インターコネクトケーブル比較試聴
− Mark Levinson No390SL (フルバランス設計), Viola Cadenza, Goldmund Mimesis 28ME(アンバランス設計)のバランス接続とアンバランス接続の比較 −
さて、Current Cableの電源ケーブルの盛りだくさんの比較試聴を終え、いよいよインターコネクトケーブルEnchantressのXLR端子のものと、RCA端子のものの比較試聴を行う。なぜXLRとRCAの両方をお借りしたかというと、実はアンバランス設計であるパワーアンプGoldmund Mimesis 28MEの、RCA端子とXLR端子を比較評価してみたかったからだ。ついでに、フルバランス設計のCDP Mark Levinson No390SLの、バランス接続とアンバランス接続の比較もしてみよう。ということで、今回は単なるインコネ比較とは別の意味もある試聴となる。
<<プリ−パワー間>>
それでは、パワーアンプGoldmund Mimesis 28MEとプリアンプViola Cadenzaの間につないで比較してみよう。比較の対象はStealth Indra XLRだ。
◆Current Cable Enchantress XLR
高域はIndra XLRより狭い、そのせいか中域が厚く聴こえる。解像度も若干甘いようだ。低域は、多少ゆったりと聴こえる。ノイズフロアは低く、Stereovoxとは十分競えるのではないだろうか。
◆Current Cable Enchantress RCA
レンジはIndra XLRと変わらないようだ。しかし、解像度は高い。細かな音のニュアンスまで聴き取れる。とくに中域の解像度が素晴らしいのではないだろうか。中域に、ときおりハッとするほどのフォーカスの締まった、エッジの立った音が聴こえる。特定の周波数に特性のピークがあるのではと、疑ってしまうほどだ。
ということで、結果は、
Enchantress XLR → Indra XLR → Enchantress RCA
の順で好ましい、となってしまった。もしEnchantressのRCAとXLRが同程度の品質だとしたら、また、Cadenzaのバランスとアンバランスの出力が同程度の品質だとしたら、GoldmundはRCA入力の方が品質がよいということになる。アンバランス設計であるGoldmundにとっては、当たり前ということであろうが、Indra XLRを使用している私にとってはちょっと残念な結果だ。
え、感想が素っ気ないって?連日の比較試聴で疲れたのか、それとも表現力の限界か。いやいや、ちょっとデリケートなテーマになりそうなので、曖昧な表現はなるべく使わないようにしているのだ。マジでマジで。
<<CDP−プリ間>>
次に、CDP Mark Levinson No390SLとプリアンプViola Cadenzaの間につないで、傾向を見てみよう。ここでも比較の対象はStealth Indra XLRだ。ここでは、CDPがフルバランス設計の機器であるので、XLRの方が好成績となることが予想される。
◆Current Cable Enchantress XLR
先ほどの結果と同じだ。高域はIndraより狭い。いや、高域は出ているようなのだがエネルギー感が減少していて、高域の音量が小さく聴こえる。解像度はやや甘く、低域は、ゆったりとしている。静寂性は高い。
◆Current Cable Enchantress RCA
これは、比較にならない。音量がかなり下がってしまった。しかたがないのでボリュームを上げたが、レンジの狭さ、密度の薄さ、エネルギー感の少なさを感じる。なんともやせ細った音に聴こえてしまう。これ以上聴いてもしかたがないと判断し、早々に試聴を中断した。
そういえば、プリアンプを買った当初はCDPとはRCAでつないでいて、それをJPS Labs Superconductor2 XLRに変更したときのインプレには、音量がかなり上がったと書いている。
結果は、
Enchantress RCA → Enchantress XLR → Indra XLR
の順で好ましい、となった。もしEnchantressのRCAとXLRの品質が同じだとしたら、No390SLとCadenza間は、バランス接続とアンバランス接続の品質に大きな落差を許していることになる。
(後日追記:XLRからRCAに替えたときに、音量が下がったのは、Cadenza側に大きな要因がある可能性がある。ご存知のようにCadenzaは、左右のGainの調整が可能なのだが、それが、XLRとRCAで可変域が違うようなのだ。スペックに、"Gain : +6 〜 +16dB (variable)Single Ended, +12 〜 +3dB (variable)Balanced"と記載されていることに気が付いた。私は、左右のツマミを1時の位置に固定して聴いているのだが・・・こっから先は私の理解を超えている。勉強しなきゃダメか、ダメなのか?)
<< 考 察 >>
さて、以上の結果をどう捉えるか。EnchantressのRCAとXLRにあまり差がないと考えて、比較の結果を整理すると、No390SL -(a)- Cadenza -(b)- MM28MEの接続は、
(a),(b) : RCA,XLR → XLR,XLR → XLR,RCA
の順で好ましい。ここまできたらRCA,RCAも聴いてみたいのだが、残念ながらRCAは1本しかない。
ここで、機器の特徴を再度確認しておく。といっても、パンフやマニュアルに書いてあることを確認するだけで、何かを測定したり、特別な調査をしたわけではないが。
◇CDP:Mark Levinson No390SL
フルバランス設計であることを積極的にアピール。一応RCAアンバランス出力もある。マニュアルには、接続方法と操作説明が簡潔に書いてあるだけだ。
◇プリアンプ:Viola Cadenza
英文マニュアルには、個別の端子の解説のRCA出力のところに「アンバランス入力しか持っていないパワーアンプに使用」、XLR出力には「バランス入力のあるパワーアンプに使用」との記述があり、出力はXLR優先のニュアンスが読み取れる。日本語マニュアルには、笑ってしまう。「本体のプリアンプ出力からパワーアンプの入力に接続します」って、どんだけ省略してんだよ。それで分るけどね。
ちなみに、英文マニュアルの入力端子の説明は、RCA、XLRどれも公平に記述されている。
◇パワーアンプ:Goldmund Mimesis 28ME
アンバランス設計。一応XLR入力端子を持つが、マニュアルには・・・あ、改めて確認したら、恐い記述が。「キャノン端子はプロ用600Ω送りを受けるためのもので、コンシュマー用のハイエンド機器には使わないでください。不完全なバランス出力を持ったプリアンプのなかにはこのキャノン端子に接続すると支障をきたす機器もあります」だって。もう使っちゃってるよぉ。
●結論として、これらの機器の特徴はどうだろう。
上記を考慮した上で、試聴の結果をもとに、素直に推測すると、
・No390SLは、アンバランス出力のRCA端子の方が品質が低い
・Cadenzaは、バランス/アンバランス入出力に大きな品質の差はない
・MM28MEは、アンバランス入力のRCA端子の方が品質がよい
と思えるがどうだろう。わずかな状況証拠から導いた、少々頼りない推測だが。
●では、伝送方法の特徴は。
ここで、日本有数のオーディオショップの、7Fにいる店長のWebサイトのレポートの中に、バランス伝送とアンバランス伝送との方式による音質の違いについて、記述した文章を発見。
それを超・スーパー・スペシャル・ウルトラ・マンモスかいつまむと、バランス伝送は音像は大きく量感は多い、アンバランス伝送は音像は引き締まりエッジが際立つ、とのこと。私の感想と、少なからず似ていて安心した。って、かいつまみ過ぎだ。詳しく読みたい方は「バランス伝送とアンバランス伝送」あたりでググッてみてくれ。
そう考えると、どうだろう。Mark Levinsonの音とバランス伝送の音、Goldmundの音とアンバランス伝送の音、何となくイメージが重なるのは、きっと偶然ではないよね。
●最後に、これらを組み合わせる場合や、運用上のポイントは。
実は、某巨大掲示板での「バランス機器とアンバランス機器の混在はよくない」みたいな指摘が気になっていて、今回、多少の検証になるかと思って試聴してみた。
試聴の結果言えることは、上にも書いたけど、フルバランス設計の機器では、アンバランス接続の品質は落ちても文句が言いにくいし、アンバランス設計の機器は、バランス端子には期待しないのが間違いはない、ということだけだね。
我が家は、Cadenzaという得意不得意の少ないコントロールアンプが、バランス設計機器とアンバランス設計機器の間に入り、品質をコントロールしてくれている、と思いたい。なので、Goldmundをアンバランス接続に変更さえすれば、問題ないのではないだろうか。運用上の問題点としては、前段のインコネXLRをグレードアップしたときに、そのオサガリXLRを後段のRCAに使いまわしできなくて、懐に優しくない、ということくらいか。
機器の組み合わせで問題があるとしたら、バランス設計機器とアンバランス設計機器をダイレクトに接続する場合だね。バランス接続するにしても、アンバランス接続するにしても、どちらか一方の品質の高さを十分に享受できなくなってしまうと考えられる。こういった選択をする人は、純血同士の組み合わせも比較試聴して、よく確認した方がよいだろう。かく言う私は、オール・レビンソンもオール・ムンドも、まともに試聴したことがない。って、またもや説得力がないなぁ。
というとこらへんで、そろそろ切り上げてもいいだろうか?って誰に聞いてんだ、オレ。電気の知識の乏しい私の分析では、このへんが限界だろう。ってもう面倒になっただけなんじゃ・・・
そうそう、Current Cable Enchantressの評価はどうだったのか。私の好みからいえば、残念ながらStealth Indraを超えるものではなかった。しかし、Stereovoxとはいい勝負なのではないだろうか。ということで、Current Cableは同率で2位に並んだというところか。いやいや、大健闘でしょー。
RCAとXLRとのケーブル比較は難しいね。一般の家庭で、RCAとXLRのケーブルを公平に比較評価できる環境を持っている人は少なさそうだ。
以上で、4回に渡った怒涛のCurrent Cableの比較試聴を終わる。いやー、実りは非常に多かった。豊作豊作! 疲れたけど、そんな疲れはぶっとぶネ。と、お気楽な締めにしておこう。
さて、Current Cableの電源ケーブルの盛りだくさんの比較試聴を終え、いよいよインターコネクトケーブルEnchantressのXLR端子のものと、RCA端子のものの比較試聴を行う。なぜXLRとRCAの両方をお借りしたかというと、実はアンバランス設計であるパワーアンプGoldmund Mimesis 28MEの、RCA端子とXLR端子を比較評価してみたかったからだ。ついでに、フルバランス設計のCDP Mark Levinson No390SLの、バランス接続とアンバランス接続の比較もしてみよう。ということで、今回は単なるインコネ比較とは別の意味もある試聴となる。
<<プリ−パワー間>>
それでは、パワーアンプGoldmund Mimesis 28MEとプリアンプViola Cadenzaの間につないで比較してみよう。比較の対象はStealth Indra XLRだ。
◆Current Cable Enchantress XLR
高域はIndra XLRより狭い、そのせいか中域が厚く聴こえる。解像度も若干甘いようだ。低域は、多少ゆったりと聴こえる。ノイズフロアは低く、Stereovoxとは十分競えるのではないだろうか。
◆Current Cable Enchantress RCA
レンジはIndra XLRと変わらないようだ。しかし、解像度は高い。細かな音のニュアンスまで聴き取れる。とくに中域の解像度が素晴らしいのではないだろうか。中域に、ときおりハッとするほどのフォーカスの締まった、エッジの立った音が聴こえる。特定の周波数に特性のピークがあるのではと、疑ってしまうほどだ。
ということで、結果は、
Enchantress XLR → Indra XLR → Enchantress RCA
の順で好ましい、となってしまった。もしEnchantressのRCAとXLRが同程度の品質だとしたら、また、Cadenzaのバランスとアンバランスの出力が同程度の品質だとしたら、GoldmundはRCA入力の方が品質がよいということになる。アンバランス設計であるGoldmundにとっては、当たり前ということであろうが、Indra XLRを使用している私にとってはちょっと残念な結果だ。
え、感想が素っ気ないって?連日の比較試聴で疲れたのか、それとも表現力の限界か。いやいや、ちょっとデリケートなテーマになりそうなので、曖昧な表現はなるべく使わないようにしているのだ。マジでマジで。
<<CDP−プリ間>>
次に、CDP Mark Levinson No390SLとプリアンプViola Cadenzaの間につないで、傾向を見てみよう。ここでも比較の対象はStealth Indra XLRだ。ここでは、CDPがフルバランス設計の機器であるので、XLRの方が好成績となることが予想される。
◆Current Cable Enchantress XLR
先ほどの結果と同じだ。高域はIndraより狭い。いや、高域は出ているようなのだがエネルギー感が減少していて、高域の音量が小さく聴こえる。解像度はやや甘く、低域は、ゆったりとしている。静寂性は高い。
◆Current Cable Enchantress RCA
これは、比較にならない。音量がかなり下がってしまった。しかたがないのでボリュームを上げたが、レンジの狭さ、密度の薄さ、エネルギー感の少なさを感じる。なんともやせ細った音に聴こえてしまう。これ以上聴いてもしかたがないと判断し、早々に試聴を中断した。
そういえば、プリアンプを買った当初はCDPとはRCAでつないでいて、それをJPS Labs Superconductor2 XLRに変更したときのインプレには、音量がかなり上がったと書いている。
結果は、
Enchantress RCA → Enchantress XLR → Indra XLR
の順で好ましい、となった。もしEnchantressのRCAとXLRの品質が同じだとしたら、No390SLとCadenza間は、バランス接続とアンバランス接続の品質に大きな落差を許していることになる。
(後日追記:XLRからRCAに替えたときに、音量が下がったのは、Cadenza側に大きな要因がある可能性がある。ご存知のようにCadenzaは、左右のGainの調整が可能なのだが、それが、XLRとRCAで可変域が違うようなのだ。スペックに、"Gain : +6 〜 +16dB (variable)Single Ended, +12 〜 +3dB (variable)Balanced"と記載されていることに気が付いた。私は、左右のツマミを1時の位置に固定して聴いているのだが・・・こっから先は私の理解を超えている。勉強しなきゃダメか、ダメなのか?)
