個人主義

音楽 オーディオ CD/DVD 他

2006-01

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スピーカーが消えない

 センターの定位は言うまでもなく、左右に広がるそれぞれの楽器、音源の位置さえバチッと決まり、実際の音の発生源であるスピーカーの存在が聴き分けられなくなる状態を「スピーカーが消える」と表現する、らしい。オーディオ機器の性能だけでなく、機器の配置、ルームアコースティックに至るまで諸々の条件を満たしたときに現実のものとなるオーディオ愛好家の目標のひとつであるようだ。
 実は初代B&W N803の頃はスピーカーが消えるのは当たり前だと思っていた。ネットで見る試聴レポートで「スピーカーが消えた」などと驚いているのを読むと、何と当たり前でレベルの低いことで感動しているのだろうと思っていた。とんでもない勘違いだった。我が家のN803で聴く音は、中域はまるで実体を感じられず、高域は雲散してしまいどこから聴こえてくるのか分からないような鳴り方であったから、これもやっぱりスピーカーが消えていたのだ。
 N803ばかりを責めてはいけない。プリはなく、パワーは無色でハイスピードなGoldmund MM28ME、N803には重い真鍮のフェイズプラグを装着し、あげくのはてにSPケーブルはKimber KS-3035とは今思えば愚の骨頂だったかもしれない。高音と広い音場ばかり強調された蜃気楼のような音になって当然だったと思う。

 今の環境では、左右の音がスピーカーの少し外側に固まってかなりしっかりとした実体感を持って聴こえる。とてもスピーカーが消えるような状態になるなんて想像もつかない。もっともソースがそのように録音されている可能性は大きいと思うのだが。ラジカセを意識した左右中央の3点定位ってやつだ。
 とは言え何らかの対処はしてみたい。機器はしばらくこのままの状態でエイジングが進むのを待つつもりだ。ルームアコースティックについては、現時点では左右の壁・窓ガラスもスピーカー間のプラズマTVも、思いっきり反射するがままにしている。これについては拡散板を置いたらどうかと考えているが、プライオリティはケーブルの後だ。とすると今出来ることは?っと。スピーカーのセッティングでも触ってみようかネ。
 まず左右と背後の壁からの距離を検討してみる。Cardasセッティング*1は広くない部屋には現実的じゃないね。奇数分割法*2で見ると、左右の壁からの距離は除数5の解の誤差2~3cmには収まっている。背後の壁からの距離は、除数7と除数9の解の和の誤差2~3cm内だ。足してもいいのか?まぁ良しとしとこう、どうせ大きくは動かせないし。マニアの方々はミリメートル単位で追い込んでいくようだが、我が家は発展途上のシステムであるし大目に見とこう。と動かしてみることもなく終了。やる気あるのか?
 次にスピーカーの角度。現在は左右の壁から20度くらいの内振りか。このスピーカーを買ったときにショップと輸入元の人がセッティングしてくれたままだ。ここから内外に振ってみる。チェックCDは「Trina Broussard / Same Girl」6曲目「Joy」だ。
 まず左右の壁から30度くらいに、正三角形になるくらい内振りにしてみる。丁度リスニングポイントにスピーカーが正対する角度だ。ツィーターが正面を向くせいか高域がはっきり聴こえる。音域全体に渡ってとても素直な音に聴こえるのは、反射音より直接音がより多く耳に入ってくるせいかな?とてもエネルギッシュな音になったのと引き換えに、音場は左右のスピーカーに挟まれサンドイッチにされているように聴こえる。とても窮屈だ。
 次に逆に外振りに、左右壁から5~10度くらい。音場は広くなる、と言ってもそれまでより30cm程度左右に広がって聴こえるくらいだ。エネルギー感は薄くなるかと思ったが、気になるほどではないようだ。それよりも左右の音のつながりが気になる。中抜けと言うのだろうか、一体感がなくなっているような気がする。
 結局それまでより5度程度の外振り、左右壁から10度くらいの内振りに落ち着いた。それまでより左右の音が20cmくらい外で鳴っている感じだ。あんまり劇的な変化ではないが、あたりまえか。

 一息ついて「Sarah Brightman / Harem」を聴いている。さっきよりスピーカーの存在は薄れて聴こえているゾ。やっぱりソースにもよるんだなぁ。消えるのも夢ではないかな?

