札を逃したら、もう二度とお目にかかれないってことか。そう思ったら気になって気になってしょうがなくなってきた・・・気が付いたら落札してしまっていた。

 納品されたものが下の写真のもの。例によって、PCモニターで見たのと、色合いのイメージが微妙に違う。何だか、吸音カーテン(左)やドアの色と同化してしまって、全然映えない。またやってしまったか・・・

 ネット通販のいいところは、面倒なことなく買い物ができることだが、そのハードルの低さが時としてアダとなる。酒飲んだときは買い物禁止!といつか固く決心したのだが、いざ酔ってしまうと過去の失敗など、これっぽっちも思い出さない。パソコンに付けるアルコールセンサーを、どなたか作ってください。

Konrea Hawaiian
 ベッドルームに飾るとフィットしそうなのだが、我が家のベッドルームは、リビングのポスターの控えの場となっており、今はそう、冬の画「Bill Philip / Trees in Normandy」が占領しているのだ。ん~、困ったなぁ。

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レコード業界と著作権

 私のブログには、タマに原盤権がどうだとか、レコード会社がどうしたとかの不満や賛辞が現われる。レコード業界の複雑な権利関係に不案内だと、なかなか理解しにくいかもしれない。
 というわけで、ここらでレコード業界の構造と著作権について整理して、このブログを読む方々と、認識を合わせておくのも悪くないかも、と考えた。ホントは、Current Cableがなかなか届かなくて、ブログネタがなくって、仕方なく引っ張り出したネタなんだけどね。とは言っても、ここまで分りやすく整理された図は、他ではなかなか見られない、結構な自信作なのだ。
 

   この図は仕事の関係で、90年代に作成し、その後少し手直ししたものだ。なので、いい加減なものでは決してないし、多少古い表現があるかもしれないが、基本的な構造は変わっていないハズだ。もちろん、レコード業界の個人・企業・団体が100%この図のとおりの関係にあるわけではなくて、レコード会社のSMEなどは自らが原盤権者であり続けているなど、二役以上の機能をもつ組織もあるし、インディーなんかは既存のルールはオカマイナシなんてのもあるだろう。しかし、レコード業界の構造を理解しようとする方には、かなり役にたつ図であるに違いない。

 

<レコード業界と著作権 (基本構造概要)>

 

著作者(作詞、作曲)
録音権(複製権)、上映権、演奏権、放送権、有線送信権、口述権、展示権、貸与権、翻訳権、翻案権、送信可能化権、報酬請求権等 - 保護期間は没後50年
|
著作権譲渡契約著作権印税
|
音楽出版社(→著作権者)
|
著作権信託契約著作権使用料
|
(社)日本音楽著作権協会
(JASRAC)
|
楽曲使用許諾著作権使用料
|
プロダクション事務所
|
マネジメント契約専属料
|
実演家(アーティスト)
著作隣接権(録音権、録画権、放送権、有線送信権、貸与権、私的録音権)、送信可能化権、報酬請求権等 - 保護期間は没後50年
|
専属実演家契約(歌唱)印税
|
レコード制作のための楽曲(詞・曲の著作権)使用者
レコード制作者(原盤権者)
複製権、譲渡権、貸与権、送信可能化権、報酬請求権等 - 保護期間は公表後50年
|
複製権譲渡原盤印税
|
レコード会社(CDプレス、流通)
|
CD(再販制度)代金
|
CD卸
|
CD(再販制度)代金
|
|
||
||
CD(再販制度)代金
||
||
|
CDショップ
|
CD購入代金
|
消費者
Copyright(c) 2006 へい。 All rights reserved.
 

   とまぁ、レコード業界は色んな権利が入り乱れて大変なことになっている。これに加えて、
●楽曲使用者として、
 放送局(テレビ、ラジオ、有線)、レンタルCD、カラオケ、楽譜出版、映画、コンサート、イベント・ショップのBGM、Webサイト、携帯電話等
●権利者の代理となって著作権の行使を行う団体として、
 (社)日本レコード協会、(社)音楽出版社協会、(社)日本芸能実演家団体協議会(芸団協)、(社)私的録音補償金管理協会(SARAH)
なんてのが存在する。おまけに、楽曲の使用形態によって、適用される権利・ルールが違うのが余計にヤヤコシイ。たとえば、同じ音楽をコピーするのでも、音楽だけをコピーする場合と、映像と一緒に音声トラックにコピーするのでは、著作権使用料が違うのだ。なんじゃそりゃ、って感じでしょ。
 それでも、映像と違って、ネット時代の著作権処理のルールを決めることのできる組織構造になっていたから、何とかダウンロード販売が実現できたのだ。もちろん最後はAppleという外圧に頼ったんだけど。
 