<< 考 察 >>
さて、以上の結果をどう捉えるか。EnchantressのRCAとXLRにあまり差がないと考えて、比較の結果を整理すると、No390SL -(a)- Cadenza -(b)- MM28MEの接続は、
(a),(b) : RCA,XLR → XLR,XLR → XLR,RCA
の順で好ましい。ここまできたらRCA,RCAも聴いてみたいのだが、残念ながらRCAは1本しかない。
ここで、機器の特徴を再度確認しておく。といっても、パンフやマニュアルに書いてあることを確認するだけで、何かを測定したり、特別な調査をしたわけではないが。
◇CDP:Mark Levinson No390SL
フルバランス設計であることを積極的にアピール。一応RCAアンバランス出力もある。マニュアルには、接続方法と操作説明が簡潔に書いてあるだけだ。
◇プリアンプ:Viola Cadenza
英文マニュアルには、個別の端子の解説のRCA出力のところに「アンバランス入力しか持っていないパワーアンプに使用」、XLR出力には「バランス入力のあるパワーアンプに使用」との記述があり、出力はXLR優先のニュアンスが読み取れる。日本語マニュアルには、笑ってしまう。「本体のプリアンプ出力からパワーアンプの入力に接続します」って、どんだけ省略してんだよ。それで分るけどね。
ちなみに、英文マニュアルの入力端子の説明は、RCA、XLRどれも公平に記述されている。
◇パワーアンプ:Goldmund Mimesis 28ME
アンバランス設計。一応XLR入力端子を持つが、マニュアルには・・・あ、改めて確認したら、恐い記述が。「キャノン端子はプロ用600Ω送りを受けるためのもので、コンシュマー用のハイエンド機器には使わないでください。不完全なバランス出力を持ったプリアンプのなかにはこのキャノン端子に接続すると支障をきたす機器もあります」だって。もう使っちゃってるよぉ。
●結論として、これらの機器の特徴はどうだろう。
上記を考慮した上で、試聴の結果をもとに、素直に推測すると、
・No390SLは、アンバランス出力のRCA端子の方が品質が低い
・Cadenzaは、バランス/アンバランス入出力に大きな品質の差はない
・MM28MEは、アンバランス入力のRCA端子の方が品質がよい
と思えるがどうだろう。わずかな状況証拠から導いた、少々頼りない推測だが。
●では、伝送方法の特徴は。
ここで、日本有数のオーディオショップの、7Fにいる店長のWebサイトのレポートの中に、バランス伝送とアンバランス伝送との方式による音質の違いについて、記述した文章を発見。
それを超・スーパー・スペシャル・ウルトラ・マンモスかいつまむと、バランス伝送は音像は大きく量感は多い、アンバランス伝送は音像は引き締まりエッジが際立つ、とのこと。私の感想と、少なからず似ていて安心した。って、かいつまみ過ぎだ。詳しく読みたい方は「バランス伝送とアンバランス伝送」あたりでググッてみてくれ。
そう考えると、どうだろう。Mark Levinsonの音とバランス伝送の音、Goldmundの音とアンバランス伝送の音、何となくイメージが重なるのは、きっと偶然ではないよね。
●最後に、これらを組み合わせる場合や、運用上のポイントは。
実は、某巨大掲示板での「バランス機器とアンバランス機器の混在はよくない」みたいな指摘が気になっていて、今回、多少の検証になるかと思って試聴してみた。
試聴の結果言えることは、上にも書いたけど、フルバランス設計の機器では、アンバランス接続の品質は落ちても文句が言いにくいし、アンバランス設計の機器は、バランス端子には期待しないのが間違いはない、ということだけだね。
我が家は、Cadenzaという得意不得意の少ないコントロールアンプが、バランス設計機器とアンバランス設計機器の間に入り、品質をコントロールしてくれている、と思いたい。なので、Goldmundをアンバランス接続に変更さえすれば、問題ないのではないだろうか。運用上の問題点としては、前段のインコネXLRをグレードアップしたときに、そのオサガリXLRを後段のRCAに使いまわしできなくて、懐に優しくない、ということくらいか。
機器の組み合わせで問題があるとしたら、バランス設計機器とアンバランス設計機器をダイレクトに接続する場合だね。バランス接続するにしても、アンバランス接続するにしても、どちらか一方の品質の高さを十分に享受できなくなってしまうと考えられる。こういった選択をする人は、純血同士の組み合わせも比較試聴して、よく確認した方がよいだろう。かく言う私は、オール・レビンソンもオール・ムンドも、まともに試聴したことがない。って、またもや説得力がないなぁ。
というとこらへんで、そろそろ切り上げてもいいだろうか?って誰に聞いてんだ、オレ。電気の知識の乏しい私の分析では、このへんが限界だろう。ってもう面倒になっただけなんじゃ・・・
そうそう、Current Cable Enchantressの評価はどうだったのか。私の好みからいえば、残念ながらStealth Indraを超えるものではなかった。しかし、Stereovoxとはいい勝負なのではないだろうか。ということで、Current Cableは同率で2位に並んだというところか。いやいや、大健闘でしょー。
RCAとXLRとのケーブル比較は難しいね。一般の家庭で、RCAとXLRのケーブルを公平に比較評価できる環境を持っている人は少なさそうだ。
以上で、4回に渡った怒涛のCurrent Cableの比較試聴を終わる。いやー、実りは非常に多かった。豊作豊作! 疲れたけど、そんな疲れはぶっとぶネ。と、お気楽な締めにしておこう。
電源ケーブル比較試聴その3
もし、
「Electra Glide Audio Epiphany X エージング後」
「電源ケーブル比較試聴その1」
「電源ケーブル比較試聴その2」
を読んでいなかったら、まずこれらを先に読まれた方が、より理解しやすいかも。
今回の比較試聴、第3ラウンドは、パワーアンプGoldmund Mimesis 28MEにつないで、現行のGoldmund Power Cable Lとの比較だ。対象となるケーブルは、
Current Cable Conqueror
となる。Stealth Dreamは、パワーアンプにはもういいよ、って感じだろう。
チェックCDは引き続き「LaShell Griffin / Free」。
今回の試聴のポイントは、Conquerorが、ムンドらしいハイスピードさを損ねずに、どれほどの効果を上げられるか、ということだろう。「ムンドにはムンド」とよく言われるように、ムンドの良さを一番引き出すのは同じムンドを組み合わせたときらしい。って、同一メーカー複数使用を避けている私が言うのは矛盾しているが。しかし、低域のハイスピード感については、このPower Cable Lを使用したときがピカイチだと思っている。
それに、ケーブルの硬さに対する許容度は、実はこのMM28MEが一番低い。このパワーアンプは床の上のオーディオボードに乗せているので、いくらでも位置を変えられるのだが、インコネが結構伸びきっているし、もうこれ以上居住域には入ってきて欲しくないし。Conquerorだと、ちょっとで済むとは思えないしね。
◆Current Cable Conqueror
で、つないでみた。プリとパワーをちょっと斜めにずらした程度でつなげられた。やれやれ。
では、音出し。最初に沈黙の中から現われた、ピアノとウィンドチャイムの音の、その音の多さに驚いた。色彩濃く、鮮やかで、豊かで、余韻が長い。音が多いにもかかわらずフォーカスが絞られたピンポイントの音で、少しの曇りもない。そんな予想外の音が、手に取れるような生々しさで空中に現われたのだ。
続くボーカルを聴いて「やられた」と感じた。少しくらいの音の向上で、このパワーアンプの電源ケーブルを替える気持ちはない。しかし、替えないわけにはいかないレベルの音の変化だと気が付いたのだ。今まで求めていたボーカルの音、なかなか近づけなかったボーカルの音が、今、目の前にあった。センターのやや見上げたところの一点から聴こえる、血の通った声。いや、これはマイクを通した声だ。マイクの表面に反射する、あるいは表面を通過する際に減衰する音の様子が分る気がする。あ、ここから先はオカルトの世界か。入り込むのはやめておこう。
すぐにストリングスが入ってくる。あれ?!音場が左右に広がった。Dreamはつないでないぞ、Conquerorのはずだ。少し混乱した。そうすると前後の立体感が損なわれてしまったのか?いや、変わらない。変わらないどころか、ステージ全体が広がり、音の前後左右の重なりがきれいに分離して、音場のなかに配置された楽器の存在がはっきり分かる。なんちゅー空間表現力だ!