<参考>
*1 Cardasセッティング
  Speaker to rear wall: Room Width * 0.447
  Speaker to side wall: Room Width * 0.276

*2 奇数分割法
  背後の壁からの距離:部屋の長さ / 奇数
  左右の壁からの距離:部屋の横幅 / 奇数

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夏の画、冬の画

 オーディオがちょっと落ち着いてしまっている。音がエイジングのため大きく変化している最中であるし、CadenzasとCloude Nineはクレジットカードで買ったため、引き落としがこれからなので、とりあえずおとなしくしている。ちなみに私のクレジットカードはヒラ会員のJCBカードなのだが、結構高額な買い物ができてしまうちょっと不思議な「ただのカード」なのだ。
 場つなぎに、オーディオとは関係のない話題をひとつ。

 下の写真を見て欲しい。左は初代SPのB&W N803の写真、右は2代目のJM Lab Alto Utopia Beの写真だ。見て欲しいのはSPではなく壁に掛かっているポスターだ。N803方の貝の絵は「Hampton Hall / Apex Trio」、Altoの方の林の写真は「Bill Philip / Trees in Normandy」だ。意図したわけではないが、前者は夏らしい雰囲気であり、後者は冬っぽく見えるだろう。実際、前者は夏に見ると清々しいし、後者は冬に見るとしみじみとする。これを逆の季節で見るとちょっと浮いた感じに見えて、ちっともよくない。面白いものだ。
 私の部屋のインテリアは、モノトーンとベージュのグラディエーション、それとシルバー, クローム&グラスの3パターンでまとめている。それじゃまとまってるとは言わないか?でもポスターもそれに合わせて選んだ。どちらもネットで探して買ったのだ。
 「Hampton Hall / Apex Trio」は日本のネットショップで見て買った。フレームも選ぶことができて便利ではあったのだが、PCのモニターで見た色合いと実物のイメージが違っていてちょっとがっかりしたのを覚えている。買ったのは2年前の猛暑の後の秋頃、それまで何もなかった壁に涼しげな大判のポスターが掛かったことで満足度は高かった。
 それが1年を過ぎて次の冬。寒さの中で巻貝の絵じゃ何とも間が抜けて見えるなぁと、新たなポスターを探した。なかなかイメージどおりのものが見つからず、米国のネットショップでようやくこの「Bill Philip / Trees in Normandy」を見つけて買った。今度は前回の反省もあってモノクロ写真だ。フレームにも凝ってみた。ポスター本体とフレームは安かったが、送料がちょっと高くついた。
 しかし、逆にこれは夏だとイマイチ雰囲気がでない。木枯らしの吹いてそうな真冬の林の写真だから。今年の夏は面倒でそのまま掛けてたけど、来年の夏は「Apex Trio」に掛け替えよう。

 2年ちょっと前にこの部屋に越してくるまでは、貧乏学生のような狭い部屋で暮らしていた。そんな部屋に不釣合いなN803を置いて、小さな音でひっそりと音楽を聴くのもなかなかワビサビがあってよかった。しかし、今の部屋のようにインテリアにもちょっとだけ気を使って、気に入った環境で音楽を聴くのもこれまたよいのだ。


Hampton Hall / Apex Trio
Bill Philip / Trees in Normandy


 その他の我が家のオーディオのリスニング環境の話題ということで
  ・音楽鑑賞と照明
  ・Ligne Roset Calin Type II

CDレコメンド:Trina Broussard / Same Girl

 最近なかなか「おっ!」と思うようなCDにめぐり合えない。48th Grammy AwardsのBest Gospel Performanceにノミネートされている「Yolanda Adams / day by day」も「CeCe Winans / Purified」も買って聴いているのだが、何か売れ線を意識しすぎたアルバム作りをしているような気がして、イマイチのめり込めない。
 なのでまたちょっと前のCDアルバムのレコメンドを。

 オーディオシステムが充実していくに従って、手持ちのCDの中でもちょっとがっかりしてしまうCDと、より感動を増すCDがある。たとえ音を多重録音し美しいハーモニーを聴かせてくれるCDでも、その音のひとつひとつが所謂打ち込み系の電子音では、オーディオシステムが高解像度になるにつれ、ハーモニーの薄っぺらな実体が分かってしまい興ざめとなる。逆に、レコーディングエンジニアリングのことはよく知らないのだが、不自然な加工をあまりせずに生の楽器の音をリアルに残したCDは、この手で触れることができそうな実体感がそこに現われ、息を呑むこととなる。

