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naruさん宅訪問試聴
去る8月16日、Taoさんとnaruさんとpontaさんが我が家のオーディオを聴くために来訪された。その模様は、
AcousticTao / 1251:Never heard before
ポンタとオーディオと音楽と / へい。邸OFF会
に掲載していただいた。
このご縁で、今回9月20日、Taoさんpontaさんと連れ立って、naruさん宅におじゃました。
12畳のオーディオルームに所狭しと並ぶ機器、CD系は上流から、dCS、MarkLevinson No32L、darTZeel NHB-108のマルチアンプ、JBL M9500。アナログ系はプレーヤーがLinn LP12ともう1台(メーカーはチェックしなかった)、レビンソンのDAに繋がっているような。それにルームアコースティックにも余念がなく、QRDが要所要所に敷き詰められている。
まずCDの音を聴かせていただいた。大いに驚いた点が3点。
ひとつは、低域から高域までバランスよくメリハリの利いた濃い音がする点だ。私はこれまで、二者択一の問題だと考えていた。それは、中低域の太さか、高域の解像度かである。どの帯域を好みに仕上げ、どの帯域を犠牲にするか、という選択である。しかし、naruさんのお宅では、犠牲になっている帯域が見当たらないのである。どーゆーことだ。
秘訣はこれかも。M9500の内側に配置されたツイーター+スーパーツイータが目に入った。10kHz以上と19kHz以上を担当させているとのこと。なるほど、中高域はこれで納得したとしておこう、とりあえず。しかし、低域のメリハリが分からない。以前ショップで聴いたJBL 9600はドロドロの低域だったし、darTZeel×2発のマルチであったとしても、ダールがここまで9500をドライブできるのだろうか。
これについては、JBLは非常に能率のよいスピーカーであるという解説と、9500のネットワークを通さずにチャンデバから直接繋いでいるという技で納得しておいた。それが理由のすべてでない事は、35年というnaruさんのオーディオ暦と、いかにも手間隙かけてチューンされていそうなその部屋の様子をみれば、十分推察される。ほんの数年のオーディオ小僧(by naruさん)には遠く想像も及ばないものがあるのだろう。
大いに驚いた点の2つ目。部屋全体が音を響かせ、音楽に包まれるように感じられることである。我が家は吸音のみのルームアコースティック、この部屋は拡散中心。ここまで音楽が違って聴こえるのだなぁ。
聴いているうちに、ふと思った。吸音ばかりの我が家で聴いている私が、UKソウルに惹かれるのは、そのせいもあるのかも。UKソウルのとつとつとしたボーカルのシンプルな音楽は、反響のない部屋で聴くのに合っているのかも。オーディオシステムが聴く者の音楽の好みに影響を与えてしまうというのは、薄々感づいていたことでもある。
3点目は、なんと言っても大音量。夜寝る前に音楽を聴くことを習慣としてしまった私は、小音量派である。しかし、中学高校生の頃は、ハードロック好きの大音量派であった。大学生の頃も楽しみ方は違うが、ディスコ好きの大音量派。音楽を楽しんだ直後は、いつも耳がキーンと鳴っていた。
その大音量派だった頃の、音楽のよさ、感動がよみがえってきたのだ。うーん、いーなー、大音量。マンションの我が家では大音量は無理なので、ヘッドホンでも買おうかなぁ。本気でそう考えてしまった。
この後はアナログを聴かせていただいた。アナログはあまり聴かないので、聴き所、評価ポイントがよく分からないんだよなぁ・・・。この滑らかで引っかかりのない音がアナログの良さなのかなぁ。シンバルにスティックが当たる瞬間のカッという音や、ギターの弦を指で弾く瞬間のブッという音、なんてーのを聴こうとしちゃいかんのだろーなー。
なーんて頭で理解しようとしていたのだが、「Deep Purple / Smoke On The Water」と「Simon & Garfunkel / Mrs. Robinson」を聴いたとたんに体が理解した。これも中学高校生の頃にLPで聴いていた感動がよみがえってきたのである。この2曲、上京して大学を卒業して社会人になってからCDで買いなおしたのだが、ちっとも感動しなくって。オレの感性も変わってしまったんだなぁ、渋谷陽一も「30過ぎたらロックは聴けなくなる」とか言ってたもんなぁ、などと諦めていた曲だ。私の感性が変わったわけではなかった。どうやらCDには感動させる何かが欠けていたのだ。