そうだ、低域のスピード感はどうだ。なんて、比較するのもムナしい。格段に厚みの違う低音を、同等以上のハイスピードでブリブリ鳴らしていた。中高域の余韻が長いところが、ハイスピードでないと言えなくはないか。
唖然とした。いままで聴いていた音は何だったのか。いままで得意げに語っていた前後に立体的な音場って、いったい何だったのか。今までの自分が矮小に思えて、急に恥ずかしくなってしまった。
そしたら、この曲はどう聴こえるんだろう。「akiko / In The Afternoon」、「Joss Stone / The Chokin' Kind」、「Sarah Brightman / Harem」、「Misia / Everything」、次から次へとCDを引っ張り出して聴いてしまう。あ、こうしてはいられない、Conquerorを手放すわけにはいかない。貸してくださった方に、あわててメール。購入させていただく場合の費用と、それから忘れちゃいけない、メーカーに圧着チューブを半分にできないかを確認していただくお願い。パワーアンプの試聴の前は、Peacemakerを1〜2本なんて思っていたが、間違っていた。このConquerorが最優先だ。なんか混乱気味にメールを送ってしまった。すいません。
興奮してしまって、なかなか冷静に戻れなかった。しかし、このMM28MEにこんな能力があったなんて、なんで気が付かなかったのだろう。まるで、年末の大掃除で、油で真っ黒に汚れた換気扇を洗った直後、見違えるように勢いよく回りだしたような、あ、妙な喩えはやめとく。
ここ最近、電源装置を導入し、プリを導入し、インコネをグレードアップし、さらに今回の試聴で前段の機器の電源ケーブルを交換して、ポテンシャルを上げて上げて、もう積み上げられないくらい上げて、ここで一気に開放した、そんな変化じゃないだろうか。でなきゃ、パワーアンプの電源ケーブルで、これだけの変化した量と変化した要素は考えにくいよね。
Conquerorが良いのは疑いようがないけど、ルームアコースティックの改善によって、音の変化が分りやすくなったのも大きいだろうね。機器の素の音が聴きたいと思って、吸音中心の対策をしたのが、まずは功を奏したと思っていいのではないだろうか。吸音対策前に、PeacemakerをMM28MEにつないで試聴したときは、分らなかったんだから。きっとその時は、部屋の反射音に紛れて、微妙なニュアンスの変化が聴き取れなかったんだろう。
いやー、思い上がってるように聞こえるかもしれないが、我が家の音が、確実に別次元へと移行したのを感じた。マジで。
◆Stealth Dream (Dream Preamp) −おまけ
別次元にいったのなら、Dreamもまた違った音に聴こえるハズだ。ということで、再びプリアンプViola Cadenzaにつないでみた。その前につながっていたElectra Glide Epiphany Xとの比較になる。
いやー、違いがハッキリ分ってしまう。ハッキリ分りすぎて、箇条書きで書ける。
・高域ではなく、中高域にかなり響きが乗る
・高域はむしろ伸びておらず、ステージが下に下がる
・解像度が甘く、ボーカルの音像が大きくなる
・音場は左右に広がる
・しかし音場の端の音は解像度が甘いせいでダンゴになってしまう
・低音も締りがなく、ユルくなる
これらのことで、Dreamは悪いと考えるのは早計だろう。Dreamは優れているのだが、さらにEpiphany Xの方が上記の点で優秀である、と考えなければ判断を誤る。
(後日追記:Dreamについて、かなり誤解を与えるような書き方になってしまったかもしれない。比較試聴が続いたせいで、ちょっと分析的になりすぎたようだ。多くの機器、アクセサリーには一長一短があり、それを導入する人も、取捨選択をしてのことだと思う。例えば私も、ボーカルの温かさが欲しくて高域表現を二の次にしたこともある。Dreamは左右に広い音場表現が突出している。電源ケーブルでここまでの音場を作ることが出来るケーブルを、私は聴いたことがない。Dreamは、その音場を得るために、何かを少し犠牲にしているというだけのことだと思う。今回は私の求める方向性と、Dreamのそれが違っていたというだけのことだ。)
電源は大事だと聞いていたけど、本当に電源の大事さを実感した。今回は、後段のパワーアンプの電源ケーブルがボトルネックになっていて、今まで行ってきた、数々の対策の効果を半減させていたのではないだろうか。Conquerorのおかげで、その数々の対策が、やっと十分な効果を発揮することができた、そんな気がしている。
素晴らしいケーブルを貸してくださり、このような機会を与えてくださった、Kさんに多大な感謝。
さて、つぎはインコネの比較試聴をしないと。大忙しだ。世間はワールドカップで騒がしいが、我が家はケーブルのワールドカップだ・・・・・・さぶ。それにほとんど米国産ケーブルばっかりだし。
今度はしばらく悩んだあとに
「インターコネクトケーブル比較試聴」 − Mark Levinson No390SL (フルバランス設計), Viola Cadenza, Goldmund Mimesis 28ME(アンバランス設計)のバランス接続とアンバランス接続の比較 −
「Electra Glide Audio Epiphany X エージング後」
「電源ケーブル比較試聴その1」
「電源ケーブル比較試聴その2」
を読んでいなかったら、まずこれらを先に読まれた方が、より理解しやすいかも。
今回の比較試聴、第3ラウンドは、パワーアンプGoldmund Mimesis 28MEにつないで、現行のGoldmund Power Cable Lとの比較だ。対象となるケーブルは、
Current Cable Conqueror
となる。Stealth Dreamは、パワーアンプにはもういいよ、って感じだろう。
チェックCDは引き続き「LaShell Griffin / Free」。
今回の試聴のポイントは、Conquerorが、ムンドらしいハイスピードさを損ねずに、どれほどの効果を上げられるか、ということだろう。「ムンドにはムンド」とよく言われるように、ムンドの良さを一番引き出すのは同じムンドを組み合わせたときらしい。って、同一メーカー複数使用を避けている私が言うのは矛盾しているが。しかし、低域のハイスピード感については、このPower Cable Lを使用したときがピカイチだと思っている。
それに、ケーブルの硬さに対する許容度は、実はこのMM28MEが一番低い。このパワーアンプは床の上のオーディオボードに乗せているので、いくらでも位置を変えられるのだが、インコネが結構伸びきっているし、もうこれ以上居住域には入ってきて欲しくないし。Conquerorだと、ちょっとで済むとは思えないしね。
◆Current Cable Conqueror
で、つないでみた。プリとパワーをちょっと斜めにずらした程度でつなげられた。やれやれ。
では、音出し。最初に沈黙の中から現われた、ピアノとウィンドチャイムの音の、その音の多さに驚いた。色彩濃く、鮮やかで、豊かで、余韻が長い。音が多いにもかかわらずフォーカスが絞られたピンポイントの音で、少しの曇りもない。そんな予想外の音が、手に取れるような生々しさで空中に現われたのだ。
続くボーカルを聴いて「やられた」と感じた。少しくらいの音の向上で、このパワーアンプの電源ケーブルを替える気持ちはない。しかし、替えないわけにはいかないレベルの音の変化だと気が付いたのだ。今まで求めていたボーカルの音、なかなか近づけなかったボーカルの音が、今、目の前にあった。センターのやや見上げたところの一点から聴こえる、血の通った声。いや、これはマイクを通した声だ。マイクの表面に反射する、あるいは表面を通過する際に減衰する音の様子が分る気がする。あ、ここから先はオカルトの世界か。入り込むのはやめておこう。
すぐにストリングスが入ってくる。あれ?!音場が左右に広がった。Dreamはつないでないぞ、Conquerorのはずだ。少し混乱した。そうすると前後の立体感が損なわれてしまったのか?いや、変わらない。変わらないどころか、ステージ全体が広がり、音の前後左右の重なりがきれいに分離して、音場のなかに配置された楽器の存在がはっきり分かる。なんちゅー空間表現力だ!
そうだ、低域のスピード感はどうだ。なんて、比較するのもムナしい。格段に厚みの違う低音を、同等以上のハイスピードでブリブリ鳴らしていた。中高域の余韻が長いところが、ハイスピードでないと言えなくはないか。
唖然とした。いままで聴いていた音は何だったのか。いままで得意げに語っていた前後に立体的な音場って、いったい何だったのか。今までの自分が矮小に思えて、急に恥ずかしくなってしまった。
そしたら、この曲はどう聴こえるんだろう。「akiko / In The Afternoon」、「Joss Stone / The Chokin' Kind」、「Sarah Brightman / Harem」、「Misia / Everything」、次から次へとCDを引っ張り出して聴いてしまう。あ、こうしてはいられない、Conquerorを手放すわけにはいかない。貸してくださった方に、あわててメール。購入させていただく場合の費用と、それから忘れちゃいけない、メーカーに圧着チューブを半分にできないかを確認していただくお願い。パワーアンプの試聴の前は、Peacemakerを1〜2本なんて思っていたが、間違っていた。このConquerorが最優先だ。なんか混乱気味にメールを送ってしまった。すいません。
興奮してしまって、なかなか冷静に戻れなかった。しかし、このMM28MEにこんな能力があったなんて、なんで気が付かなかったのだろう。まるで、年末の大掃除で、油で真っ黒に汚れた換気扇を洗った直後、見違えるように勢いよく回りだしたような、あ、妙な喩えはやめとく。
ここ最近、電源装置を導入し、プリを導入し、インコネをグレードアップし、さらに今回の試聴で前段の機器の電源ケーブルを交換して、ポテンシャルを上げて上げて、もう積み上げられないくらい上げて、ここで一気に開放した、そんな変化じゃないだろうか。でなきゃ、パワーアンプの電源ケーブルで、これだけの変化した量と変化した要素は考えにくいよね。
Conquerorが良いのは疑いようがないけど、ルームアコースティックの改善によって、音の変化が分りやすくなったのも大きいだろうね。機器の素の音が聴きたいと思って、吸音中心の対策をしたのが、まずは功を奏したと思っていいのではないだろうか。吸音対策前に、PeacemakerをMM28MEにつないで試聴したときは、分らなかったんだから。きっとその時は、部屋の反射音に紛れて、微妙なニュアンスの変化が聴き取れなかったんだろう。
いやー、思い上がってるように聞こえるかもしれないが、我が家の音が、確実に別次元へと移行したのを感じた。マジで。
◆Stealth Dream (Dream Preamp) −おまけ
別次元にいったのなら、Dreamもまた違った音に聴こえるハズだ。ということで、再びプリアンプViola Cadenzaにつないでみた。その前につながっていたElectra Glide Epiphany Xとの比較になる。
いやー、違いがハッキリ分ってしまう。ハッキリ分りすぎて、箇条書きで書ける。
・高域ではなく、中高域にかなり響きが乗る
・高域はむしろ伸びておらず、ステージが下に下がる
・解像度が甘く、ボーカルの音像が大きくなる
・音場は左右に広がる
・しかし音場の端の音は解像度が甘いせいでダンゴになってしまう
・低音も締りがなく、ユルくなる
これらのことで、Dreamは悪いと考えるのは早計だろう。Dreamは優れているのだが、さらにEpiphany Xの方が上記の点で優秀である、と考えなければ判断を誤る。
(後日追記:Dreamについて、かなり誤解を与えるような書き方になってしまったかもしれない。比較試聴が続いたせいで、ちょっと分析的になりすぎたようだ。多くの機器、アクセサリーには一長一短があり、それを導入する人も、取捨選択をしてのことだと思う。例えば私も、ボーカルの温かさが欲しくて高域表現を二の次にしたこともある。Dreamは左右に広い音場表現が突出している。電源ケーブルでここまでの音場を作ることが出来るケーブルを、私は聴いたことがない。Dreamは、その音場を得るために、何かを少し犠牲にしているというだけのことだと思う。今回は私の求める方向性と、Dreamのそれが違っていたというだけのことだ。)
電源は大事だと聞いていたけど、本当に電源の大事さを実感した。今回は、後段のパワーアンプの電源ケーブルがボトルネックになっていて、今まで行ってきた、数々の対策の効果を半減させていたのではないだろうか。Conquerorのおかげで、その数々の対策が、やっと十分な効果を発揮することができた、そんな気がしている。
素晴らしいケーブルを貸してくださり、このような機会を与えてくださった、Kさんに多大な感謝。