 この「Trina Broussard / Same Girl」は後者の代表。Motownレーベルの作品であるが、モータウンと聞くと濃~いソウル&ブルースが頭に浮かぶ。このCDも期待に背かず堂々としたボーカルとアコースティックでノリのよい曲が心地よい。特に6曲目「Joy」は「かっちょい~!」と頭ん中で声がひっくり返るほど小気味よい曲だ。
 それもそのはずこのTrina Broussardは、90年からシンガーとしてR&B/Soulの大御所のバックボーカルをこなすなどの実力派とのこと。このCDがデビュー作とはとても思えない。
 2004年6月のリリースなので、そろそろ2枚目の新作を出してもいいんじゃないの?どーよ。

 話は戻るが、今年のGrammy Awardsはやっぱり「Mariah Carey / Mimi」なんだろうか。なんとなく買いそびれているのだが、グラミー賞とったら買ってみようかな。


Trina Broussard / Same Girl Trina Broussard / Same Girl

Cadenza購入から十日目

 実はずいぶんいい方向に変化してきている。奥行き方向の音の分離がはっきりとし立体感が増した。高域の硬さはだいぶほぐれ、温もりと実体感のあるCadenza特有の中高域が戻ってきた。
 六日目から何もしなかったわけではない。機器の配置換えの結果、ケーブルの取り回しがぞんざいになっていたのだが、宙に浮かせられるところは浮かし、窮屈に折り曲げられているところはなるべくストレスを取り除いた。その結果、音の分離がわずかによくなった気がするのだが、それは気のせいかもしれない。
 しかし、まだ左右の音場の広がりが戻らない。それから、もう一層中域に厚みがでてボーカルの生々しさを増し、前方に張り出してきて欲しい。そう後者はShunyata Anacondaを使用したときの方向性だ。あの音の変化がいまだ頭から離れない。左右の音場については、Stealth Cloude Nineが得意のはずなのだが。

 突然だがサラウンドSPを購入しようと考えている。Cadenzaを導入したことで、割り切りができたのだ。
 サラウンドSPは以前からの懸案事項で、フロント2chのレベルになるべく近づけたいと考えていた。同音質にするために是非ベリリウムツイーターにしたい。Micro Utopia Beはちょっと無理としてもElectra 1007 Beくらいを狙おうか。などと思っていた。
 しかし、Cadenzaを導入したことでフロント2chの音は、AVアンプ下の小型SPでどうにかなるようなレベルではなくなってしまった。それにSACDにしてもDVDの映画にしても、サラウンドSPの出番は極めて少ない。SACDは、すでに失敗に終わったメディアだという評価さえある。サラウンドSPに大きなコストを投入しても期待できることは少ない。そう割り切れたのである。
 そうなると事は簡単だ。20年選手の今のSONY SS-V715AVにはさすがに引退してもらうとしても、新SPは同じくJM LabのChorus 706Sあたりで十分そうだ。音に期待しないのであれば、インテリア性にも気を使いたい。とすると706Sの筐体の小ささも好ましい。中古を探すのであれば、お小遣い程度でなんとかなる。SPケーブルだって、安くてすませられる。
 そしたらそしたらサラウンドバックSPなんて必要ないんじゃなかろうか。そんなものを必要とするソースなんてめったにない。思えば7chだの9chだのと、ずいぶんAV機器メーカーやAV誌に踊らされているのではないか。と真っ先に踊った私は思った。
 なんかずーっと頭を悩ませていた問題が、一気に解決に向かいそうだ。そう「重視しない」という方向で。DVD Linear PCMのミュージッククリップやライヴビデオはもちろん「重視」なので念のため。