アナログのよさを始めて理解した。カラダで。
今までショップの試聴では感じなかった音楽の感動、小音量で聴けなかった音楽の喜びをよみがえらせてくれたnaruさんのオーディオの音。今夜も町の巨匠に感謝!(by TBS チューボーですよ! / 堺正章)
AcousticTao / 1251:Never heard before
ポンタとオーディオと音楽と / へい。邸OFF会
に掲載していただいた。
このご縁で、今回9月20日、Taoさんpontaさんと連れ立って、naruさん宅におじゃました。
12畳のオーディオルームに所狭しと並ぶ機器、CD系は上流から、dCS、MarkLevinson No32L、darTZeel NHB-108のマルチアンプ、JBL M9500。アナログ系はプレーヤーがLinn LP12ともう1台(メーカーはチェックしなかった)、レビンソンのDAに繋がっているような。それにルームアコースティックにも余念がなく、QRDが要所要所に敷き詰められている。まずCDの音を聴かせていただいた。大いに驚いた点が3点。
ひとつは、低域から高域までバランスよくメリハリの利いた濃い音がする点だ。私はこれまで、二者択一の問題だと考えていた。それは、中低域の太さか、高域の解像度かである。どの帯域を好みに仕上げ、どの帯域を犠牲にするか、という選択である。しかし、naruさんのお宅では、犠牲になっている帯域が見当たらないのである。どーゆーことだ。
秘訣はこれかも。M9500の内側に配置されたツイーター+スーパーツイータが目に入った。10kHz以上と19kHz以上を担当させているとのこと。なるほど、中高域はこれで納得したとしておこう、とりあえず。しかし、低域のメリハリが分からない。以前ショップで聴いたJBL 9600はドロドロの低域だったし、darTZeel×2発のマルチであったとしても、ダールがここまで9500をドライブできるのだろうか。
これについては、JBLは非常に能率のよいスピーカーであるという解説と、9500のネットワークを通さずにチャンデバから直接繋いでいるという技で納得しておいた。それが理由のすべてでない事は、35年というnaruさんのオーディオ暦と、いかにも手間隙かけてチューンされていそうなその部屋の様子をみれば、十分推察される。ほんの数年のオーディオ小僧(by naruさん)には遠く想像も及ばないものがあるのだろう。
大いに驚いた点の2つ目。部屋全体が音を響かせ、音楽に包まれるように感じられることである。我が家は吸音のみのルームアコースティック、この部屋は拡散中心。ここまで音楽が違って聴こえるのだなぁ。
聴いているうちに、ふと思った。吸音ばかりの我が家で聴いている私が、UKソウルに惹かれるのは、そのせいもあるのかも。UKソウルのとつとつとしたボーカルのシンプルな音楽は、反響のない部屋で聴くのに合っているのかも。オーディオシステムが聴く者の音楽の好みに影響を与えてしまうというのは、薄々感づいていたことでもある。
3点目は、なんと言っても大音量。夜寝る前に音楽を聴くことを習慣としてしまった私は、小音量派である。しかし、中学高校生の頃は、ハードロック好きの大音量派であった。大学生の頃も楽しみ方は違うが、ディスコ好きの大音量派。音楽を楽しんだ直後は、いつも耳がキーンと鳴っていた。
その大音量派だった頃の、音楽のよさ、感動がよみがえってきたのだ。うーん、いーなー、大音量。マンションの我が家では大音量は無理なので、ヘッドホンでも買おうかなぁ。本気でそう考えてしまった。
この後はアナログを聴かせていただいた。アナログはあまり聴かないので、聴き所、評価ポイントがよく分からないんだよなぁ・・・。この滑らかで引っかかりのない音がアナログの良さなのかなぁ。シンバルにスティックが当たる瞬間のカッという音や、ギターの弦を指で弾く瞬間のブッという音、なんてーのを聴こうとしちゃいかんのだろーなー。
なーんて頭で理解しようとしていたのだが、「Deep Purple / Smoke On The Water」と「Simon & Garfunkel / Mrs. Robinson」を聴いたとたんに体が理解した。これも中学高校生の頃にLPで聴いていた感動がよみがえってきたのである。この2曲、上京して大学を卒業して社会人になってからCDで買いなおしたのだが、ちっとも感動しなくって。オレの感性も変わってしまったんだなぁ、渋谷陽一も「30過ぎたらロックは聴けなくなる」とか言ってたもんなぁ、などと諦めていた曲だ。私の感性が変わったわけではなかった。どうやらCDには感動させる何かが欠けていたのだ。