   著作権処理の考え方、ルールの見直しを求める声は多い。現状では、著作者も実演家も、権利者は自らの権利をあっちこっちに譲渡してしまっていて、創作活動と利権活動が、みごとに分離されてしまっているのが、大きな要因だろう。私的録音補償金を始め、今のルールには、まだまだ解決されない問題が多い。

今後の改善テーマ(メモ)

 Current Cableのケーブルを返却してしまってから、我が家のオーディオの音は、なんとも奥に引っ込んで平面的で、ステージも狭く小振りになってしまって、バンドのメンバーが肩を寄せ合って演奏しているように聴こえる。注文したCurrent Cableが届くのは今週らしいが、現システムを聴いてもなんだか感動が湧かない。音楽に感動がないと、やっぱりこのブログに、文章を書き込もうという気にならないもんだねぇ。
 しかたがないから、今後改善しようと思っている点でも、忘れないようにメモしておくとしよう。

●周辺装置の電源ケーブル改善
 オーディオ機器の電源ケーブルはCurrent Cableに総入れ替えを決めた。で、現行ケーブルの行き先を考えないといけない。中でもElectra Glide Epiphany Xは、慎重に評価したい。まず電源装置DA-7050Tに使用してみて、大きな改善となればそこに安住だろう。改善幅が小さければ、DVDPに行くことになるだろう。
 その次はMIT Shotgun AC1だね。非常にコストパフォーマンスが高く、クセの少ないケーブルだと思うので、是非活用したい。これはDVDPか、PDPか。AVアンプのサラウンドの音は、なんかすっかり期待できなくなってしまったので、電源ケーブルを奢る気にはなれないなぁ。
 その他の電源ケーブルは、っと・・・手放したほうがいいかも。

●足元を固めて、フォーカスを締める
 音の生々しさを追求して、暖色系の機器を多用したせいか、フォーカスがやや甘めになっている気がする。硬めのオーディオボードかインシュレーターを、CDPかプリアンプの下に敷き、引き締めてみる。ん?締まるのかな。
 SPの足元の方が効果がありそうだが、このSPの足元を色々試すのは、ちょっと大変かも。

●正面の壁とプラズマTVに拡散板を付けてみる
 SPから後ろの壁までは110cmほど、プラズマTVまでは80cmほどなのだが、もっと奥行き感を出すために、拡散板を試してみたい。
 現行の吸音カーテンでは、せいぜい20~30cm奥に引っ込んだ感じしか得られない。いや、吸音カーテンが効果がないと言っているわけではない。これがないと、プラズマTVの表面にボーカルが定位してしまう。

●プリ-パワー間をアンバランスケーブルに
 比較試聴の結果、Goldmund MM28MEには、やはりアンバランス接続の方が音が良いことが分った。であれば、RCAケーブルへの交換を迷うことはない。問題は費用なんだけど。

●SPケーブルを音像型に
 我が家で唯一の典型的音場型のアクセサリー、SPケーブルKS-3035を交換したらどうなるのか。これはまず、Current Cable Liberatorを試聴したいと思っている。しかしLiberatorは、まだ開発の途中らしい。価格表には載っているのに、開発者の満足のいく音になっていないらしいのだ。いーよー、満足いくまで頑張ってちょーだい。

●電源装置の改善/オーディオ専用電源工事
 どちらが先か決めていないし、どの程度までやるかも決めていない。集合住宅なので、My電柱は無理だから、せめて専用分電盤か。200Vからダウントランスする?MM28MEは200Vの設定に変えてもらおうか?
 気になる電力線通信によるノイズの影響はどうなのだろう。クリーン電源装置がどの程度役に立つのか。電力線通信を既に実施している欧米での状況はどうなんだろう?
 これらもじっくり考えるとしよう。

●Univ.P+DACの改善
 ミュージックビデオの音を、もう少し改善したい。画はいいんだけどね。視力の良くない私は、これ以上解像度を求めても仕方がないことは分っている。なんたってプラズマTVのドット欠けに、半年間も気が付かなかったのだから。なので、音質改善が目的だ。
 でも、これから考えるんだったら、やっぱBlu-rayを考慮しない訳にはいかないよなー。

