個人主義

音楽 オーディオ CD/DVD 他

2008-09

CDレコメンド:Trina Broussard / Inside My Love

 PCオーディオを導入して、まだ数日である。いつものようにCDを聴きはじめたら、今日はいきなりハッとしてしまった。聴きなれたアルバムの1曲目が、やたらとフォーカスの締まったいい音をさせているのである。
 以前レコメンドしたTrina Broussardの2枚目となるアルバム。発売は2枚目なのだが、この「Inside My Love」は、99年にデビューアルバムとして発売されるハズだったもののようなのだ。ジャンルはSoulである。
 「Inside My Love」1曲目「Losing My Mind」は、1枚目のアルバム「Same Girl」4曲目と同一曲なのだが、 リマスタリングされているようで、音の構成はシンプルになっている。そのせいで、ひとつひとつの音の分離がよく、静寂さが際立っている。2曲目以降の曲も同様である。いやー、いい音である。アルバムの最後まで聴き惚れてしまった。PCオーディオは、このようなシンプルな曲でこそ本領を発揮するのかもしれないな。

 我が家のルームアコースティックは、コーナーRCを入れ、吸音カーテンと吸音材を多用して、定在波を極力押さえることができたつもりでいた。しかし、今日久しぶりにその定在波を聴いてしまった。ボワンボワンとだらしなく、耳障りな低音がした。これも、PCオーディオによって、音の密度が上がったせいなのかも、と考えると定在波でさえイトオシクなるなぁ。


Trina Broussard - Inside My Love 写真左「Inside My Love」、右「Same Girl」
 ほーっ、部屋の中でも夜にフラッシュをたくと、こんなに陰影の深い写真が撮れるのかぁ。といっても、写真には凝る気のない私であった。




CDレコメンド:Bethany Dillon / So Far: The Acoustic Sessions

 タイトルにあるとおりアコースティック・ギターとピアノを中心としたシンプルな演奏の中、静かにしっとりと唄う。ジャンルはフォークなのかな。安らかな気持ちにしてくれる。
 オーディオを趣味にしていると、ついついひとつひとつの楽器の音を聴いてしまいがちであるが、このアルバムはボーカルを含めた演奏全体のバランスがよいと感じた。素直に曲の魅力に浸れるのである。
 なんでかなー、と思って聴いていた。どうやら、それぞれの楽器の定位を際立たせるような録音ではないところがよいのかもしれない。ボーカルを包み込むような演奏が、とても自然で心地よいと感じた。
 最近オーディオのハードウェアに傾倒しすぎて、音楽そのもののよさを見失っていたかもしれんなー。ちと反省してみた。


Bethany Dillon - So Far.jpgBethany Dillon / So Far: The Acoustic Sessions
 写真の色合いが、今までとちょっと違うかもしれない。いつもケータイのカメラで撮影しているのだが、そのケータイを先週買い換えたのだ。私もやっとmovaからFOMAになった。相変わらず流行からは何年か遅れてついていく私であったのだ。オソマツ。




CDレコメンド:SATOMI' / Diamondlily

 久しぶりのCDレコメンドかな。ちょっとB象限に近い音楽だ。オーディオマニアの方々には、参考にならんくてモウシワケナイ!
 このアルバムはJ-R&B、ってとこだろうか。R&Bテイストは、SoweluやCrystal KayやMisiaと同じ程度だろう。ってこれは私の中では褒め言葉である。R&Bを感じさせるJ-POPだ。
 SATOMI'は、2006年日本でデビューしたらしいが、2005年にUKデビューしているとのこと。UKでウケるような感じでもない気がするけど。たまに見受けられる、海外で先にデビューCDを出しておいてハクをつける、といった類の営業戦略であろうか。しかし、まだまだ未熟ではあるけれど、一応実力はありそうだ。この1stアルバムは、2007年2月のリリースである。

 アルバムを通して、私の中ではRihannaに近いノリなのかもしれないと感じた。荒削りだけど、将来性を感じる。B象限に近いと書いたが、録音が悪いということはない。

SATOMI' - Diamondlily 「SATOMI' / Diamondlily」(左)とこの3月発売された2nd「Angelite」(右)。
 「Angelite」も悪くない。


SHM-CD

 某オーディオショップのメールマガジンで、SHM-CDの存在を知った。有益な情報提供に感謝!
 SHM-CDとは、Super High Material CDの略。なんだか安直なネーミングだが、従来のCDより透明度が向上したポリカーボネート樹脂を使用しているらしい。近頃ガラスCDなんてものもあるようだが、それよりはずーっと安価である。