さて、つぎはインコネの比較試聴をしないと。大忙しだ。世間はワールドカップで騒がしいが、我が家はケーブルのワールドカップだ・・・・・・さぶ。それにほとんど米国産ケーブルばっかりだし。
今度はしばらく悩んだあとに
「インターコネクトケーブル比較試聴」 − Mark Levinson No390SL (フルバランス設計), Viola Cadenza, Goldmund Mimesis 28ME(アンバランス設計)のバランス接続とアンバランス接続の比較 −
電源ケーブル比較試聴その2
もし、「Electra Glide Audio Epiphany X エージング後」と、「電源ケーブル比較試聴その1」を読んでいなかったら、まずこれらを先に読まれた方が、より理解しやすいかも。
今回の比較試聴、第2ラウンドとでもいうべきかな、プリアンプViola Cadenzaにつないで、現行のStealth Cloude Nineとの比較だ。対象となるケーブルは、CDPにCurrent Cable Peacemakerをつないだままなので、代わりにEpiphany Xが参加して、
Stealth Dream (Dream Preamp)
Electra Glide Epiphany X
Current Cable Conqueror
となる。チェックCDは引き続き「LaShell Griffin / Free」。
◆Stealth Dream (Dream Preamp)
まずDream。音の傾向は、「比較試聴その1」のCDPのときとほぼ同じだね。ただ、CDPのときはEpiphany Xとの比較、今回のプリは同じくStealthの弟分Cloude Nineとの比較なので、変化量は少ない。
高域がスッキリした印象だ。ざわざわ感がなくなり、音がはっきりする。やっぱり、Cloude Nineは高域の響きが多めなんだね。それから、音場はもちろん一回り大きくなる。音のエネルギー感も向上したか。音がはっきりするのは、余計な響きがなくなったせいだけではなさそうだ。音の密度も向上し、レンジも広くなったようで、高域、低域もよく伸びる。
Cloude Nineからレベルアップするなら、Dreamはいい選択だろう、って当たり前か。しかし、前回の「比較試聴その1」を終えた私としては、そもそもCloude Nineを使用していたことから懐疑的になっている。
◆Electra Glide Epiphany X
Current Cableと相似形と判断したEpiphany X、試聴は省略してもいいだろうと考えたのだが、やっぱり念のため。だって、電源ケーブル総入れ替えなんてちょっとキビシすぎるから、手持ちのケーブルに活躍のチャンスをあげないと。
おー、ずいぶんスッキリした。響きが消え、静寂性が増した。音場は狭くなったが、代わりに音がグッと引き締まった。左右のコーラスに「アンタらそこに居たのか」って声をかけた、頭の中で。だって、SPの脇から出てきたんだもん。
これも前々回の「Epiphany X エージング後」の評価と同じになってしまう。比較対象が違うのにもかかわらずだ。音の密度やエネルギーが増し「存在感」がでたのだが、音の厚さはあまり変わらず「実体感」は、それほど変化を感じない。いや、高域の厚さは増したかもしれない。少し硬質な音になったかも。
そーかー、Cloude Nineを外すと、こーなるのかー。ちょっと考えてしまうね。今まで、左右に広い音場と、前後に立体的な音場を、中途半端に取り混ぜてバランスを取っている気になっていた。このEpiphany Xを使用することによって、左右の音場の相当な部分をバッサリ取り去ってしまうことになる。いや、実際はそれほど大きな変化ではないのかもしれないが、精神的にはひとつの区切りというか、割り切りが必要になる。バランスを取り続けるか、思い切って舵を切るか。
決断はちょっと保留して、次に行ってみよう。
◆Current Cable Conqueror
これまた、硬くてつなぐのに苦労した。Cadenzaの電源ユニットが、やっぱりラックからハミ出して、しかも片足を踏み外して傾いている。電源ユニットだから、ま、いいか。「ちょっとの間だからガマンして〜」とまた頭の中で声をかけた。今夜は独り言が多いが、声には出してないよーだ。
音出ししたら、結構な変化だね。「比較試聴その1」の構図、
MIT Shotgun AC1 → Epiphany X → Peacemaker → Conqueror
のPeacemakerを飛ばして、2ランクアップだもんね。変化量としたら、「実体感」が全然違う。さっき「アンタらそこに居たのか」って声かけた、ちょっと遠慮がちだったコーラスが、すっかりリラックスして、テンション上げて、腹の底から声出してる。
Cloude Nineから比べたら、これはもう別物・・・まで思ったところで、すごいことに気が付いてしまった。「比較試聴その1」から考えると、期せずして同一メーカーのケーブルの組み合わせ、
CDP:Dream、 プリアンプ:Cloude Nine
のStealthコンビと、
CDP:Peacemaker、プリアンプ:Conqueror
のCurrent Cableコンビを聴いたわけだが、11曲目「Better Days」がまるで別アーティストのカバーに聴こえるのだ。Stealthコンビは「ウィーン少年合唱団 / Better Days」で、Current Cableコンビは「メンフィス・ゴスペル・クワイヤ(仮) / Better Days」だ。あくまで私の脳内のイメージだけどね。ウィーン少年合唱団はオーディオで聴いたことないし、メンフィス・ゴスペル・クワイヤ(仮)は、仮想のグループだ。それじゃ説得力ないってか。でも、イメージは分かってもらえると思う。天使のコーラスと、魂のボーカルだ。
で、どっちがいいかって?実際にこの「Better Days」を唄っているLaShell Griffinは、元気のいい黒人のおばちゃん、バリバリのゴスペルシンガーだ。
Current CableはPeacemakerにしてもConquerorにしても、本当にクセの少ないケーブルだと思う。Dreamのクセを見事に暴き出してしまった。強いて悪いところを挙げるとすると、若干音の芯がパワフルになりすぎて硬質に感じるところだろうか。あれ、これってAvalon ISISを試聴したときと同じだなぁ。ニアフィールドってことか?やっぱり我が家がタコなのか?
電源ケーブルでここまで変わっていいのだろうか、ってほどの体験をした。そして、自分のオーディオの方向性について、大きな決断を迫られた。半分以上心は決まっているのだが、もう少し悩もう。実は、もう一ヵ所、音場型の代表ともいえる大物を使っている。Kimber Select KS-3035 SPケーブルだ。こっちはちょっと厄介かも。でも、この悩む時間も楽しいのだ。
次の「比較試聴その3」は、私的には天地がひっくり返るようなことが起きてしまった。「比較試聴その2」まででもすごい体験だと思ったのに、それをアッサリ超越してしまった。しばらく興奮して、冷静に戻れなかった。パワーアンプにつないでGoldmund Power Cable Lとの比較なのだが・・・テレビドラマのいいとこで終わるパターンじゃないけど、文章にするまで、しばらくお待ちを。
また2日後
で、「電源ケーブル比較試聴その3」。
今回の比較試聴、第2ラウンドとでもいうべきかな、プリアンプViola Cadenzaにつないで、現行のStealth Cloude Nineとの比較だ。対象となるケーブルは、CDPにCurrent Cable Peacemakerをつないだままなので、代わりにEpiphany Xが参加して、
Stealth Dream (Dream Preamp)
Electra Glide Epiphany X
Current Cable Conqueror
となる。チェックCDは引き続き「LaShell Griffin / Free」。
◆Stealth Dream (Dream Preamp)
まずDream。音の傾向は、「比較試聴その1」のCDPのときとほぼ同じだね。ただ、CDPのときはEpiphany Xとの比較、今回のプリは同じくStealthの弟分Cloude Nineとの比較なので、変化量は少ない。
高域がスッキリした印象だ。ざわざわ感がなくなり、音がはっきりする。やっぱり、Cloude Nineは高域の響きが多めなんだね。それから、音場はもちろん一回り大きくなる。音のエネルギー感も向上したか。音がはっきりするのは、余計な響きがなくなったせいだけではなさそうだ。音の密度も向上し、レンジも広くなったようで、高域、低域もよく伸びる。
Cloude Nineからレベルアップするなら、Dreamはいい選択だろう、って当たり前か。しかし、前回の「比較試聴その1」を終えた私としては、そもそもCloude Nineを使用していたことから懐疑的になっている。
◆Electra Glide Epiphany X
Current Cableと相似形と判断したEpiphany X、試聴は省略してもいいだろうと考えたのだが、やっぱり念のため。だって、電源ケーブル総入れ替えなんてちょっとキビシすぎるから、手持ちのケーブルに活躍のチャンスをあげないと。
おー、ずいぶんスッキリした。響きが消え、静寂性が増した。音場は狭くなったが、代わりに音がグッと引き締まった。左右のコーラスに「アンタらそこに居たのか」って声をかけた、頭の中で。だって、SPの脇から出てきたんだもん。
これも前々回の「Epiphany X エージング後」の評価と同じになってしまう。比較対象が違うのにもかかわらずだ。音の密度やエネルギーが増し「存在感」がでたのだが、音の厚さはあまり変わらず「実体感」は、それほど変化を感じない。いや、高域の厚さは増したかもしれない。少し硬質な音になったかも。
そーかー、Cloude Nineを外すと、こーなるのかー。ちょっと考えてしまうね。今まで、左右に広い音場と、前後に立体的な音場を、中途半端に取り混ぜてバランスを取っている気になっていた。このEpiphany Xを使用することによって、左右の音場の相当な部分をバッサリ取り去ってしまうことになる。いや、実際はそれほど大きな変化ではないのかもしれないが、精神的にはひとつの区切りというか、割り切りが必要になる。バランスを取り続けるか、思い切って舵を切るか。
決断はちょっと保留して、次に行ってみよう。
◆Current Cable Conqueror
これまた、硬くてつなぐのに苦労した。Cadenzaの電源ユニットが、やっぱりラックからハミ出して、しかも片足を踏み外して傾いている。電源ユニットだから、ま、いいか。「ちょっとの間だからガマンして〜」とまた頭の中で声をかけた。今夜は独り言が多いが、声には出してないよーだ。
音出ししたら、結構な変化だね。「比較試聴その1」の構図、
MIT Shotgun AC1 → Epiphany X → Peacemaker → Conqueror
のPeacemakerを飛ばして、2ランクアップだもんね。変化量としたら、「実体感」が全然違う。さっき「アンタらそこに居たのか」って声かけた、ちょっと遠慮がちだったコーラスが、すっかりリラックスして、テンション上げて、腹の底から声出してる。
Cloude Nineから比べたら、これはもう別物・・・まで思ったところで、すごいことに気が付いてしまった。「比較試聴その1」から考えると、期せずして同一メーカーのケーブルの組み合わせ、
CDP:Dream、 プリアンプ:Cloude Nine
のStealthコンビと、
CDP:Peacemaker、プリアンプ:Conqueror
のCurrent Cableコンビを聴いたわけだが、11曲目「Better Days」がまるで別アーティストのカバーに聴こえるのだ。Stealthコンビは「ウィーン少年合唱団 / Better Days」で、Current Cableコンビは「メンフィス・ゴスペル・クワイヤ(仮) / Better Days」だ。あくまで私の脳内のイメージだけどね。ウィーン少年合唱団はオーディオで聴いたことないし、メンフィス・ゴスペル・クワイヤ(仮)は、仮想のグループだ。それじゃ説得力ないってか。でも、イメージは分かってもらえると思う。天使のコーラスと、魂のボーカルだ。
で、どっちがいいかって?実際にこの「Better Days」を唄っているLaShell Griffinは、元気のいい黒人のおばちゃん、バリバリのゴスペルシンガーだ。
Current CableはPeacemakerにしてもConquerorにしても、本当にクセの少ないケーブルだと思う。Dreamのクセを見事に暴き出してしまった。強いて悪いところを挙げるとすると、若干音の芯がパワフルになりすぎて硬質に感じるところだろうか。あれ、これってAvalon ISISを試聴したときと同じだなぁ。ニアフィールドってことか?やっぱり我が家がタコなのか?