Cadenza購入から六日目

 この六日間、全然ダメな音で凹んでいる。DA-7050TとCadenzaとCloude Nineの三つ巴でエイジング中であるため、どれがどんなにダメなのかは正確には分からないが、何となく当たりはついている。
 ダメという評価の比較対象となっているのは、Cadenza自宅試聴時の電源環境、家庭用コンセント → 付属ケーブル → Cadenzaだ。ダメな今現在は、PAD CRYO-L2 → DA-7050T → Cloude Nine → Cadenza。
 何がどのよのようにダメかというと、まず定位があまい、ボーカルが点ではないし、楽器の位置もはっきりしない。全体に霞のような響きが乗りノイズフロアは高い。音場は左右のSPに張り付き、外にも広がらないし、前にも出てこない。ハイ上がりで高域は硬く、中低域のエネルギー感に欠け、音がよそよそしく温もりも存在も感じられない。ただ、高域が硬いせいか、高域の微弱音ははっきりとして、精度が上がったようには感じる。あ~書いていると余計に凹む。
 もとに戻すのは簡単だけど、それでは芸がない。どうしたら良いのか。やっぱり電源ケーブルはShunyata Anacondaか、いやNBSの方がいいかな?Black Labelは行き過ぎだろうな、Statement Extremeあたりがフィットするか。いやいや、インコネをまず決めてから、その後電源ケーブルで調整だろう。何せインコネは高くつきそうだ。
 色々考えるが、Cadenzaを購入したばかりでは、まず懐の傷を癒すのが最優先だろう。次のボーナスまでは、あせらずエイジングに付き合うか。そういえば、SPのエイジングもまだ途中だなぁ。
 プリを買って落ち着くと思ったが、全然落ち着きそうにない。。。

Viola Cadenza

 Cadenzaの音に対するインプレはこちら「Viola Cadenza自宅試聴」を。

 音場派か音像派か、私は自分は音場派だと思い込んでいた。そもそも最初にB&W Nautilus 803を気に入ったことが思い込みのはじまりだった。その後もクールでハイスピードなGoldmund Mimesis 28MEや音場型の典型ともいえるKimber SelectのSPケーブルを選んだのは、音場を意識してのことだったと思う。
 しかし、しっかりと比較試聴をした結果のMark Levinson No390SLやWireworld Gold Eclipseの選択、極め付きのN803からJM Lab Alto Utopia Beへの乗り換えはどうか。音場派にしてはどうもしっくりとこない選択だとは自分でも思っていた。そして今回のCadenzaの選択! いや参ったよ、俺って音像派。などと事は単純ではないけれど。
 私はGospel/Christianを好んで聴く。大勢の歌声がして沢山の楽器が鳴っているのを聴くのが好きだ。微弱音やエコーを残さず聴きたいし、メインボーカルにはソウルを感じたい。とすると、B&WやEsotericやAyreの細やかでクールな音では物足りないし、Mark Levinson No32LやJBLのひたすら熱くディテールさえ濃く塗りつぶすような音でも感じない。
 Cadenzaの気に入った点のひとつに、音の実体感がある。SPの外側に広がる音場の中の音にさえその実体感にとてもリアリティを感じ素晴らしかった。左右に広がるコーラスやストリングスが、霧のように空気に溶け込むのではなく、SPの外側にひとつひとつその気配がするほどありありと感じられたのだ。この音を追求していきたい、そう思ったのだ。でもこれって、音場?音像?
 まぁこんな具合に音場と音像の様々なバランスを聴いていくうちに、自分の好みを発見し、自分好みのオーディオシステムになっていくんだろうなぁ。少し分かった気がして少し嬉しくなった。

 Cadenzaを自宅試聴している時に、ネットで情報を漁っていたら本国のViola Audio LaboratoriesのサイトでマニュアルのPDFを見つけた。
 読んでみると日本のマニュアルには記載のない、XLRコネクタは2番ホットだよとか、ブレークインには300時間かかるよとか、電源オフするとブレークインに時間がかかるし、いちいちウォームアップしなきゃならないからオフしないほうがいいよとか、ヒューズは電源部の裏に収納されてるよんとか色々書いてある。日本のマニュアルにも載せればいいのに。

 購入してから、早速日本のマニュアルに書いてあるとおり、INPUT2のSSPスイッチをONにしてパススルーにしようとしたのだが、天板の六角レンチのサイズが合わない。ショップに問い合わせしたところmmサイズではなく、inchサイズの1/16inchのものとのこと。これもマニュアルに書いといてくれればいいのに。
 近所の金物屋でinchサイズの六角レンチセットを購入し、天板のネジを取り去った。開かない。筐体がガシッと組み立てられていて、天板のネジを取っただけでは開かないのだ。側面のネジも緩めて、ようやくご開帳。スイッチを切り替えて、折角だから写真を。単機能なのに結構詰まっている。内側も美しい。