アナログのよさを始めて理解した。カラダで。
今までショップの試聴では感じなかった音楽の感動、小音量で聴けなかった音楽の喜びをよみがえらせてくれたnaruさんのオーディオの音。今夜も町の巨匠に感謝!(by TBS チューボーですよ! / 堺正章)
ちょっとだけハイエンドショウトウキョウ2009スプリング
いつものように金曜日に仕事を早めに切り上げて行ってみた。今回は着いたのが19時近かったのであまり聴けなかった。今回は出展社も少ないようだし。ちと物足りなかったなぁ。
最初に聴いたデモンストレーションは、どうやらPCオーディオ系のようだった。曲の周波数がどうのとか言っていた気がする。出てきた音を聴いてハッキリ分かった。我が家の音に似ている。エッジの立った音。余計な贅肉を削ぎ落とされて、ギスギスになってしまった音。針金細工のような音である。そーだよなー、今の我が家の音はきっとこんな音なんだろうなー。
ルームを変えて聴いたのがカインラボラトリージャパンのデモである。打って変わって色気たっぷりの音がしていた。2種類のスピーカーの比較をしていたのだが、スピーカーの違いなんかモノともしない、紛れもない真空管アンプの音である。艶のある、厚みのある、ウットリするような魅力的な音である。PCオーディオを聴きなれた耳には、とても新鮮に聴こえた。以前ならこの真空管アンプの音も、締りがないとか、音像が大きいとか、余計な響きが乗っているとか、そんな難癖をつけたんだろうなぁ。
セカンドシステムを組むとしたら、真空管アンプにしよう。真剣にそう思ってしまった。ん?PCトランスポートに真空管アンプを合わせたら、いったいどんな音がするんだろうか・・・。イカンイカン。
最初に聴いたデモンストレーションは、どうやらPCオーディオ系のようだった。曲の周波数がどうのとか言っていた気がする。出てきた音を聴いてハッキリ分かった。我が家の音に似ている。エッジの立った音。余計な贅肉を削ぎ落とされて、ギスギスになってしまった音。針金細工のような音である。そーだよなー、今の我が家の音はきっとこんな音なんだろうなー。
ルームを変えて聴いたのがカインラボラトリージャパンのデモである。打って変わって色気たっぷりの音がしていた。2種類のスピーカーの比較をしていたのだが、スピーカーの違いなんかモノともしない、紛れもない真空管アンプの音である。艶のある、厚みのある、ウットリするような魅力的な音である。PCオーディオを聴きなれた耳には、とても新鮮に聴こえた。以前ならこの真空管アンプの音も、締りがないとか、音像が大きいとか、余計な響きが乗っているとか、そんな難癖をつけたんだろうなぁ。
セカンドシステムを組むとしたら、真空管アンプにしよう。真剣にそう思ってしまった。ん?PCトランスポートに真空管アンプを合わせたら、いったいどんな音がするんだろうか・・・。イカンイカン。
Antelope Isochrone OCX 再評価
Antelope Isochrone OCXを入手したのは、去年の7月である。当時のインプレでは、あまり大きな効果は感じ取れなかった。それは、当時のDAコンバーター側にクロック入力がないせいだと考えていた。
dCS Elgarを導入した今は、きっと効果があるに違いない。そう期待した。しかしちょっと待て、ケーブルはstereovox HDXVが1本あるだけである。OCXとFF400、Elgarは、同じケーブル2本でつなぎたい。さてさて、生産完了となってしまったこのケーブル、どこかに出てないかな、と探したらあったあった。usedcable.comである。Fedexの送料を入れたら結構高くついてしまったがしょーがない。
stereovox HDXVが2本揃った日、さっそくOCXを再評価しよー。外部クロックなしで聴いてから、OCXをFF400とElgarにつないだ。Elgarのクロックの設定をMasterからSlaveに変えようとしたら、既にSlaveになっていた。ありゃ、FF400のクロックで聴いていたってことか。ま、いいや、このまま続行。
おー、高解像度の音になった。ちょっと前に嘆いた失くしてしまった微弱音も、ちょうどよい程度に戻ってきた。こころなしか若干上方に定位するのは、たぶん高域部分のニジミがなくなりフォーカスが合い、その分密度が濃くなったせいだろう。
結構な音質向上に満足できたのだ。残るはElgar導入の最大の目的、ハイビット/ハイサンプリングの曲の検証である。楽しみになってきたゾ!