 ならば買って試してみねばなるまい!試聴するのなら、比較対象として、私が所有している曲があれば都合がいい。
SHM-CD ということで買ったのは、「Ella Fitzgerald & Louis Armstrong / Ella & Louis」(写真左)と「Elton John / Goodbye Yellow Brick Road」(写真右)である。私は既に、「Ella Fitzgerald / BEST SELLERS Jazz」と「Elton John / the very best of Elton John」を所有している。どちらもベスト盤であるが、共通する曲がいくつか収録されている。

 CDが届いて、早速比較試聴だ。まずはElton Johnから。「Candle In The Wind」を聴いてみた。
 なんだか全然違う。購入した「Elton John / Goodbye Yellow Brick Road」の帯を見ると、このCDは1996年にリマスターされているらしい。私が所有しているベスト盤は、1990年の発売だ。やっぱ、マスタリングが違ってるのか。それじゃー比較にならんナー。
 一応「Goodbye Yellow Brick Road」もチェック。お!こっちは、同じように聴こえるゾ?違いはよく分からない。イヤ違いはあるのだが、どちらが良いのか、判断できない。収録の音量レベルもちょっと違うし。私の持ってたベスト盤の方が、低域が厚く、音が豊かに聴こえるなぁ。しかし、いずれにしてもSHM-CDの比較試聴にはならない。
 そういえば、このCDのリマスタリングの翌年には、ダイアナ元イギリス皇太子妃の追悼歌として、急遽歌詞を書き換えた「Candle In The Wind 1997」がリリースされたね。ちょっと思い出した。

 それなら、こっちはどーか。Ella Fitzgerald & Louis Armstrongである。「Can't We Be Friends?」から。
 おー!分かる分かる。ベスト盤は、なんだかモヤの向こうから聴こえるが、SHM-CDは透明度が増し、実体がよく分かる。しかしである。SHM-CDの方が良いか、と言われると、答えに窮する。だって、エラとルイだよ。ふる〜い年月のモヤの向こう側にいる方が自然な気がするのだ。このSHM-CDみたく、最近の録音のように聴こえてしまうと、なんだか興ざめな気がするのだ。
 続いて聴いた「Moonlight in Vermont」も同様だ。
 私の中では、Ellaというと「Mack The Knife」なんだなぁ。生まれてはじめて好きになったJazzナンバーである。むかし、乃木坂のバーのジュークボックスで聴いて、感動したんだっけかナ?

 このSHM-CDは、SACDよりは効果はないだろう。HDCDやXRCDと比べても、効果は薄いか。アタリマエだ。音をいじっているわけではない。原理を考えると、静電気やら磁気を取り除くアクセサリーの類を使った程度の効果と思えばよいだろうか。
 でもでも、良い方向の技術革新はとっても歓迎なのだ。ガンバレー!

はじめてのクラシック

 我が家のパワーアンプにdarTZeel NHB-108 model oneを導入し、音のチェックのために「DENON Audio Check CD - Special Reference Edition」の3曲目「ヴィヴァルディ:≪調和の霊感≫ 作品3より 4つのヴァイオリンのための協奏曲 〜 第1楽章」を聴いてからというもの、どうやら私はクラシックが好きになってしまったようなのだ。オドロキ〜!(二丁目風か?)

 どこから話そうか。
 そもそも、私がこの「DENON Audio Check CD - Special Reference Edition」をオーディオ・チェックCD用に購入した理由は、ある日偶然、丸の内オアゾの広場で、ヴァイオリン四重奏の生演奏を聴いてしまったからだ。「あ〜、やっぱオーディオの音とは違うワ・・・」そう思って、ちょっと落胆した。生演奏のヴァイオリンの音は、圧力を感じるほど力強く、みっしりと密度のある音であった。
 我が家のオーディオでも、この濃くて野太いヴァイオリンの音が出せればいいなぁ、そう願ってこのチェックCDを購入したのである。このCDのヴァイオリンの音が、オアゾでの生演奏の音と同じように聴こえたらいいなぁ、そう思っていた。
 darTZeelを導入して、このCDを聴いたとき、「おっ、あのときの音だ!」と思った。クレヨンで塗りつぶしたような濃いヴァイオリンの音が、力強く聴こえてきたのである。
 それからである。もっと、この濃いヴァイオリンの音が聴きたいっ!その衝動が止められなくなったのだ。イカホド〜!(ナニ風なんだ?)