Cadenza内部


 AVアンプからのパススルーで音を出してみた。なんとボリュームがかなり上がる。AVアンプのボリュームはそれまで聴いていた位置だったのだが、Cadenzaを経由させたとたん大音量になり、あわててAVアンプのボリュームを絞った。
 パススルーって、何もせず、電気信号をそのまま後段の機器に流すだけではなかったのか。Cadenzaのボリューム位置はゼロにしている。なのに増幅してるじゃないか。ひょっとしてこれがCadenzaの味付けの秘訣のひとつなのか?あの内部の沢山のIC回路はそんな役割を果たしているのか?ってどんなだ?
 音質はどうかと思ったが、まぁ映画の音に音場も音色もないかと思いチェックはしなかった。

 そうそう、左右のdB GAINを変えるとどうなるのか。まだ書いてなかったかな。目盛りは6~16dB。
 6dBではどうか。マッドな感じである。まったく艶がない、艶消しだ。16dBはその逆、艶ありあり。音の響きが少々やかましく感じる程だ。好みとしては半分強の12dBくらいか。ショップの人は曲によって変えれば楽しめるとか言っていたが、楽しめはしないなぁ。迷うだけである。

 ともかく、これでプリも揃い、一人前になった気分だ。CDPが一体型だという心残りはあるが、そこはAVも両立していることでチャラだな。やっと次の段階に進める、そんな気がする。


追記
 ゲインの利用方法は、1年と4ヵ月後にやっと発見したのだ。「Viola Cadenza ゲインの活躍」を。


Stealth Cloud Nine AC Power Cable

 Viola Cadenzaと一緒に買ってしまった。Cadenza導入に伴い、電源ケーブルとインコネが足りなくなるので、いつかは買わないといけないとは思っていた。
 なぜCloud Nineか。このショップで過去に何回か試聴していて、コストパフォーマンスの良いケーブルだと思っていた。銀線より合わせでKimber Selectに近いいい感じの音場を作るケーブルだと思っていた。白く透明感のある素材の見た目に美しいケーブルだ。Violaは音がぎゅっと固まる感じなのでこれで音をほぐしてやるとよい、というようなお勧めの言葉をいただいた。確かにCadenzaの自宅試聴では、奥行き方向には厚みが出たが、左右に広がるとは感じなかった。音の密度は相当アップしたので、音がぎゅっと固まるというのはよく分かる表現だ。
 でも、Cloud NineとShunyata Anacondaの比較をしたときはAnacondaの方が好ましかったし、自宅でCadenzaをDENKEN DA-7050Tにつないでエネルギー感が落ちたときもAnacondaの方向性をプラスしたいと思ったのにね。しょーがないか、Anacondaは3倍近い金額だもんね。

 家に持って帰り、Cadenzaの配置換えをする間、Cloud Nineに通電しておこうと思いプラズマTVにつないだ。とたんに高精細になった気がして驚いた。もっともPAD CRYO-L2とDA-7050Tも経由したのだが。
 結局その日は聴くことができず、一夜けて翌日聴いてみた。
 ダメダメであった。ボーカルはぼんやりと広がり、音場は横方向に引き伸ばされた感じ。つまり音がびよ~んと横長になった感じなのだ。当然ノイズフロアは上がった。新品だからか。
 日をおいてから再度レポートするとしよう。

Stealth Cloude Nine

更新情報 - 2006.1.4

ここはブログ形式のサイトなのだが、オーディオ機器の時間経過のインプレなどは1ページ内に情報を蓄積させたい。どのように運用するか悩んでいたが、過去記事への追記はこのように「更新情報」として更新部分へのリンクをアップすることにした。

  ● 「Viola Cadenza自宅試聴」 ●六日目

  ● 「DENKEN DA-7050T」 追記その三

吸音、拡散、反射

 本格的なルームアコースティックの話ではない。初級者が行ったとりあえずの実験についてである。タイトルが本格的に見えそうなので、一言おことわりを。

 よい音でCDを聴くための対策の順序としては、
   オーディオ機器 → ケーブル → 電源環境
    → ルームアコースティック・その他アクセサリ
なのかなぁ、と何となく思っている。実際の私については、そもそもプリアンプがなく第一段階が完了していないのだが、安価で手軽で効果が期待できそうな場合は、後の段階の対策にも手を出している。

 私の部屋、機器配置で気になっていることが3点ある。(写真参照)
  (a)左右SPの間で約80cm後方にある50inchプラズマTV
  (b)右SP横の壁、左SP横の窓・カーテン
  (c)右SP後方約110cmにあるコーナー、左SP後方約70cmにある柱