後日追記
Elgerのクロックセッティングは、SlaveではSPDIFのクロックを使用するということで、やはりFF400に合っていたのだ。外部クロックはSyncにセットしないといけないのであった。勘違い。
Syncにセットすると、雑味がなく、よりクリアな音となった。これこれっ。
dCS Elgarを導入した今は、きっと効果があるに違いない。そう期待した。しかしちょっと待て、ケーブルはstereovox HDXVが1本あるだけである。OCXとFF400、Elgarは、同じケーブル2本でつなぎたい。さてさて、生産完了となってしまったこのケーブル、どこかに出てないかな、と探したらあったあった。usedcable.comである。Fedexの送料を入れたら結構高くついてしまったがしょーがない。
stereovox HDXVが2本揃った日、さっそくOCXを再評価しよー。外部クロックなしで聴いてから、OCXをFF400とElgarにつないだ。Elgarのクロックの設定をMasterからSlaveに変えようとしたら、既にSlaveになっていた。ありゃ、FF400のクロックで聴いていたってことか。ま、いいや、このまま続行。
おー、高解像度の音になった。ちょっと前に嘆いた失くしてしまった微弱音も、ちょうどよい程度に戻ってきた。こころなしか若干上方に定位するのは、たぶん高域部分のニジミがなくなりフォーカスが合い、その分密度が濃くなったせいだろう。
結構な音質向上に満足できたのだ。残るはElgar導入の最大の目的、ハイビット/ハイサンプリングの曲の検証である。楽しみになってきたゾ!
後日追記
Elgerのクロックセッティングは、SlaveではSPDIFのクロックを使用するということで、やはりFF400に合っていたのだ。外部クロックはSyncにセットしないといけないのであった。勘違い。
Syncにセットすると、雑味がなく、よりクリアな音となった。これこれっ。
dCS Elgar plus
やばいっ!手ごろなElgarの中古は当分出ないだろう、そうタカを括ってオーディオの他に値の張る買い物をしてしまったのだ。つい先月のことだ。しかし、中古の出物をお願いしていたdearaudioの店長から、入荷したとの不意を突くメールが飛び込んできた。うーん、どーしよー、とりあえず自宅試聴が可能か問い合わせたところ、快く送っていただいた。いただいてみた。みてしまった。
届いたのはPAなどの運搬に使用するような無骨なトランク。そーかー、Elgarも業務用だったのかぁ。
早速音を聴いてみたい気持ちをグッと堪えて、通電して夜まで待った。天板触ったら冷え冷えとしてたからねー。暖めないと。
夜、さて聴いてみよう。比較するのは、Mark Levinson No390SLのDAC部である。トランスポート部は、DELL ノートPC + RME Fireface 400、再生ソフトはFrieve Audioを使用する。チェック曲は、いつもの「綾戸智絵 / LIVE!」と「LaShell Griffin / Free」。
「綾戸/LIVE!」冒頭の客席の喧騒は、音が細かくなり、奥行きがよりはっきり分かるようになったか。ピアノの音が柔らかい。おーっ!dCSの音がする。繊細で柔らかく、その場に音をそっと置くようなやさしい鳴り方である。思わずニヤッとしてしまった。これぞ芸術品だ。我が家でdCSの音が鳴っているのだ。
が、しかし、である。諸手を挙げてバンザイかというと、そうでもないだろう。綾戸の引くピアノの力強さが薄れてしまっている。パワフルな綾戸の声もなんだか優しくなって、2〜3歩ほど奥に引っ込んでしまった。
LaShellはどうだろう、と次のチェック曲を聴き始めてすぐだ。バイオリンの弦の響きがなんとも美しいではないか。これが本当のバイオリンなのかー、と思ってしまった。今までリアルなバイオリンの音と思ってシステムをチューニングしてきた音は、実は偽物だったのかナと思ってしまう。考えてみると、今まで追求していた音は、バイオリンの演奏のPAの音だったのかもしれないなぁ。ヘタなPAの音を聴いて、我が家のオーディオをヘタなPA並みのシステムにしてしまっていたのかもしれない。うーむ、どーなんだぁー。いずれにしてもこのElgarの弦の音は素晴らしい。