![]() | 試聴待機中の、左からCurrent Cable Conqueror、Electra Glide Epiphany X、Stealth Dream (Dream Preamp)。太いはずのEpiphany Xが、カヨワく見える。 |
電源ケーブルでここまで変わっていいのだろうか、ってほどの体験をした。そして、自分のオーディオの方向性について、大きな決断を迫られた。半分以上心は決まっているのだが、もう少し悩もう。実は、もう一ヵ所、音場型の代表ともいえる大物を使っている。Kimber Select KS-3035 SPケーブルだ。こっちはちょっと厄介かも。でも、この悩む時間も楽しいのだ。
次の「比較試聴その3」は、私的には天地がひっくり返るようなことが起きてしまった。「比較試聴その2」まででもすごい体験だと思ったのに、それをアッサリ超越してしまった。しばらく興奮して、冷静に戻れなかった。パワーアンプにつないでGoldmund Power Cable Lとの比較なのだが・・・テレビドラマのいいとこで終わるパターンじゃないけど、文章にするまで、しばらくお待ちを。
また2日後
で、「電源ケーブル比較試聴その3」。
電源ケーブル比較試聴その1
Stealth Indraを譲っていただいた方から、試聴のために大量のケーブルを貸していただいた。
電源ケーブル、
Stealth Dream (Dream Preamp)
Current Cable Peacemaker
Current Cable Conqueror
インターコネクトケーブル、
Current Cable Enchantress XLR
Current Cable Enchantress RCA
だ。
今回は、CDPでの電源ケーブルの比較試聴の結果を書く。この比較試聴のリファレンスとするために、「Electra Glide Audio Epiphany X エージング後」の評価をしているので、そちらを読んでからの方が、理解しやすいかも。
Stealth Dreamは、ご存知の方も多いだろう。今回お借りできたのは、Dream Power、Dream Digital、Dream Preampの3種類の中のDream Preampだ。
Current Cableの方は、知っている方は少数だと思う。日本での取り扱いはまだない。米国でも新進のメーカーらしい。電源ケーブルは、前段の機器用のPeacemakerとパワーアンプなどの消費電力の大きな機器用のConquerorがある。導線は銀と銅のリボン状のものを組み合わせたもので、米国の軍事グレードのシリコン等を使用し、特に振動対策には研究を重ねたとのこと。Conquerorは、Peacemakerより導体の量が60%アップしているらしい。また、すべてのケーブルにクライオ処理と、エージングをほぼ100%終了させるケーブルクッカー処理が施されているとのこと。私は以前一度Peacemakerの試聴をさせていただいているが、それ以降にクライオ処理等のいくつかの改善がされている。
今回の比較試聴、まずは、CDP Mark Levinson No390SLにつないで、Electra Glide Epiphany Xとの比較だ。チェックCDはいつもの「LaShell Griffin / Free」。
◆Stealth Dream (Dream Preamp)
まずは、Dreamから。Indraを崇拝する私には、Stealthに対する非常に好意的な先入観が、コッテリと詰め込まれている。このケーブル、見た目は高級感と清潔感と力強さを併せ持った、ぶっといホワイトのケーブルだ。ぶっといけれど非常に柔らかいので、取り回しは極めて楽チン。所有することの満足度は極めて高いだろう。いーなー、これ。
さて音出し。げ、なんだこの変化は。いきなり部屋がひと回り大きな半球体のドームに変わり、音がドームの壁際まで広がった。すげー音場だ!なんで、電源ケーブルでこんな変化が起こるかなー、まったく理解に苦しむ。多分、高域に独特の響きが乗るのではないだろうか、って勝手な憶測だ。
そうそう、同じStealthの1ランク下のケーブル、Cloude Nineの音の延長線上と考えれば、多少納得がいくかも。Cloude Nineは非常に高域の抜けがよく、かつちょっと高域の響きが過剰な傾向がある。このDreamも高域は青天井のごとく抜けてゆき、またCloude Nineのような若干気になる響きではないが、音場を感じさせるような響きがある。音場を感じさせる? そう、半球体のドームを感じさせるのだ。どういうことだ?!11曲目「Better Days」で分かった。
オーディオを始めた当初、私は左右に大きく広がる音場を目標にしていた。B&W N803やKimber Select KS-3035 SPケーブルを選択したのも、広い音場にあこがれたからだ。それが、いつのまにやらMark Levinson No390SL、JM Lab Alto Utopia Be、Viola Cadenza、吸音カーテンと導入していくに従って、左右の音場はすっかり狭くなり、代わりに前方に熱く迫り出してくるようになったのだ。いつのまにか私は、前後に立体的な音場を好むようになっていた。音像派とも言うのかな、これ。
で、Dreamの音場がどうかと言うと、これまでせっかく前方に熱く自己主張するように丹念に作り出してきた音場が、ぜ〜んぶ、遠く半球ドームの壁際に、控え目になって整列してしまったのだ。お〜い、帰ってこいよ〜。恐るべしStealth Dream。正直ちょっとやりすぎだろー、と思った。
よく「音楽が楽しく聴こえる」という評価を聞くが、私にはどのような状態のことを言っているのか、よく分からない。ひょっとして、Dreamのこの音場の状態が「楽しく聴こえない」と評価されるものなのかな?あ、憶測で言ったまで。
その他の点ではどうかというと、レンジの広さもエネルギー感も、DreamはEpiphany Xを上回っていた。少し高域寄りの音になったようで、ステージがやや上方に上がった。音の密度はどうかというと、あんなに音場が広くなると、判断が難しい。Dreamの方が音像はやや大きくなってしまったのは確かだ。
このDreamは、Indraとは違うキャラクターだね。どちらかというと、Kimber Selectに近いと感じた。以前の私のように、広大な音場を追及する人には、非常に素晴らしいケーブルだろう。しかし今の私にとっては・・・
◆Current Cable Peacemaker
前回の試聴のときには、ケーブルの硬さにずいぶん苦労した。そしたら何と、私のその感想が、ケーブルを貸してくださった方からメーカーに伝わり、かつメーカーはそれを改善してしまったのだ。感動モノだ、これは。今回お借りしたケーブルは、ゴリラスリーブというらしいが、黒いメッシュ状の外皮に覆われた、大変柔らかいケーブルになっていた。しかーし、プラグの付け根の部分は、硬くしっかりとした圧着チューブで保護されており、私のCDPは、やっぱりラックから前方にかなりハミ出ることとなった。意味ないじゃん・・・
さて音出し。う〜んと、Dreamのあの特徴のある音から、かなりEpiphany Xに近い音に戻った。エネルギー感は、かなりありそうなのだが、確信がもてない。そこで、一度Epiphany XをCDPにつないで、その音を確認してから、再度Peacemakerに。
はいはい。いいねぇ。レンジが広いというか、同じ楽器でも、高域成分と低域成分が、かなり厚くなったように聴こえる。ボーカルはとても豊かになった。密度もエネルギーも増し、ボリュームが少し上がったようだ。Epiphany Xのエージング後の評価のところで、書いた言葉を使うと、「実体感」も「存在感」も増したようだ。音場や音像の変化はあまり感じない。ここ最近の試聴でいうと、
MIT Shotgun AC1 → Epiphany X → Peacemaker
と、音場、音像はあまり変化せず、実体感、存在感がリニアに向上し、同一線上にあると感じた。非常にクセの少ない、良質なケーブルではないだろうか。DreamやCloude Nineにはキャラがあるということが分かってしまった。
確か、前回のPeacemakerの試聴では、低域が厚く柔らかいという評価をしたが、今回は、低域だけが突出しているという印象はない。高域から低域までバランスよく、厚みを増し、エネルギッシュになっている。多分、我が家のルームアコースティックを改善したのが効いているのだと思う。前回はケーブルのせいじゃなくて、この部屋がタコだったのだ。
そう考えるとちょっと恐いね。他にも、こっちがタコなのにも気が付かずに、堂々と試聴した機器やアクセサリーをコキ下ろしているかもしれないのだ。いや、コキ下ろすというか、良くないと感じるものを良くないと言うのはしかたがないとしても、本当はいいモノなのに、悪いというレッテルを貼ってしまっているとしたら、非常にもったいないことだ。でも、そんなコトはオーディオに限らず、身の回りには腐るほどあるのかナ。
◆Current Cable Conqueror
ホントは、CDPの比較試聴はここまでにしておこうと思っていた。でもせっかくだから、PeacemakerとConquerorの音の違いを簡単に確認してみよう。と、少しだけ欲張ったつもりだったが、かなり苦労することになってしまった。何にって、もちろんケーブルの硬さにだ。CDPどころか、お隣のユニバーサルPまで、まともにラックに収まらなくなってしまった。こりゃConquerorの採用は物理的にムリ。
音出ししてみたら、見事なまでにPeacemakerの延長線上の上位にあると感じた。低域がちょっと誇張されるか。先ほどの図式に追加して、
MIT Shotgun AC1 → Epiphany X → Peacemaker → Conqueror
で、余計な説明は時間の無駄だろう。
ということで、CDPにはPeacemakerが好ましいという評価だ。しかし問題がある。そう、圧着チューブの硬さだ。圧着チューブ、半分くらいカットしても大丈夫だろうか。折角のロゴが半分に切れてしまうが・・・
「比較試聴その2」は、プリにつないで今度はStealth Cloude Nineとの比較だ。実は、先ほど聴き終えたのだが、非常に面白い試聴となった。ここに書くのは、いましばらくお待ちを。
2日後
で、「電源ケーブル比較試聴その2」。
電源ケーブル、
Stealth Dream (Dream Preamp)
Current Cable Peacemaker
Current Cable Conqueror
インターコネクトケーブル、
Current Cable Enchantress XLR
Current Cable Enchantress RCA
だ。
今回は、CDPでの電源ケーブルの比較試聴の結果を書く。この比較試聴のリファレンスとするために、「Electra Glide Audio Epiphany X エージング後」の評価をしているので、そちらを読んでからの方が、理解しやすいかも。
Stealth Dreamは、ご存知の方も多いだろう。今回お借りできたのは、Dream Power、Dream Digital、Dream Preampの3種類の中のDream Preampだ。
Current Cableの方は、知っている方は少数だと思う。日本での取り扱いはまだない。米国でも新進のメーカーらしい。電源ケーブルは、前段の機器用のPeacemakerとパワーアンプなどの消費電力の大きな機器用のConquerorがある。導線は銀と銅のリボン状のものを組み合わせたもので、米国の軍事グレードのシリコン等を使用し、特に振動対策には研究を重ねたとのこと。Conquerorは、Peacemakerより導体の量が60%アップしているらしい。また、すべてのケーブルにクライオ処理と、エージングをほぼ100%終了させるケーブルクッカー処理が施されているとのこと。私は以前一度Peacemakerの試聴をさせていただいているが、それ以降にクライオ処理等のいくつかの改善がされている。
今回の比較試聴、まずは、CDP Mark Levinson No390SLにつないで、Electra Glide Epiphany Xとの比較だ。チェックCDはいつもの「LaShell Griffin / Free」。
◆Stealth Dream (Dream Preamp)
まずは、Dreamから。Indraを崇拝する私には、Stealthに対する非常に好意的な先入観が、コッテリと詰め込まれている。このケーブル、見た目は高級感と清潔感と力強さを併せ持った、ぶっといホワイトのケーブルだ。ぶっといけれど非常に柔らかいので、取り回しは極めて楽チン。所有することの満足度は極めて高いだろう。いーなー、これ。
さて音出し。げ、なんだこの変化は。いきなり部屋がひと回り大きな半球体のドームに変わり、音がドームの壁際まで広がった。すげー音場だ!なんで、電源ケーブルでこんな変化が起こるかなー、まったく理解に苦しむ。多分、高域に独特の響きが乗るのではないだろうか、って勝手な憶測だ。
そうそう、同じStealthの1ランク下のケーブル、Cloude Nineの音の延長線上と考えれば、多少納得がいくかも。Cloude Nineは非常に高域の抜けがよく、かつちょっと高域の響きが過剰な傾向がある。このDreamも高域は青天井のごとく抜けてゆき、またCloude Nineのような若干気になる響きではないが、音場を感じさせるような響きがある。音場を感じさせる? そう、半球体のドームを感じさせるのだ。どういうことだ?!11曲目「Better Days」で分かった。
オーディオを始めた当初、私は左右に大きく広がる音場を目標にしていた。B&W N803やKimber Select KS-3035 SPケーブルを選択したのも、広い音場にあこがれたからだ。それが、いつのまにやらMark Levinson No390SL、JM Lab Alto Utopia Be、Viola Cadenza、吸音カーテンと導入していくに従って、左右の音場はすっかり狭くなり、代わりに前方に熱く迫り出してくるようになったのだ。いつのまにか私は、前後に立体的な音場を好むようになっていた。音像派とも言うのかな、これ。
