SPとSPケーブルの試聴
ショップでの試聴。別件で伺ったのだが、せっかく来たのでということで試聴させていただいた。機器構成は次のとおり。
Esoteric P-03
↓
Esoteric D-03
↓
BAT VK-51SE
↓
CLASSE CA-2200
↓
Wilson Audio Sophia-2
●Wilson Audio Sophia-2
今回のメインはもちろんこのWilson Audio Sophia-2だ。まだ、納入されてから1日しか音出ししていないとのこと。このときSPケーブルは、Kimber Kable KS-3038だ。
聴いた第一印象は、System-7の弟分らしい音、ということだ。当たり前すぎて情けない感想だが。余計な響き、余分な音の成分は一切乗せない、そんな生真面目な音だ。澄み切った冷たい空間に、飾らない音が淡々と鳴っている、そんな印象。ちょっと硬質で、音場に広がりが足りないのは1日しか音出ししていないせいか。我が家のAlto Utopia Beとは、かなり違う傾向のSPだ。私が追求してきた温もりのある、実体感のある音とは別な方向性の音、と言えるだろう。
このSophia-2のウーファーは25cm、System-7の20cmより大きい分、余裕のある低域を聴かしてくれるとのことだったが、残念ながらそれを感じることはできなかった。まぁ、音出し1日じゃ、しょーがないか。
全体の機器構成の影響もあるだろう。真面目でやや神経質な優等生であるEsotericとKS-3038とそしてSophia-2に対して、マドンナのBATとCLASSEが一生懸命に色気を出そうとしているんだけど、力及ばずといった感じかな。あ、いや、これはこれで魅力なんだと思うが、あくまでも私の求める方向性と違うということで。
●Wasatch Cable Works LC-ULTAMA
ここでSPケーブルをKimber KS-3038からWasatch Cable Works LC-ULTAMAに交換。LC-ULTAMAは、見た目は質素な、いやどちらかと言うと貧弱なケーブルだ。高級感があまりない。銀と銅のハイブリッドとのことだが。
音はKS-3038と比べると若干柔らかい印象。KS-3038は、硬質な音で、ボーカルが高域で声を張るとちょっと耳が痛かったが、LC-ULTAMAはそんなことはない。しかし、KS-3038の澄み切った空間は、少し淀んだか。立体的に描き分けられていた音像が、やや平面に並んでしまったような印象もある。この辺は、空間表現が得意なKS-3038と比較してしまったらカワイソウか。
LC-ULTAMAの一番の特徴は、その音質だろう。濡れたような音、とは店長の表現だが、聴いてみるとその意味がよくわかる。少し尾を引くように感じるのは、FM Acousticsに似ていると思った。しかし、FM Acousticsのようなツルツル、ツヤツヤではなく、水のようにサラサラなのだ。硬質なところがなくなり、多少低域方向に振れたのだろうが「温もり」とか「潤い」とはちょっと違う。キメが細かくなり、余韻が長くなって、やっぱり「濡れた」ような音という表現がしっくりする。
今回は比較の相手が悪かった。音色には好感が持てるのだが、音場、空間表現でミソを付けてしまった。この上位のSPケーブルが米国にはあるらしい。こうなったら、そっちも聴いてみたい。
今、我が家のオーディオを聴きながらふと思ったのだが、もしかしてWilson Audio Sophia-2は、我が家のような決して広くはない洋室、ライヴで低域の籠もりがちな環境で聴くと、ちょうどバランスが取れているかもしれない。いや、環境の短所を機器の特徴で埋め合わせてはいけないかな?問題が複雑になるだけかも。
Esoteric P-03
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Esoteric D-03
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BAT VK-51SE
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CLASSE CA-2200
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Wilson Audio Sophia-2
●Wilson Audio Sophia-2
今回のメインはもちろんこのWilson Audio Sophia-2だ。まだ、納入されてから1日しか音出ししていないとのこと。このときSPケーブルは、Kimber Kable KS-3038だ。
聴いた第一印象は、System-7の弟分らしい音、ということだ。当たり前すぎて情けない感想だが。余計な響き、余分な音の成分は一切乗せない、そんな生真面目な音だ。澄み切った冷たい空間に、飾らない音が淡々と鳴っている、そんな印象。ちょっと硬質で、音場に広がりが足りないのは1日しか音出ししていないせいか。我が家のAlto Utopia Beとは、かなり違う傾向のSPだ。私が追求してきた温もりのある、実体感のある音とは別な方向性の音、と言えるだろう。
このSophia-2のウーファーは25cm、System-7の20cmより大きい分、余裕のある低域を聴かしてくれるとのことだったが、残念ながらそれを感じることはできなかった。まぁ、音出し1日じゃ、しょーがないか。
全体の機器構成の影響もあるだろう。真面目でやや神経質な優等生であるEsotericとKS-3038とそしてSophia-2に対して、マドンナのBATとCLASSEが一生懸命に色気を出そうとしているんだけど、力及ばずといった感じかな。あ、いや、これはこれで魅力なんだと思うが、あくまでも私の求める方向性と違うということで。
●Wasatch Cable Works LC-ULTAMA
ここでSPケーブルをKimber KS-3038からWasatch Cable Works LC-ULTAMAに交換。LC-ULTAMAは、見た目は質素な、いやどちらかと言うと貧弱なケーブルだ。高級感があまりない。銀と銅のハイブリッドとのことだが。
音はKS-3038と比べると若干柔らかい印象。KS-3038は、硬質な音で、ボーカルが高域で声を張るとちょっと耳が痛かったが、LC-ULTAMAはそんなことはない。しかし、KS-3038の澄み切った空間は、少し淀んだか。立体的に描き分けられていた音像が、やや平面に並んでしまったような印象もある。この辺は、空間表現が得意なKS-3038と比較してしまったらカワイソウか。
LC-ULTAMAの一番の特徴は、その音質だろう。濡れたような音、とは店長の表現だが、聴いてみるとその意味がよくわかる。少し尾を引くように感じるのは、FM Acousticsに似ていると思った。しかし、FM Acousticsのようなツルツル、ツヤツヤではなく、水のようにサラサラなのだ。硬質なところがなくなり、多少低域方向に振れたのだろうが「温もり」とか「潤い」とはちょっと違う。キメが細かくなり、余韻が長くなって、やっぱり「濡れた」ような音という表現がしっくりする。
今回は比較の相手が悪かった。音色には好感が持てるのだが、音場、空間表現でミソを付けてしまった。この上位のSPケーブルが米国にはあるらしい。こうなったら、そっちも聴いてみたい。
今、我が家のオーディオを聴きながらふと思ったのだが、もしかしてWilson Audio Sophia-2は、我が家のような決して広くはない洋室、ライヴで低域の籠もりがちな環境で聴くと、ちょうどバランスが取れているかもしれない。いや、環境の短所を機器の特徴で埋め合わせてはいけないかな?問題が複雑になるだけかも。