No390SLがまったく劣っているわけではないだろう。ジャズをメインで聴く人や管楽器が好きな人には、No390SLはElgarにはない十分な魅力を持っていると思われる。音の張り、力強さ、元気のよさ、押し出し、鳴りっぷりは、No390SLの方が上だ。私は弦が好きなので、Elgarの音の方がタイプのようなんだけどね。
我が家のラックにしっかりと収まってしまったdCS Elgar plus。まるでElgarのために空けておいたスペースのようにシックリとくる。気がする。"気がする"ことが大事なのだ。
私がElgarを求めた理由は、まだ他にもある。それはまた後日。
えーっと、金策は、っと。
届いたのはPAなどの運搬に使用するような無骨なトランク。そーかー、Elgarも業務用だったのかぁ。早速音を聴いてみたい気持ちをグッと堪えて、通電して夜まで待った。天板触ったら冷え冷えとしてたからねー。暖めないと。
夜、さて聴いてみよう。比較するのは、Mark Levinson No390SLのDAC部である。トランスポート部は、DELL ノートPC + RME Fireface 400、再生ソフトはFrieve Audioを使用する。チェック曲は、いつもの「綾戸智絵 / LIVE!」と「LaShell Griffin / Free」。
「綾戸/LIVE!」冒頭の客席の喧騒は、音が細かくなり、奥行きがよりはっきり分かるようになったか。ピアノの音が柔らかい。おーっ!dCSの音がする。繊細で柔らかく、その場に音をそっと置くようなやさしい鳴り方である。思わずニヤッとしてしまった。これぞ芸術品だ。我が家でdCSの音が鳴っているのだ。
が、しかし、である。諸手を挙げてバンザイかというと、そうでもないだろう。綾戸の引くピアノの力強さが薄れてしまっている。パワフルな綾戸の声もなんだか優しくなって、2〜3歩ほど奥に引っ込んでしまった。
LaShellはどうだろう、と次のチェック曲を聴き始めてすぐだ。バイオリンの弦の響きがなんとも美しいではないか。これが本当のバイオリンなのかー、と思ってしまった。今までリアルなバイオリンの音と思ってシステムをチューニングしてきた音は、実は偽物だったのかナと思ってしまう。考えてみると、今まで追求していた音は、バイオリンの演奏のPAの音だったのかもしれないなぁ。ヘタなPAの音を聴いて、我が家のオーディオをヘタなPA並みのシステムにしてしまっていたのかもしれない。うーむ、どーなんだぁー。いずれにしてもこのElgarの弦の音は素晴らしい。
No390SLがまったく劣っているわけではないだろう。ジャズをメインで聴く人や管楽器が好きな人には、No390SLはElgarにはない十分な魅力を持っていると思われる。音の張り、力強さ、元気のよさ、押し出し、鳴りっぷりは、No390SLの方が上だ。私は弦が好きなので、Elgarの音の方がタイプのようなんだけどね。
我が家のラックにしっかりと収まってしまったdCS Elgar plus。まるでElgarのために空けておいたスペースのようにシックリとくる。気がする。"気がする"ことが大事なのだ。私がElgarを求めた理由は、まだ他にもある。それはまた後日。
えーっと、金策は、っと。
ハイエンドショウ トウキョウ 2008
毎度々々ショウのたびに仕事を早めに切り上げられるほど、世の中甘くはない。10/10の金曜日は、夕方から打合せを入れられて、あげくの果てに終了時間をズルズルと延ばされてしまった。「コイツに金曜の夜の予定などあるワケない」とか思われたんだろうか。いいさいいさ、こんなこともあるさ。
土曜は予定があったので、本日日曜日、毎週のノルマであるチャリ100kmをこなした後に行ってきた。おーっ!我ながら何てパワフルなんだ。でも、地下鉄の階段が辛すぎて、泣きそうになったヨ。"○寄りの○○水"だったかも。
速報性さえも失った私のショウの感想は、ますます価値が感じられないものになるだろう。なんてことを考えてたら、記事を書くモチベーションが沸いてこない。まぁ己のための記録と思って書くことにしよう。
いくつかの出展では小型スピーカーのデモが行なわれていた。共通しているのは、低音が強調された曲をかけて、小径ウーファーが想像を超える豊かな低域を表現する様を聴かせようとすること。2〜3年前は驚いてたけど、何度も何社も聴いていると、その低域の質に関心が向いてくる。豊かな表現力はやはり大口径のウーファーには敵わないし、なんだか大味な低域を大音量でごまかしているだけな気がして、いただけないなぁ。なんて思ってしまった。