で、Dreamの音場がどうかと言うと、これまでせっかく前方に熱く自己主張するように丹念に作り出してきた音場が、ぜ〜んぶ、遠く半球ドームの壁際に、控え目になって整列してしまったのだ。お〜い、帰ってこいよ〜。恐るべしStealth Dream。正直ちょっとやりすぎだろー、と思った。
よく「音楽が楽しく聴こえる」という評価を聞くが、私にはどのような状態のことを言っているのか、よく分からない。ひょっとして、Dreamのこの音場の状態が「楽しく聴こえない」と評価されるものなのかな?あ、憶測で言ったまで。
その他の点ではどうかというと、レンジの広さもエネルギー感も、DreamはEpiphany Xを上回っていた。少し高域寄りの音になったようで、ステージがやや上方に上がった。音の密度はどうかというと、あんなに音場が広くなると、判断が難しい。Dreamの方が音像はやや大きくなってしまったのは確かだ。
このDreamは、Indraとは違うキャラクターだね。どちらかというと、Kimber Selectに近いと感じた。以前の私のように、広大な音場を追及する人には、非常に素晴らしいケーブルだろう。しかし今の私にとっては・・・
◆Current Cable Peacemaker
前回の試聴のときには、ケーブルの硬さにずいぶん苦労した。そしたら何と、私のその感想が、ケーブルを貸してくださった方からメーカーに伝わり、かつメーカーはそれを改善してしまったのだ。感動モノだ、これは。今回お借りしたケーブルは、ゴリラスリーブというらしいが、黒いメッシュ状の外皮に覆われた、大変柔らかいケーブルになっていた。しかーし、プラグの付け根の部分は、硬くしっかりとした圧着チューブで保護されており、私のCDPは、やっぱりラックから前方にかなりハミ出ることとなった。意味ないじゃん・・・
さて音出し。う〜んと、Dreamのあの特徴のある音から、かなりEpiphany Xに近い音に戻った。エネルギー感は、かなりありそうなのだが、確信がもてない。そこで、一度Epiphany XをCDPにつないで、その音を確認してから、再度Peacemakerに。
はいはい。いいねぇ。レンジが広いというか、同じ楽器でも、高域成分と低域成分が、かなり厚くなったように聴こえる。ボーカルはとても豊かになった。密度もエネルギーも増し、ボリュームが少し上がったようだ。Epiphany Xのエージング後の評価のところで、書いた言葉を使うと、「実体感」も「存在感」も増したようだ。音場や音像の変化はあまり感じない。ここ最近の試聴でいうと、
MIT Shotgun AC1 → Epiphany X → Peacemaker
と、音場、音像はあまり変化せず、実体感、存在感がリニアに向上し、同一線上にあると感じた。非常にクセの少ない、良質なケーブルではないだろうか。DreamやCloude Nineにはキャラがあるということが分かってしまった。
確か、前回のPeacemakerの試聴では、低域が厚く柔らかいという評価をしたが、今回は、低域だけが突出しているという印象はない。高域から低域までバランスよく、厚みを増し、エネルギッシュになっている。多分、我が家のルームアコースティックを改善したのが効いているのだと思う。前回はケーブルのせいじゃなくて、この部屋がタコだったのだ。
そう考えるとちょっと恐いね。他にも、こっちがタコなのにも気が付かずに、堂々と試聴した機器やアクセサリーをコキ下ろしているかもしれないのだ。いや、コキ下ろすというか、良くないと感じるものを良くないと言うのはしかたがないとしても、本当はいいモノなのに、悪いというレッテルを貼ってしまっているとしたら、非常にもったいないことだ。でも、そんなコトはオーディオに限らず、身の回りには腐るほどあるのかナ。
◆Current Cable Conqueror
ホントは、CDPの比較試聴はここまでにしておこうと思っていた。でもせっかくだから、PeacemakerとConquerorの音の違いを簡単に確認してみよう。と、少しだけ欲張ったつもりだったが、かなり苦労することになってしまった。何にって、もちろんケーブルの硬さにだ。CDPどころか、お隣のユニバーサルPまで、まともにラックに収まらなくなってしまった。こりゃConquerorの採用は物理的にムリ。
音出ししてみたら、見事なまでにPeacemakerの延長線上の上位にあると感じた。低域がちょっと誇張されるか。先ほどの図式に追加して、
MIT Shotgun AC1 → Epiphany X → Peacemaker → Conqueror
で、余計な説明は時間の無駄だろう。
![]() Current Cable Conqueror | ケーブルの曲がり具合から、Peacemakerよりは硬そう = 導体が多そう、と推測できるだろう。ケーブルの曲がり具合の他には、PeacemakerとConquerorを見分けるものはない。今回は、貸してくださった方が、目印にシールを貼ってくれた。見分けられないって、手作メーカーっぽいオチャメさだ。 |
ということで、CDPにはPeacemakerが好ましいという評価だ。しかし問題がある。そう、圧着チューブの硬さだ。圧着チューブ、半分くらいカットしても大丈夫だろうか。折角のロゴが半分に切れてしまうが・・・
「比較試聴その2」は、プリにつないで今度はStealth Cloude Nineとの比較だ。実は、先ほど聴き終えたのだが、非常に面白い試聴となった。ここに書くのは、いましばらくお待ちを。
2日後
で、「電源ケーブル比較試聴その2」。
Electra Glide Audio Epiphany X AC Power Cable エージング後
購入直後のインプレはこちら
プラズマTVに使用して24日が経った。説明書にあった30日のエージング期間には数日足りないが、ここらで音出しを。実は明日、試聴をお願いしていた大量のケーブルが届く。その前にこのEpiphany Xを評価して、リファレンスとしての役割を果たしてもらわないと困るのだ。
CDP Mark Levinson No390SLにつないで、MIT Shotgun AC1との比較を行う。エージング前の比較では、高域がやや薄れ、中域にやや温かみが出た印象であったが、それから変わったであろうか。変わってもらわないと困るのだ。価格差が許さないゾ。
チェックCDはいつもの「LaShell Griffin / Free」。
おぉ〜、変わった。第一印象は・・・何て表現したらいいんだろう。ひとつひとつの楽器が目の前に立ちはだかる、そんな印象か。存在感が増し、視界を遮る感じだ。見通しが悪くなるということではない。
今まで何度か、高原の美術館の屋外彫刻に喩えてきた。「ひんやりと爽やかな大気の中、広大な庭に立ち並ぶ、凛とした作品の数々を眺めているような」なんてことを言ってきた。その喩えで説明すると、「朝もやが晴れ、彫刻のひとつひとつがくっきりと朝日に照らし出されたような」印象、と言ったらよいだろうか。音の密度が増し、エネルギー感が出た。その結果、楽器の存在感が増したような感じだ。実体感とは違うね。少なくとも私が使う「実体感」という言葉は、温もりとか、厚みを兼ね備えた、つまり豊かな低域成分を伴った音のことだ。今回使っている「存在感」という言葉は、高域、低域のレンジに変化は感じられず、同一域帯の音の密度、エネルギー感が高いことを言っている。
これは、非常に面白いことだと思った。私の知っている高級ケーブルの多くは、つまり、Shunyata Anaconda、NBS Statement Extreme、Black Label、MIT Oracle AC2、Current Cable Peacemakerなどは、明らかに低域の厚みを増す。ところが、このEpiphany Xは、MIT Shotgun AC1とレンジの広さはあまり変わらないのだ。エージングの前に比べたときに、その違いがよく分からなかったのにも納得がいった。
でも、やっぱ高域も存在感が出たので、高域方向にレンジが広がったように聴こえないでもないか・・・この辺は判断が難しいな。
チェックCDの11曲目「Better Days」で、素晴らしい変化に感動してしまった。音の変化の傾向は同じなのだが、音場の隅々の音まで存在感が増したのだ。どうなったかって、想像してみて欲しい。この変化は、インコネの比較試聴で、Kimber SelectとStealth Indraを聴き比べたときと似ている。
今までは、広がった音場の端の音は、空気に溶け込んで霞のように拡散してしまっていた。ところがEpiphany Xの音は、拡散なんてしないのだ。隅の隅の音まで濃く、鮮やかに描き出す。端っこの方まで、ちゃんと奏者がいて、熱く演奏しているのだ。
いやぁ〜、この11曲目「Better Days」の感動は、FM Acousticsを聴いたときに匹敵すると思った。感動の方向性は違ってるけどね。ちょっとオーバーかな。
Epiphany Xは、予想外の良さを教えてくれた。リファレンスとして、十分な役目を果たしてくれるだろう。ただ、コネクタのところの圧着チューブの硬さは、なんとかならないかな。CDPがラックから前方にはみ出してしまう。って前にも書いたか。
その後しばらくして、このケーブルはどうなったか。知りたい方は「Electra Glide Epiphany X のゆくえ」を。
プラズマTVに使用して24日が経った。説明書にあった30日のエージング期間には数日足りないが、ここらで音出しを。実は明日、試聴をお願いしていた大量のケーブルが届く。その前にこのEpiphany Xを評価して、リファレンスとしての役割を果たしてもらわないと困るのだ。
CDP Mark Levinson No390SLにつないで、MIT Shotgun AC1との比較を行う。エージング前の比較では、高域がやや薄れ、中域にやや温かみが出た印象であったが、それから変わったであろうか。変わってもらわないと困るのだ。価格差が許さないゾ。
チェックCDはいつもの「LaShell Griffin / Free」。
おぉ〜、変わった。第一印象は・・・何て表現したらいいんだろう。ひとつひとつの楽器が目の前に立ちはだかる、そんな印象か。存在感が増し、視界を遮る感じだ。見通しが悪くなるということではない。
今まで何度か、高原の美術館の屋外彫刻に喩えてきた。「ひんやりと爽やかな大気の中、広大な庭に立ち並ぶ、凛とした作品の数々を眺めているような」なんてことを言ってきた。その喩えで説明すると、「朝もやが晴れ、彫刻のひとつひとつがくっきりと朝日に照らし出されたような」印象、と言ったらよいだろうか。音の密度が増し、エネルギー感が出た。その結果、楽器の存在感が増したような感じだ。実体感とは違うね。少なくとも私が使う「実体感」という言葉は、温もりとか、厚みを兼ね備えた、つまり豊かな低域成分を伴った音のことだ。今回使っている「存在感」という言葉は、高域、低域のレンジに変化は感じられず、同一域帯の音の密度、エネルギー感が高いことを言っている。
これは、非常に面白いことだと思った。私の知っている高級ケーブルの多くは、つまり、Shunyata Anaconda、NBS Statement Extreme、Black Label、MIT Oracle AC2、Current Cable Peacemakerなどは、明らかに低域の厚みを増す。ところが、このEpiphany Xは、MIT Shotgun AC1とレンジの広さはあまり変わらないのだ。エージングの前に比べたときに、その違いがよく分からなかったのにも納得がいった。
でも、やっぱ高域も存在感が出たので、高域方向にレンジが広がったように聴こえないでもないか・・・この辺は判断が難しいな。
チェックCDの11曲目「Better Days」で、素晴らしい変化に感動してしまった。音の変化の傾向は同じなのだが、音場の隅々の音まで存在感が増したのだ。どうなったかって、想像してみて欲しい。この変化は、インコネの比較試聴で、Kimber SelectとStealth Indraを聴き比べたときと似ている。
今までは、広がった音場の端の音は、空気に溶け込んで霞のように拡散してしまっていた。ところがEpiphany Xの音は、拡散なんてしないのだ。隅の隅の音まで濃く、鮮やかに描き出す。端っこの方まで、ちゃんと奏者がいて、熱く演奏しているのだ。
いやぁ〜、この11曲目「Better Days」の感動は、FM Acousticsを聴いたときに匹敵すると思った。感動の方向性は違ってるけどね。ちょっとオーバーかな。
Epiphany Xは、予想外の良さを教えてくれた。リファレンスとして、十分な役目を果たしてくれるだろう。ただ、コネクタのところの圧着チューブの硬さは、なんとかならないかな。CDPがラックから前方にはみ出してしまう。って前にも書いたか。
その後しばらくして、このケーブルはどうなったか。知りたい方は「Electra Glide Epiphany X のゆくえ」を。
CDレコメンド:カルメン・マキ&OZ / The Best of CARMEN MAKI & OZ
先日、ちょっとしたヤボ用があって、電車で小旅行をした。電車の中はひとりだったので、iPODを持って行った。私は普段の生活の中ではiPODは聴かない。人ごみの中を移動するときに、聴覚を奪われているのが、ちょっとイヤなのだ。でも、先日の小旅行は、新幹線で片道2時間弱。朝刊片手に、iPODはポケットに突っ込み、家を出た。
私のiPODは、オーディオを始める前、今から3年ほど前にPCに溜め込んでいた音楽がほとんどである。つまり、最近オーディオでは聴かない音楽を、たっぷり聴くこととなったのだ。
Atlantic Starr、Billy Joel、Boys Town Gang、Christopher Cross、Cyndi Lauper、Ella Fitzgerald、Frankie Goes To Hollywood、John Waite、Rita Coolidge、柳ジョージ&レイニーウッド、憂歌団、鈴木聖美、浜田省吾、竹内まりあ、斉藤哲夫、RCサクセション、チューリップ、カルメン・マキ&OZ。おー、カルメン・マキ&OZ!いーねー!!