●ポスター(夏の画)の入替え
 オーディオとは直接関係ないんだけど。
 現状の、豹柄模様の貝のポスター「Hampton Hall / Apex Trio」は、ちょっとシンプルすぎてチープな感じがする。ブツブツ柄を生理的に受け付けない人もいるようだし。もうすこし高級感のあるポスターを物色してみよう。
 オーディオ的には、タペストリーみたいに音を反射させないものの方がいいのかな。

 とりあえず、こんなとこかナ。

Hampton Hall / Apex Trio
 Hampton Hall / Apex Trio

 PCのディスプレイで見ると、透明感があって、幻想的な素晴らしいコントラストなんだが、実物はもう少し現実的な、下世話な色だ。

CDレコメンド : Corinne Bailey Rae / Corinne Bailey Rae

 最初にこのCDを知ったのは、確か今年の2月頃、UKチャートの1位にいたのを、タマタマ見つけたのだ。あまり聴かない素朴な、ちょっと幼い声が印象に残った。
 実を言うと、私は子供の唄声はちょっと苦手だ。子供のクセに、大人ぶった堂々とした唄声は、アザトく聴こえてなんかシラケてしまう。Stacie OrricoやHayleyがギリギリOKといったところか。しかし、このCorinne Bailey Raeはアザトくないのだ。地声のままで、力まず、ケレンミなく、飾ることなく唄っている。それによく聴くと、絶妙にコントロールされた発声に感心する。かなり好感を持ってしまった。
 んじゃ買おうか、と思ったところで悩んでしまった。HMV.co.jpによると、EMI U.K.のEU盤はCCCDで「在庫有り」、EMIのUK盤は通常CDで「2~3週間待ち」だったのだ。しかも、通常CDの方がCCCDの2倍近い価格。よくわからん上に、何か作為的なものを感じて、一気に冷めてしまった。イイカゲンニシロヨナー、EMI。

 しばらくすると、東芝EMIから邦盤が発売されることを知った。発売日はUKから遅れること5ヶ月、7月12日の今日、あ、日付が変わったから昨日、いやいや、ブログにアップするのは2日後くらいかな。とにかく、かなり待たされたが、通常CDなのが快挙だと思った。東芝EMIも、大規模なリストラという無情な目にあったけど、精一杯の良心を見せてくれたか。
 邦盤CDに予約を入れてじっと待って、やっとこさ入手した。が!US盤が通常CDで、1ヶ月早い6月にリリースされていたことに、さっき気が付いた。んーーーー、深く考えまい!!

 さっそく聴こうと、CDを手に取った。帯には「ソウルフルでオーガニック」とある。「オーガニック」・・・だと?オーガニックと表現されるのを見たのは、India Arie以来か。
 India Arieでは、オーガニック = 無添加 = アコースティック と連想し、1stアルバム「Acoustic Soul」のタイトル名の印象もあって、かなりな先入観を持って2ndアルバムを買った。「え”!全然アコースティックじゃないじゃん」 結果は見事に裏切られたと感じ、India Arieには悪い印象を持つこととなってしまった。
 そんな経験もあり、アコースティックには期待せずに聴いたが、期待しなくてよかった。ボーカルが「オーガニックっぽい」ってことなんだね、これ。

 とまぁ、紆余曲折、右往左往、「好き」と「嫌い」の間を行ったりきたりの色々だけど、もう大人なんだしオレ、広い心で受け止めてあげよう。
 一応新譜CDの紹介なんだけど、話題としてはとっても出遅れてしまったのがなんとも・・・

Corinne Bailey Rae - Corinne Bailey Rae
Corinne Bailey Rae / Corinne Bailey Rae

 Elisha La'Verneにしても、このCorinne Bailey Raeにしても、UK Soulにはもう少し注目した方がよさそうだと反省。

Current Cable 情報更新

 日本でのCurrent Cableの販売ルートが、個人輸入ベースではあるが、決まったらしい。試聴のためのケーブルの貸し出しもあるようなのだが、その辺はお互いに信用関係をどう築けるかが、難しいかも。まだまだショップでの扱いはないようなので、私宛にメールをもらえれば、日本側で窓口となっている方をご紹介できる。