 とりあえずツルツルの表面が一番悪影響がありそうなので、(a)のプラズマTVに何か対策をと思い、毛布で覆ってみた。ちょっと音が変わる。ボーカルが小さくなり奥に引っ込むのだが、少々生気を失うような気がする。Enyaなどの音が場にあふれるのが気持ちよく感じる系のCDは、音の密度が減って物足りなくなる。吸音しすぎると寂しくなると言われるのがよく分かる。
 それなら拡散か、と思い最近よく行くショップで拡散板の相談をしてみた。すると、いきなり投資をするより、まず安物のすだれを買って拡散の効果をみてはいかがか、との極めて良心的な回答。頃は初夏、すだれを買うには丁度よかった。とは言え、部屋のインテリアに合うものをと探した結果、Nichibei 竹経木のすだれを購入。結構高価な買い物になってしまった。
 TVの前にすだれを立て掛ける。毛布の場合と同じように、ボーカルは小さく奥に引っ込むようだが、音の密度はそれほど減らない。しかし、滲むのだ。まるで霞みがかかったような、手前にカーテンが1枚下がったような、そんな感じだ。これは良くない。
 結局試した中では無対策でツルツル表面に反射されるがままにしておくのが一番実体感があると感じ、そのままで聴いている。いつか本格的な拡散板を試してみる必要があるだろう。

 次に気になったのが左右の音場のバランスの違いだ。まず(b)を何とかしようと考えた。無対策のままだと、左はカーテンで吸音、右は壁で反射である。左の音の響きが少なく、音量も小さく聴こえ、極めてバランスが悪い。
 まず考えたのが拡散。(a)の実験で購入したすだれは、残念ながらサイズが小さい。しかたがなく再度大きめサイズのNichibei 竹経木を購入。左側のカーテンを開け、窓ガラスの前にそれを立て掛けて聴いてみた。
 ところが、無対策で反射されている右の音の方が、やはり実体感がある。また壁を鏡に見立てたとき、鏡に映るSPの位置あたりまで音場が広がっているように聴こえる。右の方が好ましい。
 これもとりあえず反射が良しとしておこうと考え、左はカーテンを開け窓ガラスをむき出しにして、左右とも反射としてバランスをとって聴いている。やっぱり、ここも本格的な拡散板で再度実験する必要がありそうだ。

 最後の(c)。音としては右のコーナーのある方が、もごもごとコモって聴こえる。左と比べると、ちょっと中低音が強調され、重心が下がった感じ。部屋のコーナーには低域を中心とした音が溜まると言われるのが分かる。これに気が付いたのは、AVアンプPioneer VSA-AX10iの機能である自動音場調整をしていたとき。左右のSP別々にホワイトノイズを出したときに、右のSPのノイズの方が低域成分が多く聴こえたのだ。
 この対策としては、コーナーで吸音するしかないだろう。そう思って吸音効果があり、かつインテリアに合うものを探した。ベルベットの生地を丸めて立てようか、そう思って探したがベルベットがまた高い。しかたなく、ベルベットもどきの生地を買って、丸めてコーナーに立ててみた。
 しかし、これは効果が薄かった。生地も本物のベルベットと違って薄かったからなぁ。ここは、本格的な吸音材を置くしかないだろう。
 無対策とするには、あまりにも悪影響がありすぎると思ったので、(a)(b)で購入したものの不採用となったすだれを左右SPの後ろに立て掛けた。これがなぜか効果があった気がしている。効果があったと思い込んでいるだけかもしれないが、他に手もないので今のところこれ以上の追求をする気にもならない。

 とりあえず、ルームアコースティックについて多少の実験を行ってみたが、本格対策は冒頭で述べたとおり、最終の段階でとなるかもしれない。


システム全景

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プロフィール

へい。

Author:へい。
 オーディオ歴ははや10年。いくら年数を重ねても、やってることは初級者の域を出ないようだ。このブログはオーディオ関連のインプレ集なのだ。
※ご注意:私は、オーディオで音楽を聴くたびに、毎回感動したり驚いたりする。だからといって、我が家のオーディオが飛び抜けていい音をさせているワケではないし、なにか特別な機器・アクセサリーを使っているワケでもない。ブログをよく読んでいただければ、短所も明記されているのが分かるハズだ。どうか、美しい誤解をされませんように。

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