そんな中、「このスピーカーは弦の音にその真価を発揮する」と明確に言い切り、アコギの曲をかけていたパシフィックオーディオのデモに足が止まった。ASW GENIUS 100である。ついつい切れの良いリアルな弦の調べに聴き惚れてしまった。続いての曲はウッドベースが入った女性ボーカルもの。ウッドベースの音はちょっとダンゴな気がしたが、女性ボーカルに含まれる豊かな低域の成分は、そのド迫力に驚いた。こりゃいいかも。3曲目のジャズのハイハットの音で、高域の力強さも確認。ふと気が付くと前の席には、何人かの若いおにーちゃん達が食い入るようにデモを聴いている。これは珍しい光景なんじゃないだろーか。ガンバレー、若人!オーディオの未来を頼んだゾーっ!!って、私もまだまだ引退する気はないけど。
パシフィックオーディオは、デモンストレーターの選曲のよさが、このGENIUS 100の素性のよさを引き立たせたと言えるだろう。少なくとも私の心には、かなーり刺さったのだ。
春のハイエンドショウでは、やたらと大音量で鳴らしていた逸品館。今回は、一部屋を占有し、高級な機器を大量に並べてデモを行っていた。春とは比べ物にならないくらいにハイエンドな音をさせていた。やればできるじゃん。スピーカーは私の苦手なSonus faberのCremona elipsaかな。うんうん、悪くない音だ。続いてかけた曲は、ソナスが不得手とされるビックバンドジャズ。う〜ん・・・オモチャノラッパカトオモタヨ。
しかし、逸品館のこの力の入れようは何だろう。東京進出でも狙っているのかな。
隣の部屋では、デジタルドメインがCabasseの展示。巨大な黒い目玉親父のようなLa Sphereのデモを聴いた。クラシックである。スケールの大きな音である。以前の私は、クラシックのデモをまじめに聴くことは少なかった。聴き所が分からないのである。少しはクラシックを聴くようになった最近の私は、ジャズとクラシックの聴き所が違うことは分かってきた。でもやっぱり、クラシックはどこをどう判断すればいいのかよく分からないのであった。オソマツ。
オンキョーでは、フロア型の大きなスピーカーを参考出品していた。音を聴いた。豊かでふくよかな鳴り方である。美しい音である。可能性を感じた。
一部屋占有の音元出版は、TAD Reference Oneが鳴っていた。以前、どこかで聴いたTADは十分にドライブされていない印象だったが、ここでは余裕のある鳴り方である。アンプを見ると金色だ。どうやらアキュフェーズのようだ。音は、豊かで深みがあり、大変美しい。悪く言うと、キレがなく、音像に締りがない。あ、やっぱりドライブされていないのかな?
ネットワークジャパンでは、今年もquadral TITANである。前述の2つの日本製の大型スピーカーは、どうも豊かな鳴り方が得意なようなのだが、締まりは苦手なようである。打って変わってこのTITANは、非常にハイスピードで締りがある。しかし、金属コーンはどうしても硬質な金属的な音になってしまう。楽器の木の響きとはちと違う。日本製のスピーカーとは対照的なのだなぁ、と感じた次第である。
アース ヴィヴェンディで、木目のエンクロージャーが大変美しいスピーカーを見つけてしまった。Consequence AudioのThe Corelliというらしい。インテリアとして、我が家に置いてみたいと思った。音を聴くことができた。ピアノの響きが甘く美しい。美音系のスピーカーのようだ。
最後に微かな期待を抱いてロッキー インターナショナルの部屋に。JM Labの新Utopiaは置いてなかった。残念。
他にもいくつものデモを聴いた。なんとか印象を残そうと頑張った。よい音で鳴っていたことは確かである。でも、記録に残すほどの印象は得られなかったようだ。
残念なのは、今回もLansche Audioのコロナプラズマ・イオン・トゥイータの音を聴けなかったこと。縁がないんだね。
土曜は予定があったので、本日日曜日、毎週のノルマであるチャリ100kmをこなした後に行ってきた。おーっ!我ながら何てパワフルなんだ。でも、地下鉄の階段が辛すぎて、泣きそうになったヨ。"○寄りの○○水"だったかも。
速報性さえも失った私のショウの感想は、ますます価値が感じられないものになるだろう。なんてことを考えてたら、記事を書くモチベーションが沸いてこない。まぁ己のための記録と思って書くことにしよう。