 日本での販売価格はこちら

 余談だが、私がケーブルを注文してから、またまた改善がなされたらしい。私がお願いした圧着チューブ部分を柔らかくすること以外に、導体の銀線を変更したり、プラグを換えたりして、驚くほど音が良くなったとのこと。
 私が注文したものと音が違うものが納品されてくるわけで、ちょっと「?」と思ってしまう。でもなんか、頑固オヤジがやっている料理屋に入ったみたいな、全部オマカセで余計な注文したら怒られるみたいな、妙な信頼感が生まれているのが、我ながら可笑しい。
 納品された後も、延々と改善は続いていくのだろうけど、"* a lifetime warranty"って、そーゆーことなのかな。
 いつまでもガレージメーカーのままで、大企業にはならないでほしいね。


My Favorite ミュージックビデオ (後編)

 はじめてDVDプレーヤーを購入したのは、たぶん2000年くらいだったと思う。一番に買ったDVDソフトは、もちろんエロ・・・いやいやそーじゃなくて、マイケル・ジャクソンのベストビデオ集に決まってる。スリラーを始めとするマイケルのミュージックビデオの数々は、誰が考えても永久保存版でしょー、そーでしょー?次に買ったのがマドンナのベストビデオ集で、その次が80年代ヒット集みたいなヤツ。マドンナまでは良かったのだが、80年代のその他のミュージックビデオが、これまたなんとも退屈だったのは「My Favorite ミュージックビデオ (前編)」に書いたとおりである。

 DVDプレーヤーを買いたての頃は、まだJ-POPのビデオなんか観たいとは思わなかった。ところが、そろそろ大画面テレビが欲しいなぁと思い始め、家電量販店をウロウロしてたときに目に留まったのが、DVD「Misia / The Tour of Misia 2003」の映像である。当時、大画面テレビの画質をアピールするために、結構この映像が店頭デモで流されていた。なんだかスゴイ!と思いそのDVDを買ってしまったのが、Misiaの映像にのめり込むキッカケだった。
 以来、J-POPのミュージックビデオは質が高い、という評価が私の中で固定してしまった。「よく知らないJ-POPアーティストは、とりあえずDVDでも買ってみよー」という発想が生まれたのも、その影響だ。でも、そのおかげで、鬼束ちひろ、KOKIA、Sowelu、Crystal Kayなどなど、いいビデオ、いいJ-POPアーティスト達にめぐり会えた。

 一方で、洋楽のDVDにはガッカリさせられ続けた。ガッカリは、いくつかのパターンに分類される。
1)テレビの生の音楽番組をVHSで録画したかのような、内容も品質もイマイチな映像。
2)ベスト集DVDなのに、たぶん権利関係の処理ができなかったのであろう、大ヒットした曲がいくつも抜けていたり、1)のようなライヴ映像でお茶を濁されたり。
3)インパクトの強いものや、奇をてらったものがよいと思われているのか、SFXやCG満載で観たときはスゴイと思うのだが、心を打つような感動がないので、もう一度観たいという欲求が湧いてこない映像。
などだ。もちろん「Enya / The Video Collection」や、「WOW Hits 2002」のように例外的にいいDVDもある。そもそも最近の洋楽には、ミュージックビデオを作るアーティストは少数なのかな?Mary Maryとか、Yolanda Adamsとか、ライヴ映像以外観たことないもんな・・・結構売れてる若手のChristina Aguileraでさえも、デビュー直後だけか。