という訳で、「カルメン・マキ&OZ / The Best of CARMEN MAKI & OZ」を買ってしまった。上に挙げたアーティストがあまりに懐かしすぎるラインナップだということは、気が付かなかったことにしてほしい。
カルメン・マキ&OZは、実家に帰れば全LPが残っているハズだ。しかし、アナログプレーヤーはとっくに処分してしまったし、iPODにはなぜか3曲しか入っていないから、この際ベストCDを買ってしまおう、と思い買った。
いやー、いいねー。今聴いても全然いい!この劇画調のロック。ハードロックだという人がいるけど、私はサイケデリックやプログレッシヴの匂いを感じてしまう。とにかく、やたらと脳裏に劇画タッチの風景が浮かぶのだ。夕暮れの丘とか、深夜の路地裏とか。ちょっと懐かしくて、でも寂しげな風景だ。
このCDは、別にオーディオで聴く必要はない。CDラジカセ、いやAMラジオ並みの音質でも、十分に良さを堪能できるだろう。面白いね、オーディオとはまったく別のところにも、音楽の良さが存在する・・・いやいやいや、なに言ってんだろう。逆だ、オーディオで聴く音楽の良さの方を、最近になって知ったのだ。ほんの3年前までは、まともなオーディオなんかなくても、十分音楽を楽しんでいたのだ。
あぶない、あぶない。気を付けていないと、ついついオーディオばっかりになってしまう。バランスよく楽しまないと、きっと偏った人間になっちゃう。
The Best of CARMEN MAKI & OZ
私のiPODは、オーディオを始める前、今から3年ほど前にPCに溜め込んでいた音楽がほとんどである。つまり、最近オーディオでは聴かない音楽を、たっぷり聴くこととなったのだ。
Atlantic Starr、Billy Joel、Boys Town Gang、Christopher Cross、Cyndi Lauper、Ella Fitzgerald、Frankie Goes To Hollywood、John Waite、Rita Coolidge、柳ジョージ&レイニーウッド、憂歌団、鈴木聖美、浜田省吾、竹内まりあ、斉藤哲夫、RCサクセション、チューリップ、カルメン・マキ&OZ。おー、カルメン・マキ&OZ!いーねー!!
という訳で、「カルメン・マキ&OZ / The Best of CARMEN MAKI & OZ」を買ってしまった。上に挙げたアーティストがあまりに懐かしすぎるラインナップだということは、気が付かなかったことにしてほしい。
カルメン・マキ&OZは、実家に帰れば全LPが残っているハズだ。しかし、アナログプレーヤーはとっくに処分してしまったし、iPODにはなぜか3曲しか入っていないから、この際ベストCDを買ってしまおう、と思い買った。
いやー、いいねー。今聴いても全然いい!この劇画調のロック。ハードロックだという人がいるけど、私はサイケデリックやプログレッシヴの匂いを感じてしまう。とにかく、やたらと脳裏に劇画タッチの風景が浮かぶのだ。夕暮れの丘とか、深夜の路地裏とか。ちょっと懐かしくて、でも寂しげな風景だ。
このCDは、別にオーディオで聴く必要はない。CDラジカセ、いやAMラジオ並みの音質でも、十分に良さを堪能できるだろう。面白いね、オーディオとはまったく別のところにも、音楽の良さが存在する・・・いやいやいや、なに言ってんだろう。逆だ、オーディオで聴く音楽の良さの方を、最近になって知ったのだ。ほんの3年前までは、まともなオーディオなんかなくても、十分音楽を楽しんでいたのだ。
あぶない、あぶない。気を付けていないと、ついついオーディオばっかりになってしまう。バランスよく楽しまないと、きっと偏った人間になっちゃう。
The Best of CARMEN MAKI & OZCDレコメンド:Keyshia Cole / The Way It Is
今さらKeyshia Coleを持ち出すなんて、恐ろしくトレンドに鈍感なヤツ、と素直に認める、恥ずかしい。リリースは、2005年6月なので、もう1年たつし、ずっとHMVのソウル・チャートの上位にいる。
買ったのは先月。なんで今まで買わなかったかなぁ。ネットで1〜2回試聴したはずである。でも、分からなかったんだろうなぁ。ネットの試聴では、体調や気分によって、ピンとこないことがよくある。最近何度目かの試聴をして、「あれ、やっぱイケてるかも」と思い、CD購入に至った。
録音はよい。曲もよい。ボーカルがこれまたよい。今さら知りました、なんて恥ずかしすぎて書けないと思っていたが、やっぱし書かない訳にいかないと思い直し、こうして書いている。
どこらへんで書かずにはいられない衝動に駆られたかというと、左右のSPから前方に張り出すコーラスの、立体的でホログラフィックな実体感を伴った迫力で、である。矛盾したことを言っているのは分かっている。ホログラフィックな表現と実体感とは、相反するものと考えるのが普通であろう。でも、このアルバムは違うのだ。
恐らくKeyshia本人の多重録音されたバックコーラスだと思う。それが、幾重にも重なり合い、SPの前方やときには後方で存在を主張する。センターボーカルに被せてハーモニーを聴かせる部分では、その他の楽器を圧倒し、まるでアカペラコーラスグループを聴いているような強烈な存在感がある。Keyshiaが5〜6人いるように聴こえる、ボーカルKeyshiaの色を非常に濃く打ち出したアルバムだ。
Soul系の美しいメロディラインと見事なバックコーラスばかりではなく、HipHop系のキレのあるリズムも特徴的だ。メロディとリズムのいいとこ取りをした、大変欲張ったアルバムに仕上がっていると思う。
このCD、今をトキメクKanye Westプロデュースということでも話題だ。でも、私的には「○○プロデュース」とか聞くと、作品の出来不出来には関係なく、多少の味付けと見せかけと、プロモーションだけで売ってしまう、芸術性とは無関係な、100%商業主義的なものを想像してしまう。でもこれは、私だけの偏見かもね。昔のTV番組の見すぎかもしれない。
もともとレコード会社、っていうかあの業界は、一般のビジネス感覚からいうと、少しズレた人たちの集まりだ。それは、著作権ビジネスや、再販制度や、ギャンブル的な商品性、それから昔からの興行ビジネス等に起因するところが大きいので、致し方のないところではある。90年代、そんな中でもズレの大きい上流の制作サイドに、現代風のマーケティング手法を持ち込んで「○○プロデュース」と銘打ってトレンドをつくったのは、多くの人の記憶に残っているところであろう。そのインパクトは非常に大きかったが、でも実態はそんなオオゲサなものじゃなくて、目端の利くほんの一握りの人たちがやってたことだったんだけどね。
で、それで業界がどう変わったのかというと、利権の生まれる場所の、上流へのシフトがより進んでしまった。目端の利かない上流の人たちに、原盤権という利権をより多く握られてしまうという、大変皮肉なこととなった。今日の音楽配信の実現に、Appleという外圧に頼るしかないほど、日本のレコード会社の利権上の弱体化が進んでしまった、その大きな要因となったのである。ただし、SMEは例外だけどね。
米国の業界は日本以上に歪んだ世界だと聞くが、そんな余計な話しには惑わされずに、純粋にCDに記録された音楽を楽しみたいものだね。このCDは、もちろん大変楽しめる!あ、「Kanye」=「歪んだ世界」とは言っていないので、誤解しないように。
私の中ではやっと、LaShell Griffinに並ぶアーティストが現われた、と喜んでいる。まさしく待望のアーティストである。さて、このKeyshiaの次のアーティストは、いったいいつ現れることやら。気長に待とう。
Keyshia Cole / The Way It Is
買ったのは先月。なんで今まで買わなかったかなぁ。ネットで1〜2回試聴したはずである。でも、分からなかったんだろうなぁ。ネットの試聴では、体調や気分によって、ピンとこないことがよくある。最近何度目かの試聴をして、「あれ、やっぱイケてるかも」と思い、CD購入に至った。
録音はよい。曲もよい。ボーカルがこれまたよい。今さら知りました、なんて恥ずかしすぎて書けないと思っていたが、やっぱし書かない訳にいかないと思い直し、こうして書いている。
どこらへんで書かずにはいられない衝動に駆られたかというと、左右のSPから前方に張り出すコーラスの、立体的でホログラフィックな実体感を伴った迫力で、である。矛盾したことを言っているのは分かっている。ホログラフィックな表現と実体感とは、相反するものと考えるのが普通であろう。でも、このアルバムは違うのだ。
恐らくKeyshia本人の多重録音されたバックコーラスだと思う。それが、幾重にも重なり合い、SPの前方やときには後方で存在を主張する。センターボーカルに被せてハーモニーを聴かせる部分では、その他の楽器を圧倒し、まるでアカペラコーラスグループを聴いているような強烈な存在感がある。Keyshiaが5〜6人いるように聴こえる、ボーカルKeyshiaの色を非常に濃く打ち出したアルバムだ。
Soul系の美しいメロディラインと見事なバックコーラスばかりではなく、HipHop系のキレのあるリズムも特徴的だ。メロディとリズムのいいとこ取りをした、大変欲張ったアルバムに仕上がっていると思う。
このCD、今をトキメクKanye Westプロデュースということでも話題だ。でも、私的には「○○プロデュース」とか聞くと、作品の出来不出来には関係なく、多少の味付けと見せかけと、プロモーションだけで売ってしまう、芸術性とは無関係な、100%商業主義的なものを想像してしまう。でもこれは、私だけの偏見かもね。昔のTV番組の見すぎかもしれない。
もともとレコード会社、っていうかあの業界は、一般のビジネス感覚からいうと、少しズレた人たちの集まりだ。それは、著作権ビジネスや、再販制度や、ギャンブル的な商品性、それから昔からの興行ビジネス等に起因するところが大きいので、致し方のないところではある。90年代、そんな中でもズレの大きい上流の制作サイドに、現代風のマーケティング手法を持ち込んで「○○プロデュース」と銘打ってトレンドをつくったのは、多くの人の記憶に残っているところであろう。そのインパクトは非常に大きかったが、でも実態はそんなオオゲサなものじゃなくて、目端の利くほんの一握りの人たちがやってたことだったんだけどね。
で、それで業界がどう変わったのかというと、利権の生まれる場所の、上流へのシフトがより進んでしまった。目端の利かない上流の人たちに、原盤権という利権をより多く握られてしまうという、大変皮肉なこととなった。今日の音楽配信の実現に、Appleという外圧に頼るしかないほど、日本のレコード会社の利権上の弱体化が進んでしまった、その大きな要因となったのである。ただし、SMEは例外だけどね。
米国の業界は日本以上に歪んだ世界だと聞くが、そんな余計な話しには惑わされずに、純粋にCDに記録された音楽を楽しみたいものだね。このCDは、もちろん大変楽しめる!あ、「Kanye」=「歪んだ世界」とは言っていないので、誤解しないように。
私の中ではやっと、LaShell Griffinに並ぶアーティストが現われた、と喜んでいる。まさしく待望のアーティストである。さて、このKeyshiaの次のアーティストは、いったいいつ現れることやら。気長に待とう。
Keyshia Cole / The Way It IsSPの試聴:JMLab Grande Utopia Be, Avantgarde DUO