 どのCDを買っていいのか分からない。「ヴィヴァルディ:≪調和の霊感≫ 作品3より 4つのヴァイオリンのための協奏曲 〜 第1楽章」って、どれが曲のタイトルで、どれが属性情報なんだよ。わけわかんねーよ、クラシック。とりあえず、手がかりのキーワードは、「ヴィヴァルディ」、「ヴァイオリン」、あと「優秀録音」かな?
 で、購入したCDと、なぜか所有していたCDが写真のものである。

first Classic CDs 左上「ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集『四季』 / ジャン=フランソワ・パイヤール パイヤール室内管絃楽団」、右上「Antonio Vivaldi 『調和の霊感』 / イタリア合奏団」、左下「「Amadeus / The Complete Original Soundtrack Recording」、右下「ブラームス ( Johannes Brahms ) / ヴァイオリン協奏曲、他 シェリング(vn)クーベリック&バイエルン放送交響楽団」。
 自分でナニ書いてるのか、ヨクワカラナイヨォー!(再びアジア系外国人ホステス風)

 いやー、これらのクラシックCDが、今我が家ではヘヴィーローテーションなのである。「クラシックなんか理解できんっ!」そう思っていた私が、このアリサマ。オーディオは、音楽の好みまで変えてしまうとは分かっていたが、まさかこの私がクラシックとは!?
 私のように軽薄なPopsで、Dance&SoulまたはR&Bで、Hip Hop寄りでもあって、昔はユーロビートonlyで、Rockが入ってて、ちょっとJazzyなのに、今になってClassicとは。中高生の頃は、クラシックなんてカビ臭くて、なんてダサイ音楽なんだろー、とか思ってたんだけどなー。まー、中高生の頃から、もうウン十年経ってるからなー。オレ自身がカビ臭くなっててもしょーがないかも。ズンドコ〜!(わけわからん風)

 気がつくと足でリズムをとっていたりするのである。「Amadeus / The Complete Original Soundtrack Recording」Disc-1の6曲目「『後宮からの誘惑』よりトルコ近衛兵の合唱/私は皇帝になりたいな(ドイツ軍歌)」だってサッ。クラシックでノッているオレって、絶対おかしいのだ。
 J-Pop「伊藤由奈 / Heart」のCDを聴いた後に、「ブラームス ( Johannes Brahms ) / ヴァイオリン協奏曲、他 シェリング(vn)クーベリック&バイエルン放送交響楽団」を聴いた。これらを同じ音楽というカテゴリーで括っていいのか!?と思った。片方は漫談とかと同じ系列でいーんじゃね?もちろん私は漫談も大好きだ。

 と、チョーシコイて聴いたのだが、実は「Sibelius / Walton / シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲 / 諏訪内晶子」のCDも買っていたのだ。しかし、このCDはまったく分からなかったよぉー。
 私はジャズも聴くのだが、私の聴くのはスタンダードなジャズボーカルもの、スウィングやJ-ジャズなどと言われるもの。”ど”ジャズと言われるものは、実は理解できないのだ。同じように、クラッシクも、オーソドックスなもの、スタンダードなものは、楽しく聴けるけど、”ど”クラシックは、やっぱり理解できないのだなぁー、ということが分かった。
 だいたい、 諏訪内晶子は「スワウチアキコ」だとずーっと思ってたし。

 クラシック通の方にはハナで笑われてしまうだろーなぁ。でも私にとっては、一生涯理解できない!と決めつけていた音楽のハシッコが、ちょっとだけ心の中に心地よく染み込んでくるようになって、素直にうれしいオドロキなのだ。
 ヒ○キカンゲキ〜!(って、こんなベタで軽薄なシメでいいのか?)

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 オーディオ歴はやっとこ5年半。そろそろ中級者を名乗っても許されるだろうか。このブログはオーディオ関連のインプレ集なのだ。
※ご注意:私は、オーディオで音楽を聴くたびに、毎回感動したり驚いたりする。だからといって、我が家のオーディオが飛び抜けていい音をさせているワケではないし、なにか特別な機器・アクセサリーを使っているワケでもない。ブログをよく読んでいただければ、短所も明記されているのが分かるハズだ。どうか、美しい誤解をされませんように。

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