 それでは、最近、2000年以降ということになるか、私の気に入っているミュージックビデオ・ベスト5だ。やっぱり、ザ・ベストテンのパネル風で。

第1位Misia / 心ひとつ
 まず映像が印象的だった。その後に唄が染みてきた。サトウキビ畑?!沖縄?美しい映像だ。ビデオのエンディングで、また打たれた。とにかく、ハマッたミュージックビデオだ。
 Misiaのビデオは、曲を印象深く演出するいい映像が多い。冒頭の「The Tour of Misia 2003」は、映像のよさに加えてライヴのスゴさに、最初から最後まで、マバタキすらもったいない。どの曲もいいのだが、あえて挙げると「飛び方を忘れた小さな鳥」。 真っ暗な会場の中、金色に輝くマイクがはるか頭上よりスーッとMisiaの目の前まで降りてきて、小さくひと揺れしてフッと静止する。厳かに始まるピアノとMisiaのボーカル。会場の闇とMisiaの漆黒のドレス、それと金色のマイクとMisiaのまぶしく輝く肌のコントラストが息を飲むほど美しい。それからまだある、ライヴ盛り上がりの絶頂の定番「Into the light」、言葉で説明するのはなんだかヤボ過ぎる。気になる人は是非観てほしい。
 ライヴじゃないけど「Back Blocks」のミュージックビデオの、金ピカ忍者のコミカルなダンスも大好きだ!
第2位鬼束ちひろ / We can go
 前にも書いたが、長回しのワンカットで撮影された、印象に残る映像だ。長回しワンカットは、撮影に大変な努力が必要らしい。そりゃそうだね、途中で失敗したら、また一からやり直しだ。このビデオもアラを探せば、いくつも見つかる。最初に画面を走って横切る子供たちは、カメラの右端からヨーイドンしたのがミエミエの前傾姿勢だし、出会いがしらの老夫婦にいきなり道を教える不自然な光景、ビデオスピードがスローに変わるときの画面の色彩度の劣化、空に上る風船をかろうじて押さえたカメラワークの際どさ、直線道路のド真ん中でのありえない車の接触事故シーン。でも、なんとかサビの部分でちひろの唇と唄を合わせる。がんばれ、がんばれ撮影チーム!と心の中で応援しながら、知らず知らずに映像の中に引き込まれている。
第3位KOKIA / Remember the kiss (東京国際フォーラム)
 DVD「KOKIA / jewel ~The Best Video Collection~」に収録されている特典映像だ。このDVDの通常のビデオクリップ、いわゆるプロモーションビデオのKOKIAは、ちょっとアイドルの入った多少唄のうまいおねーちゃん程度に見えてしまった。しかし、この「Remember the kiss (東京国際フォーラム)」と、同じく特典映像の「The Power of Smile (渋谷クラブクアトロ)」を観たとたんに、一気にKOKIAの印象が変わってしまった。実に堂々と唄う年季の入った、プロのシンガーなのだ。単に唄がうまいだけじゃなくて、聴く人の心を突き動かす表現力を備えている。ここまでくると、アクトレスと呼んでもおかしくないと思ってしまった。
 このDVDに収録されている、パーカッションとKOKIAの二人きりのビデオ「dandelion」は、なぜか一生懸命に見ちゃうね。これも一発撮りだからかな。
第4位Enya / Anywhere Is
 私が感動した、数少ない最近の洋楽ビデオ。何に感動したかというと、Enyaが動いているのを、初めて見たからだけどね。しかし、ややもすると眠くなりがちなEnyaの曲も、このビデオを観ながらだと、聴き入ってしまうのは、やっぱり曲と映像の相乗効果があるからだろう。ビデオの中の、何人ものEnyaが、行進するようにドアをくぐり、階段を降りるシーンは、単純な映像なんだけど、気持ちが盛り上がってくる。不思議だ。
 このビデオが収録されているDVD「Enya / The Video Collection」には、他にも印象的な映像が満載なのだが、残念ながら既に廃盤になってしまっている。興味のある方は、中古を狙うしかない。
第5位Sowelu / No Limit
 DVD「Sowelu / Video Clips Vol.1」の全体がよいのだけれど、代表してこの「No Limit」を。
 このDVDを最初に観たときは、恥ずかしながら、お人形のようなSoweluに見入ってしまって、音楽がどうだったのか、正直あまり印象に残らなかった。2回目に観たときは、曲やSoweluのボーカルが、結構私好みだと気が付いた。3回目には、なかなかよい録音であることが分った。最近のJ-POPにはめずらしく、3点定位ではないのだ。
 この「No Limit」のビデオは、「鬼束ちひろ / We can go」とイメージがダブる。こちらも郊外の住宅地での映像で始まり、ビビッドな色使いが特徴である。そう考えると「Misia / 心ひとつ」にも共通点があり、私の映像の好みが、結構偏っているのではないかという、疑念が生じる。ま、いいか。
 Soweluは、このDVDで始めて出会って、まだCDを持っていないのだが、今月発売予定のCDアルバムを予約してしまった。DVDでは、ビジュアルから入ってしまったが、ビジュアルなしでも結構イケる、と私の中では確信がある。
番外smiles davis / sakura
 セットや技巧に凝りすぎて、単に見た目上、刺激が強いだけの映像になっていたり、曲のイメージとかけ離れて、アイドルのイメージ・ビデオみたいになっていたり、ミュージックビデオっていったい何のためにあるのか、疑問を感じてしまうことが多い昨今。
 「この詞をどう解釈したらその映像になるんだよ」とか、「売れてるからって、金にもの言わせてやっつけ仕事してんじゃねーよ」とか、「単にオマエが撮りたいだけの映像だったら、他でやってろよ」とか、「オタク臭い!」とか、最近のミュージックビデオ、特に売れているアーティストのミュージックビデオに対する不満は多い。ミュージックビデオを制作している人たちは、初心に戻って、よーく考えていただきたいものだ。
 金をかけなくたって、その音楽を強く心に刻み付けることができる、そんなミュージックビデオのお手本のひとつがここ↓にある。って、言いすぎだけど。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~keiki/smilesdavis/sakura001.htm