久しぶりに別のショップに試聴に行った。このショップには、ヴィジュアル機器でお世話になっている。ユニバーサルプレーヤー、AVアンプ、プラズマTVそれにAVラックも。最初に買ったB&W N803もこのショップだった。そもそも私をこの道に引きずり込んだショップなのだ。ピュアオーディオに軸足を移してから、少し遠ざかっていたのだが、JMLab Grande Utopia Beを展示していると知り、これは行かねば!と、イソイソと出かけていった。
いつものフロア担当氏から聞いたのだが、私のように初めにホームシアターに興味を持ち、機器を揃えていくうちにオーディオに傾倒してしまう人は多いようだ。フロアを見渡すと、以前はほとんどがAVマルチチャンネル、ホームシアターの展示であったのが、今は2チャンネル・オーディオの展示も充実。しかし!プレーヤーは、しっかりユニバーサルプレーヤー。う〜ん、私は典型的なターゲットユーザーだ。ロックオンされてるかも・・・
■JMLab Grande Utopia Be
そっちの興味はひとまず置いといてと。まずはGrande Utopia Beの試聴。チェックCDはいつもの「LaShell Griffin / Free」を持参。構成は、次のとおり。
Esoteric UX-3SE
↓
Jeff Roland Synergy2i
↓
Esoteric A-70
↓
JMLab Grande Utopia Be
お〜、我が家と同じ音だ。いきなりこの巨体から馴染みのある音が出てきたので、ちょっとビックリ。曲の最初のウィンドチャイムとピアノ、ギター、続くボーカルの音は我が家と相似形だ。「相似形」と表現したのは、同じ音ではあるが、低域方向に少し余裕を感じたからだ。でも、それはこの躯体の大きさからみたら、ほんのわずかな違いに感じた。しかし、その後の低音はスゴかった、正直アリエナイと思ってしまった。こんな低音を出す生楽器が存在するだろうか。なんて、生楽器とか滅多に聴かない私なので、自信があって言っているわけではない。
こんな低域は、同じ38cmウーファーのJBL K2 S9800SE以来だ。S9800SEのときは女性ボーカルに不自然なほどの低域成分が乗っていたのだが、このGrande Utopia Beは、中低域まではあまり変わらず、低域において下がぐっと伸び、ボリュームを増した印象。我が家のAlto Utopia Beと、口径だけを比べると、Altoの28cmウーファーの下に38cmウーファーが追加された構成だ。そう考えると理解しやすい、Altoの音への干渉を最小限に抑え、38cmウーファーで最低域を大きく拡張した感じだ。きっとネットワークも優秀なんだね。ユニットの数でいうと、ウーファーの他に、16.5cmのミッドレンジがAltoの1つに対して、2つになっている。
ここまで我が家のAltoと似ていると、後はプリアンプの傾向に耳がいってしまう。高域はやや薄く、中域が厚い印象だ。Jeff Rolandは中域にもっと色が乗ると思っていたが、意外に淡白な音。いやいやこれは、我が家のViola Cadenzaの色が濃すぎるせいだろう。Cadenzaの色に慣れた耳には、このJeffの中域はあっさりしすぎて、少し物足りない。
結論。Grande Utopia Beは予想以上にAltoと同系の音で安心した。ここまでの低域は我が家には、いや一般のマンションにはまず無理であろうから、あきらめるのは簡単だ。大きさも、巨大だしね。付け加えると、エンクロージャーの側面に大きなシルバーの金属プレートが埋め込まれていて、"Grande Utopia"のみごとな刻印があったのには、ちょっと嫉妬した。
■Avantgarde DUO
Grande Utopia Beに納得した私は、ハス向かいに設置されているAvantgarde DUOに興味を移した。このAvantgarde DUO、聴いたことはあるのだが、いっつもトランペットやサックスの曲のデモばかりであった。やっぱ、このドでかいホーンが、弦楽器をどんな音で鳴らすのか、聴いてみたいでしょー。と、いつも思っていた意地悪な欲求を、やっと本日実現できる。
構成は、あっさりとこんな感じ。
Esoteric UZ-1
↓
Esoteric AZ-1
↓
Avantgarde DUO
Avantgarde DUOのサブウーファーは、アクティブSPなので、プリメインアンプでもドライブできるとのこと。へー。さて、音出し。
これが、噂の前方展開型の音場だね「すごい!」、と思おうとしたのだが、脳みそが「ちょっと待て」と言っている。確かにボーカルのLaShellは近くで唄っているようなのだが、なんか実体が感じられない。まるで、巨大な凸レンズを見ているような、丸い金魚鉢をのぞき込んでいるような、そんな風に不自然に拡大投影されている感じがするのだ。
音場も左右に広がらない。前後に立体的に配置されるのかと思えば、そんなこともない。前方に投影された圧迫感のあるセンターの音が気になって、音の展開が感じとれない。もちろん左右SPから出てる音の違いは分かるんだけどね。
音のディテールもつぶれてしまっている。バイオリンがいく筋もの弦の音を聴かせるのではなく、一本の幅広い川をイメージさせるような音であった。俗に言う「ダンゴになってる」というヤツだ。これはヒドイなぁ。でもこれは前段の機器のせいもあるかもね。Esoteric UZ-1は、VRDSではないらしい。
ホーンの素材を聞いたらなんとプラスティック。これじゃキレイな響きは期待できないんじゃないだろうか。色のバリエーションを揃えて、インテリア性を高められてもねぇ。オブジェとして割り切ればいいのかな。
このSP、2003年12月のステレオサウンド誌主催 ザ・ベストバイ・コンポーネント スピーカーシステム(160万円以上)部門の1位なんだとか。ステサン編集部の人はどう思ってるのかなぁ。やっぱり、ラッパ以外を鳴らしちゃいけなかったのかナ。
試聴を終えた後、フロア担当氏からユニバーサルプレーヤーについて、色々教えてもらった。帰りには、Esoteric UX-3SEとP-03 Universalのカタログをもらってしまった。やっぱロックオンされてるっ。・・・いやいやいやいや、買わないから。
いつものフロア担当氏から聞いたのだが、私のように初めにホームシアターに興味を持ち、機器を揃えていくうちにオーディオに傾倒してしまう人は多いようだ。フロアを見渡すと、以前はほとんどがAVマルチチャンネル、ホームシアターの展示であったのが、今は2チャンネル・オーディオの展示も充実。しかし!プレーヤーは、しっかりユニバーサルプレーヤー。う〜ん、私は典型的なターゲットユーザーだ。ロックオンされてるかも・・・
■JMLab Grande Utopia Be
そっちの興味はひとまず置いといてと。まずはGrande Utopia Beの試聴。チェックCDはいつもの「LaShell Griffin / Free」を持参。構成は、次のとおり。
Esoteric UX-3SE
↓
Jeff Roland Synergy2i
↓
Esoteric A-70
↓
JMLab Grande Utopia Be
お〜、我が家と同じ音だ。いきなりこの巨体から馴染みのある音が出てきたので、ちょっとビックリ。曲の最初のウィンドチャイムとピアノ、ギター、続くボーカルの音は我が家と相似形だ。「相似形」と表現したのは、同じ音ではあるが、低域方向に少し余裕を感じたからだ。でも、それはこの躯体の大きさからみたら、ほんのわずかな違いに感じた。しかし、その後の低音はスゴかった、正直アリエナイと思ってしまった。こんな低音を出す生楽器が存在するだろうか。なんて、生楽器とか滅多に聴かない私なので、自信があって言っているわけではない。
こんな低域は、同じ38cmウーファーのJBL K2 S9800SE以来だ。S9800SEのときは女性ボーカルに不自然なほどの低域成分が乗っていたのだが、このGrande Utopia Beは、中低域まではあまり変わらず、低域において下がぐっと伸び、ボリュームを増した印象。我が家のAlto Utopia Beと、口径だけを比べると、Altoの28cmウーファーの下に38cmウーファーが追加された構成だ。そう考えると理解しやすい、Altoの音への干渉を最小限に抑え、38cmウーファーで最低域を大きく拡張した感じだ。きっとネットワークも優秀なんだね。ユニットの数でいうと、ウーファーの他に、16.5cmのミッドレンジがAltoの1つに対して、2つになっている。
ここまで我が家のAltoと似ていると、後はプリアンプの傾向に耳がいってしまう。高域はやや薄く、中域が厚い印象だ。Jeff Rolandは中域にもっと色が乗ると思っていたが、意外に淡白な音。いやいやこれは、我が家のViola Cadenzaの色が濃すぎるせいだろう。Cadenzaの色に慣れた耳には、このJeffの中域はあっさりしすぎて、少し物足りない。
結論。Grande Utopia Beは予想以上にAltoと同系の音で安心した。ここまでの低域は我が家には、いや一般のマンションにはまず無理であろうから、あきらめるのは簡単だ。大きさも、巨大だしね。付け加えると、エンクロージャーの側面に大きなシルバーの金属プレートが埋め込まれていて、"Grande Utopia"のみごとな刻印があったのには、ちょっと嫉妬した。
■Avantgarde DUO
Grande Utopia Beに納得した私は、ハス向かいに設置されているAvantgarde DUOに興味を移した。このAvantgarde DUO、聴いたことはあるのだが、いっつもトランペットやサックスの曲のデモばかりであった。やっぱ、このドでかいホーンが、弦楽器をどんな音で鳴らすのか、聴いてみたいでしょー。と、いつも思っていた意地悪な欲求を、やっと本日実現できる。
構成は、あっさりとこんな感じ。
Esoteric UZ-1
↓
Esoteric AZ-1
↓
Avantgarde DUO
Avantgarde DUOのサブウーファーは、アクティブSPなので、プリメインアンプでもドライブできるとのこと。へー。さて、音出し。
これが、噂の前方展開型の音場だね「すごい!」、と思おうとしたのだが、脳みそが「ちょっと待て」と言っている。確かにボーカルのLaShellは近くで唄っているようなのだが、なんか実体が感じられない。まるで、巨大な凸レンズを見ているような、丸い金魚鉢をのぞき込んでいるような、そんな風に不自然に拡大投影されている感じがするのだ。
音場も左右に広がらない。前後に立体的に配置されるのかと思えば、そんなこともない。前方に投影された圧迫感のあるセンターの音が気になって、音の展開が感じとれない。もちろん左右SPから出てる音の違いは分かるんだけどね。
音のディテールもつぶれてしまっている。バイオリンがいく筋もの弦の音を聴かせるのではなく、一本の幅広い川をイメージさせるような音であった。俗に言う「ダンゴになってる」というヤツだ。これはヒドイなぁ。でもこれは前段の機器のせいもあるかもね。Esoteric UZ-1は、VRDSではないらしい。
ホーンの素材を聞いたらなんとプラスティック。これじゃキレイな響きは期待できないんじゃないだろうか。色のバリエーションを揃えて、インテリア性を高められてもねぇ。オブジェとして割り切ればいいのかな。
このSP、2003年12月のステレオサウンド誌主催 ザ・ベストバイ・コンポーネント スピーカーシステム(160万円以上)部門の1位なんだとか。ステサン編集部の人はどう思ってるのかなぁ。やっぱり、ラッパ以外を鳴らしちゃいけなかったのかナ。
試聴を終えた後、フロア担当氏からユニバーサルプレーヤーについて、色々教えてもらった。帰りには、Esoteric UX-3SEとP-03 Universalのカタログをもらってしまった。やっぱロックオンされてるっ。・・・いやいやいやいや、買わないから。