いくつかの出展では小型スピーカーのデモが行なわれていた。共通しているのは、低音が強調された曲をかけて、小径ウーファーが想像を超える豊かな低域を表現する様を聴かせようとすること。2〜3年前は驚いてたけど、何度も何社も聴いていると、その低域の質に関心が向いてくる。豊かな表現力はやはり大口径のウーファーには敵わないし、なんだか大味な低域を大音量でごまかしているだけな気がして、いただけないなぁ。なんて思ってしまった。
そんな中、「このスピーカーは弦の音にその真価を発揮する」と明確に言い切り、アコギの曲をかけていたパシフィックオーディオのデモに足が止まった。ASW GENIUS 100である。ついつい切れの良いリアルな弦の調べに聴き惚れてしまった。続いての曲はウッドベースが入った女性ボーカルもの。ウッドベースの音はちょっとダンゴな気がしたが、女性ボーカルに含まれる豊かな低域の成分は、そのド迫力に驚いた。こりゃいいかも。3曲目のジャズのハイハットの音で、高域の力強さも確認。ふと気が付くと前の席には、何人かの若いおにーちゃん達が食い入るようにデモを聴いている。これは珍しい光景なんじゃないだろーか。ガンバレー、若人!オーディオの未来を頼んだゾーっ!!って、私もまだまだ引退する気はないけど。
パシフィックオーディオは、デモンストレーターの選曲のよさが、このGENIUS 100の素性のよさを引き立たせたと言えるだろう。少なくとも私の心には、かなーり刺さったのだ。
春のハイエンドショウでは、やたらと大音量で鳴らしていた逸品館。今回は、一部屋を占有し、高級な機器を大量に並べてデモを行っていた。春とは比べ物にならないくらいにハイエンドな音をさせていた。やればできるじゃん。スピーカーは私の苦手なSonus faberのCremona elipsaかな。うんうん、悪くない音だ。続いてかけた曲は、ソナスが不得手とされるビックバンドジャズ。う〜ん・・・オモチャノラッパカトオモタヨ。
しかし、逸品館のこの力の入れようは何だろう。東京進出でも狙っているのかな。
隣の部屋では、デジタルドメインがCabasseの展示。巨大な黒い目玉親父のようなLa Sphereのデモを聴いた。クラシックである。スケールの大きな音である。以前の私は、クラシックのデモをまじめに聴くことは少なかった。聴き所が分からないのである。少しはクラシックを聴くようになった最近の私は、ジャズとクラシックの聴き所が違うことは分かってきた。でもやっぱり、クラシックはどこをどう判断すればいいのかよく分からないのであった。オソマツ。
オンキョーでは、フロア型の大きなスピーカーを参考出品していた。音を聴いた。豊かでふくよかな鳴り方である。美しい音である。可能性を感じた。
一部屋占有の音元出版は、TAD Reference Oneが鳴っていた。以前、どこかで聴いたTADは十分にドライブされていない印象だったが、ここでは余裕のある鳴り方である。アンプを見ると金色だ。どうやらアキュフェーズのようだ。音は、豊かで深みがあり、大変美しい。悪く言うと、キレがなく、音像に締りがない。あ、やっぱりドライブされていないのかな?
ネットワークジャパンでは、今年もquadral TITANである。前述の2つの日本製の大型スピーカーは、どうも豊かな鳴り方が得意なようなのだが、締まりは苦手なようである。打って変わってこのTITANは、非常にハイスピードで締りがある。しかし、金属コーンはどうしても硬質な金属的な音になってしまう。楽器の木の響きとはちと違う。日本製のスピーカーとは対照的なのだなぁ、と感じた次第である。
アース ヴィヴェンディで、木目のエンクロージャーが大変美しいスピーカーを見つけてしまった。Consequence AudioのThe Corelliというらしい。インテリアとして、我が家に置いてみたいと思った。音を聴くことができた。ピアノの響きが甘く美しい。美音系のスピーカーのようだ。
最後に微かな期待を抱いてロッキー インターナショナルの部屋に。JM Labの新Utopiaは置いてなかった。残念。
他にもいくつものデモを聴いた。なんとか印象を残そうと頑張った。よい音で鳴っていたことは確かである。でも、記録に残すほどの印象は得られなかったようだ。
残念なのは、今回もLansche Audioのコロナプラズマ・イオン・トゥイータの音を聴けなかったこと。縁がないんだね。