 ということで、80年代中心の「My Favorite ミュージックビデオ (前編)」に続き、2000年代中心の「後編」だった。90年代が抜けているのだが、この時期は私的に空白期で、音楽から少し離れていた。でも、別の方面からミュージックビデオとかかわっていたんだが、その話しはまた機会があれば「中編」として。

Sowelu / Video Clips Vol.1
 ひょっとしたらSoweluのビジュアルだけで選んでしまったかも。
Sowelu / Video Clips Vol.1

Current Cableに興味を持った方へ

 Current Cableを聴いてみたい、入手したいという人には、次の方法がある。

1.
 英語での交渉と個人輸入に抵抗がない人は、
http://www.currentcable.com/
から、直接メールで申し込むことができる。30日以内の返品が可能らしい。

2.
 日本のCurrent Cableのユーザーから試聴用に借りることができるかもしれない。また、個人輸入ベースであるが、お手伝いができるかもしれない。お互いに信頼関係をどう築けるかが、問題ではあるが。私宛にメールをもらえれば、販売価格を含め、ご相談に乗ることができるかも。

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【Current Cableのインプレはこちら】

Current Cable 新Peacemaker 速報
NBS Omega 0との比較

Current Cable 新Peacemaker 第二報
Synergistic Absolute Reference, Stealth Dream for Digital Gearとの比較

Current Cable 新Enchantress XLR 試聴 ~どうなる我が家のStealth Indra!?
Current Cable Enchantress XLR (対現行のNBS Omega 0, Stealth Indra)

Current Cable Enchantress vs. 東急ハンズ黒檀ブロック
インコネ Current Cable Enchantress, インシュ 東急ハンズ黒檀ブロック (対現行のStealth Indra, 天然水晶 Acoustic Revive RIQ-5010)

フルCurrent Cable
電源ケーブル Current Cable Peacemaker, Conqeror, インコネ Current Cable Enchantress (対現行のStealth Dream for Digital, NBS Omega 0, Stealth Indra)



【以下は、旧バージョンのインプレ】

電源ケーブル比較試聴その1
Stealth Dream (Dream Preamp), Current Cable Peacemaker, Current Cable Conqueror (対現行のElectra Glide Epiphany X)

電源ケーブル比較試聴その2
Stealth Dream (Dream Preamp), Electra Glide Epiphany X, Current Cable Conqueror (対現行のStealth Cloude Nine)

電源ケーブル比較試聴その3
Current Cable Conqueror (対現行のGoldmund Power Cable L), おまけで再びStealth Dream (Dream Preamp)対Electra Glide Epiphany X

インターコネクトケーブル比較試聴
Current Cable Enchantress XLR, RCA (対現行のStealth Indra XLR)
- Mark Levinson No390SL (フルバランス設計), Viola Cadenza, Goldmund Mimesis 28ME(アンバランス設計)のバランス接続とアンバランス接続の比較 -

追記
 ここでハッピーエンドとはならなかった。むしろ、苦悩の始まりとなってしまった。

試聴モロモロ(Current Cable他流試合) 後編
Current Cable Conqueror, Stealth Dream(Carbonプラグ), Allegro, Esoteric 7N-PC9100

食器のために その一 ~電源ケーブルの試行
Current Cable Peacemaker, Electra Glide Epiphany X, MIT Shotgun AC1

以降は比較試聴の「食器のために」シリーズを


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プロフィール

へい。

Author:へい。
 オーディオ歴ははや10年。いくら年数を重ねても、やってることは初級者の域を出ないようだ。このブログはオーディオ関連のインプレ集なのだ。
※ご注意:私は、オーディオで音楽を聴くたびに、毎回感動したり驚いたりする。だからといって、我が家のオーディオが飛び抜けていい音をさせているワケではないし、なにか特別な機器・アクセサリーを使っているワケでもない。ブログをよく読んでいただければ、短所も明記されているのが分かるハズだ。どうか、美しい誤解をされませんように。

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